【2021年09月20日】
車中泊をして迎えた三連休の最終日───
静岡県田方郡函南町にある「道の駅伊豆ゲートウェイ函南」からスタートです。
この日は天気に恵まれ、雲がほぼない快晴でした。
早速、昨日出来なかった事をすべく沼津市内浦に向かうわけですが、途中カーナビで見つけた気になるものがあったので江間公園に立ち寄ることに。
それがこの、地震動の擦痕です。
天然記念物に指定されており、ユネスコ世界ジオパークである「伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク」のジオサイト(構成物)のひとつになっています。
これは、1930年11月26日に発生したマグニチュード7.3の北伊豆地震により、旧江間小学校の校庭に展示されていた魚雷が台座の石と擦れて傷が付き、これが天然の地震計となってその揺れの大きさを記録したものです。
魚雷のような人工物が天然記念物に指定されている例は極めて珍しく、神奈川県茅ヶ崎市にある旧相模川橋脚(2013年指定)とこの2つしかありません。
なお、地震動の擦痕は1934年に指定されているため、ここが日本初の人工物による天然記念物指定となっています。
再び内浦を目指して走行中、伊豆長岡温泉近くで伊豆箱根バスのラブライブ!サンシャイン!!のラッピング車両(4号車・未体験HORIZON)を見つけました。
しばらくついていくと、何やら少し大きなバスターミナルらしき場所を通っていきました。
長岡温泉駅というバス駅(バスターミナル)で、伊豆長岡駅とは別に、伊豆長岡温泉の"中心駅"のような役割を果たしています。
全国各地には〇〇駅と名の付くバス停がいくつかあり、鉄道線と連絡運輸をしているバス会社が乗車券を販売している窓口をバス停に設置して「駅」と称した名残りらしいです。
この長岡温泉駅にも窓口っぽいのがあったので、もしかするとバスターミナルに乗り入れている伊豆箱根バスと伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅との間で連絡運輸をしていたかもしれません。
いいものが収穫出来たところで、再び内浦を目指して山を越えます。とはいっても静岡県道130号伊豆長岡三津線をひたすら進むだけですが...
そして、内浦に到着。
まずはセブンイレブン伊豆三津シーパラダイス前店でいつものようにぬまっちゃを買いました。
まずはOH!MOS(オーモス)さんへ行きました。相変わらず千歌がいっぱいでした。幸せ。
家へのお土産として、沼津茶の茶葉とティーパックセット(ホット・水出し)を買いました。
ティーパックセットは、千歌の誕生日の翌日(8月2日)から販売開始だったので、今回が初顔合わせとなりました。
こちらも、最近発売したばかりのぬまっちゃのほうじ茶です。イラストも新しいもので、ほうじ茶を意識した缶の色になっています。
そして、この日は天気が良いために気温が結構高くて暑かったので、みかんアイスゼリーも買いました。
そしてここから、友達が「行きたい場所がある」と言い放ち、狭い山道に車を進め始めました。
で、辿り着いたのが...
戸田峠(へだとうげ)
静岡県道18号修善寺戸田線と西伊豆スカイラインが通っており、三連休ということもあってかツーリング客が結構多かったです。
雲ひとつ無い快晴でしたが、標高が高いせいか、風がかなり強かったです。
ガイドマップが置いてあるそうなので、記念に貰っていくことに。
いや石しか無ぇんだわw
おそらく、ガイドマップが吹き飛んでいかないように固定するための石なのでしょうけど、1枚も無い上に石だけあったら少しは突っ込みたくなりますよ...
場所を移し、だるま山高原展望台に来ました。
ここは内浦と沼津市街地を遠望できる絶景ポイントです。
そしてここもまた、伊豆半島ユネスコ世界ジオパークのジオサイトのひとつで、様々な地形の歴史を感じることが出来るそうです。
伊豆半島はもともと島であり、日本列島の南側にあったものがフィリピン海プレートの動きによって徐々に日本列島に接近(北上)し、やがて衝突して半島になりました。
富士山の手前になだらかに聳える山が、沼津茶が麓で栽培されている愛鷹山で、愛鷹山は衝突後に火山活動をして今のようになっています。
富士山の右隣(奥側)に見える台地のような場所は神奈川県にある丹沢山地で、伊豆半島の衝突によって隆起したものです。
沼津市街地の南端(右側)から香貫山を含む小さく連なる山々(静浦山地/沼津アルプス)は海底火山の名残りで、衝突によって隆起し地上に現れました。つまり、現在の沼津市の市街地は大昔は海の底だったというわけです。
もし、伊豆半島が日本列島の南の海で火山島のままだったら、沼津という街が出来ることも無ければ、そこに18万人も住むことは無かったんだろうなぁと考えると、こういう歴史もひとつの奇跡なんじゃないかと思えます。地球に感謝ですね。
Aqoursのメンバーが暮らしている内浦や淡島も実は伊豆半島ユネスコ世界ジオパークのジオサイトのひとつだったりします。
ぼちぼち内浦に戻るわけですが、来た道をそのまま戻ったのでどんな感じだったかをざっくり。
センターラインがある一般的な普通の道路のはずなのに、路側帯が枯葉や枝で埋まっていたり、線が消えかかっていたりと廃道っぽい雰囲気が出ている区間がありました。
青看板の案内もあるくらい道路としては整備されているはずなのですが...
この地点から戸田峠まで4.8kmあるというのもなかなかですね。
途中に林道瀬戸川線という総延長1.5km程の林道がありますが、1車線分の幅員しかなく途中にいくつも離合するための待避所があるような道路です。
しかもかなