【2022年04月17日】
4月17日は私の推しキャラのひとりである、温泉むすめの鬼怒川日向の誕生日...ということで。
この日は夜勤明けではなく、家からの出発になるので出発地点は辻堂駅。
朝食はセブンイレブンで買った、味付きたまごのラーメンサラダとチャーシューチャーハンおにぎり。
大変な眠気に襲われながら(多分だいぶ寝てた)新宿駅に到着。ここで湘南新宿ラインを下車。
切符の発券やニューデイズでの買い物を済ませて再び新宿駅の改札内へ。といってもさっきは4番線でしたが、今度は6番線へ。
ここから乗るのが...
実はこの列車、4年前にも大学のサークルで1つ上の先輩の卒業旅行の時にも乗ったことがあり、その時は大宮駅からでしたが、今回は始発駅である新宿駅から乗車。
車両は東武鉄道の100系電車(106編成)です。2015年に行われた日光東照宮の四百年式年大祭を記念した"日光詣塗装"です。
快適な特急車内で過ごしたがために、途中から記憶が無くなり、目が覚めたら終点の鬼怒川温泉駅に到着。
始発はJR東日本の新宿駅、終点は東武の鬼怒川温泉駅と、それぞれ異なる会社ですが、これは栗橋駅でJR東日本(東北本線)→東武(日光線)と連絡線を介して直通運転しています。この連絡線は所謂"デッドセクション"と呼ばれる区間であり、一時的に照明と空調が止まります。爆睡部前の記憶は多分ここまで(東武に直通した後の記憶が無いです...)。
ということで、鬼怒川日向の誕生日なので鬼怒川温泉に来ました!
(知り合いのオタクからはもう他界したように思われてるけど、"アレ"が開催されるまでは他界しないし、推しキャラの誕生日は祝わないと...)
改札を抜けると、駅前広場で鬼怒川温泉のイメージキャラクター「鬼怒太」がお出迎え。
まずは、駅前広場から道路を挟んで向かい側にある「鬼怒川・川治温泉観光情報センター」へ。
ここで、この日の12時から販売を開始した鬼怒川日向のポストカードを購入。会計後に受付の方に「奥にパネル展示してるので良ければ見ていってください」と言われました。あ、そういうオタクだってバレてる...(そもそもこのポストカードを買ってる時点でそうだよなぁと)。
そのパネルを見に行ったら...ん?
塩原温泉郷の温泉むすめ・塩原八弥と東武鉄道の鉄道むすめ・鬼怒川みやびと大桑じゅりのパネルも並んでる????
鬼怒川みやび
鬼怒川日向
塩原八弥
大桑じゅり
日向のパネルが設置されてるのは分かるし、同じ温泉むすめである八弥のパネルも設置されてるのは分かる。でも、みやびとじゅりは聞いてないよ。鉄道むすめも好きなので全然良いんだけど。
ポストカードも手に入れ、思わぬパネルも撮影出来たので、丁度昼時だったので昼食をしばくことに。入ったのは「ラーメン八海山」(写真左側の入口に三角屋根がある方)。
注文したのは油そばと餃子。油そばは"鬼怒川温泉名物"とでかでかと書いてあったので頼んでみたけど、確かに温泉卵が乗ってる油そばは珍しいかも。
https://twitter.com/metro_hibiya07/status/966991128229826565?s=21&t=POpBhSOx_Yzx6sAQKQ_KgQ
実はここも4年前に行っていて、この時はとんこつラーメンをしばいたらしい。というのもあって、久しぶりに来たからなんか行ってみたいなぁってなって。
食後、ガチで何も行程を決めていなかったので何処に行こうかも分からず決められず。とりあえず適当にほっつき歩いて時間を潰してみることに。
ということでまず見えてきたのが「ふれあい橋」。鬼怒川に架かる歩行者専用の橋です。
そのふれあい橋から臨む鬼怒川温泉の温泉街。高度経済成長期からバブル期にかけて大型ホテルが続々と開業したことで、川沿いに聳え立つホテル群が形成された独特の景観。「東京の奥座敷」と呼ばれ、東京近郊の温泉地として首都圏から大量に来る旅行客を受け入れる体制が整えられているのかもしれない。
そんな温泉街を流れる鬼怒川。利根川水系の一級河川です。こんなに立派な河川ですが、"利根川水系"とあるように、利根川の支流です。
ふれあい橋を渡って鬼怒川の右岸側をしばらく歩き、辿り着いたのは鬼怒川温泉ロープウェイの温泉山麓駅。
ということで、鬼怒川温泉ロープウェイに乗車。鬼怒川温泉駅からはやや距離があるので、徒歩だとまあまあ大変なアクセスです。
乗車する搬器はこんな感じ。スイスに本社がある、CWAコンストラクション社製の搬器です。
ゴンドラ内で流れてた案内放送、声優さんなのかは分からないけど、いい声だったなぁ...という記憶。
全長621m、標高差300mを約3分半で登り、丸山山頂駅に到着。
目の前に展望台があったので階段を登って一番上へ。
景色が良い。
鬼怒川温泉の温泉街を一望できます。こうやって見るとやっぱりリゾートホテルの多さに改めて関心。しかも、鬼怒川沿いに立ち並んでいるので、鬼怒川が何処を流れているのかもわかってしまうという面白さ。
東京方面の天気が良くなかったので今回は見えませんでしたが、条件が良ければ東京スカイツリーも見えるそうです。
展望台とは別にまた階段があったので登ってみると、そこには鳥居の姿が。どうやらこの先に神社があるそうなので参拝していくことに。
参道を歩いていくと、2頭の龍が黄金の玉を抱えながらハートの形を描いた門が出現。これは、「双龍門」と呼ばれるもので、2年前に新設された観光スポットだそう。
この門をくぐって、先にある神社でひとつだけ祈願すると黄金の玉を抱えた双龍が願いを天に届けてくれるというので...
標高738m、丸山山頂にある温泉神社に参拝。写真は本来の姿ではなくもっと赤い神社ですが、何かしらの理由で木造の社に覆われていました。
何を祈願したかは...秘密。
参拝も完了したので、鬼怒川温泉ロープウェイに乗って麓へ。
その麓にも立派な鳥居が。行きは一旦通り過ぎてしまいましたが、時間は余っていたので参拝していくことに。
こちらは藤原町護国神社。当時の藤原町から戦争のために出征して亡くなった方々を祀っているそうです(護国神社ってそういう意味だったのか)。
その隣には鬼怒川温泉神社があります。こちらも"温泉神社"ではありますが、先程参拝した丸山山頂にあるものとは別です(祀られてる神様など、多少の関係性はあるそうですが...)。
階段の両脇には様々な宿泊施設の"奉納"の証であるのぼり旗が立てられていて、何かそういうご利益があるのかな?と。
結局3つも神社の参拝をしたわけですが、まだまだ時間はあるので温泉街に戻りつつ、来た道とは別の道を歩いてみようということで鬼怒川に架かるもうひとつの橋・くろがね橋へ。
すると、橋の向こう側に一軒の立派なホテル...ですが、窓が割れていたり外壁が剥がれていたりととても営業中のホテルには見えません...
しっかり確認するために正面玄関側へ行くと...やっぱり廃墟だった。
入口だった所に「鬼怒川観光ホテル東館」と書かれていました。
ちなみに本館はふれあい橋の右岸側の左手にある、写真の建物。4年前に大学のサークル旅行で来た時に泊まったホテルだったりもする。
当時は一大ホテルチェーンだった"岡部ホテルグループ"による運営でしたが、バブル崩壊後にメインバンクの足利銀行が経営破綻、経営の合理化の一環で2008年に閉館しました。現在も営業中の本館は大江戸温泉物語によって運営されています。
そしてもうひとつ、鬼怒川温泉の"負の遺産"の象徴ともいえる、鬼怒川第一ホテルの廃墟にも足を伸ばしてきました。
対岸にあるあさやホテルの支店として開業し、この後触れるきぬ川館本店と争いながらどんどん増築し、大きなホテルになりました。ところが、やはりバブル崩壊の波に飲まれて2008年11月30日に閉館。あさやホテルからこのホテルを引き継いだ運営会社も倒産してしまいました。
そしてこちらが鬼怒川第一ホテルの隣に建っていた、きぬ川館本店の廃墟。こちらは1999年に閉館しており、外観の荒廃ぶりが凄まじかったです。
鬼怒川第一ホテルには専用駐車場があり、ホテルから鬼怒川温泉駅方面に約800m南下したところにあります。看板も残されており、道路からははっきり確認できます。
よく見ると、入口の脇に「鬼怒川プラザホテル 第3駐車場」という表記が見えますが、停めてある車は見当たらず、現在の利用実績はよく分かりません...(ただ、鬼怒川プラザホテルは現在も営業中のホテルです)。
興味の範囲で見てみたかった廃墟を見れたので鬼怒川温泉駅に戻り、特にバスに乗る予定も無いのにバスの行き先案内をぼーっと眺めていたら、1人のおっちゃんが話しかけてきて「どこへ行こうとしてるんだい」と言うので、なんとなーく「東武ワールドスクウェア」と回答。
話しかけてきたおっちゃんは個人タクシーをやっていると言い、良ければ入口まで乗せていくよと言われたので、電車の本数が少ない事もあり、乗る事に。写真はその"おっちゃんの個人タクシー"なのですが、車体に表記も無く、車内にも料金メーターが無かったので若干胡散臭い感じはありましたが、500円で乗っけてくれたし、ちゃんとした地方のタクシーのワンメーターより安かったのでまあヨシ!
ということで...やってきました。
実は、ここにも4年前に来ていたりする。とはいえ、4年の間にいくつか新しい展示物が増えているので、見に行きたいなぁと思っていたのでタイミング良く行けたという感じ。
まず入って一発目の、東京スカイツリー。
自立式電波塔では世界一の高さを誇り、東京の新たなランドマークとして名を馳せているから初手に持ってきたのだろうと思っていたけど、よくよく考えたら東京スカイツリーは業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)の貨物駅跡地という、東武鉄道所有地に建設された東武グループのシンボル的な存在だった。
つまり、同じグループ内で運営されてるテーマパークに展示することで「東武グループの宣伝」として使われてると思うと涙が止まらない。
またこの東京スカイツリーの根元にある、東京ソラマチや東京スカイツリーイーストタワーもしっかりあるのが腹立つ(は?)。
なお、近くには"トーキョートッテモタカイタワー"こと東京タワーもあるので無問題(何が)。某歌劇アニメで「約束タワー」と呼んでおきながらバッキバキにへし折られたり地面に突き刺されたり舞台演出に乱用されたりと、何かと雑に扱われる可哀想な奴である。
これは皆さんご存知、日本の一大鉄道ターミナル駅の東京駅。
実はこの後ろ側には鉄道模型が走っていて、その車両が...
「スペーシア」の愛称でお馴染みの東武鉄道の特急用車両の100系電車。しかし...
お前、1/1スケールだと東京駅入らんやろかい。ダメか、ツッコんじゃ。
これは成田国際空港...らしい。何故"らしい"と書いてるのかというと、私自身が未だに成田国際空港に行ったことがなく「地図上で見た建築物」でしかないためである。
まあここにもツッコミたいポイントがあり...
新東京国際空港の文字。
これで呼んだら「千葉数少ない"脱東京"を果たした施設なんだから」って言われて千葉人に█されそう。
...というくらいには、多分この名称は死語のはず。開業当初のまま変えてないだろうというのが一番考えられるけど、東武ワールドスクウェアの開業は1993年4月24日なのに対して成田国際空港の開港は1978年5月20日と15年も前。流石にもう変わっていただろうと思ったら、正式名称が成田国際空港になったのは2004年4月1日という事実を知る。しかも、それまでは「新東京国際空港公団」が運営していたらしい。
お前も公団か。
"成田国際空港"時代の方がまだ短いらしくて涙が止まらん。いや、リニューアル...しなくていいか。これはこれでこのまま残して欲しい。
※お台場ではありません。
※代々木ではありません。
メリケンゾーン、省略しすぎた...
これはエジプトのギザにある三大ピラミッド。1番右にあるクフ王のピラミッドは日本の大仙陵古墳、中国の秦始皇帝陵と並んで世界三大墓地のひとつに数えられるとか。
これはスフィンクス。エジプト神話に登場する、ライオンの身体と人間の顔を持った生物だそう。
音楽ゲーム「beatmania」シリーズの楽曲のひとつであるKHAMEN BREAKの出オチ役に抜てきされるなど現代でも輝かしい功績を出しているが、あくまでも現地では神聖な生き物である。
これはエッフェル塔。パリのシンボル的存在ですが、この"エッフェル"とはなんぞやと。東京タワー的な理論でいけば名称は所在地から「パリタワー」となるけど、実際はそうじゃない。
どうやら建設したのがエッフェル社という会社だったからっぽい。
"西洋の横浜駅"ことサグラダ・ファミリア。
1882年3月19日に着工されてから未だに完成してない教会なのはあまりにも有名。2026年に完成の目処が立ったらしい...?まさか、工事期間で横浜駅に負けてしまうのか?
ロンドンのシンボル、ビッグ・ベンとウェストミンスター宮殿。"世界一有名な国会議事堂"とも言われているそう。いや、これが国会議事堂とかかっこよすぎだろ。
これはタイのクルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット(バンコク)にあるワット・アルン。
2019年7月20日に生えてきた展示物なので、4年前に行った時にはいなかったやつその①です。三島由紀夫の作品「暁の寺」の由来らしい。
これは台湾にある高雄龍虎塔。台湾の建築物、色使いとか建物の形が、同じ東アジアでありながら中国でも韓国でも日本でもない、独特の雰囲気を出しているなと。
同じく台湾は台北にある台北101。超高層ビルとしてはドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で2番目に高い509mの高さを誇る、台北のシンボルです。"竹の節"をイメージした輪郭は、8階分を"1節"として8つの節で出来ているという。この「8」という数字は台湾では縁起の良い数字とされているため、多用されているのだとか。
古のジャパニーズゾーンからは、まずは奈良の法隆寺。ギャグマンガ日和の"スーパー飛鳥文化アタック"でお馴染みのお寺は、現存する木造建築では世界最古とされています。
私が中学校の修学旅行で行った時に、人生で初めておみくじで大吉を引き当てた場所だったりする。
こちらは京都にある清水寺。"清水の舞台"が特徴的な、テレビで1度は目にしたことであろう京都を代表する寺院といっても過言ではないでしょう。
毎年発表される"今年の漢字"。その年ごとにちゃんと変わっており、2021年の「金」になっていました。金だろ金!
2021年4月24日より展示された沖縄の首里城。高校生の時に沖縄に修学旅行に行きましたが、ろくでもない班だったがために首里城に行かずに終わるという、いつかは行ってみたいと思ってる場所です。
最後に閉園時間ギリギリに土産屋に飛び込み、家へのお土産として「きぬの清流(とちおとめ飴)」を購入。
閉園時間を過ぎて閉め出されてしまったので、とりあえず東武ワールドスクウェア駅へ。帰りに乗車予定の特急の出発まではまだ時間がありましたが、特に行程は決まっておらず。
何をしようか考えていた時、あることを思い出しました。
温泉地に来たのに、まだ温泉入ってない。
はい、鬼怒川温泉駅に戻ってきました。ここから日帰り入浴出来る施設を探すことに。
その結果、駅からほど近い場所にある「きぬ川ホテル 三日月」にやってきました。
色々歩き回って疲れていたので、丁度いいタイミングのホカホカ入水になりました。
入浴後の湯上りミルクコーヒーもしっかりいただきました。
外に出ると、空が結構暗くなっていました。温泉につかることで、いい感じに時間が潰せたのかなと。
そんなわけで、そろそろ鬼怒川温泉を出る時間に。ホームに行った頃にはすっかり日が沈んで暗くなっていました。
鬼怒川温泉駅から乗車するのは特急「リバティ会津156号」浅草行き。車両は"リバティ"の愛称がある東武500系です。
晩御飯として、駅前にあった「Rマート 鬼怒川店」で買ったいっこく野州どり弁当をいただきました。
2時間ほどで終点の浅草駅に到着。多くが手前の北千住駅で乗り換えていったせいか、そこそこ乗っていた乗客が気がついたら全然いませんでした。
この後は東京メトロ銀座線に乗り、上野駅で上野東京ラインに乗り換えて帰路へ。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目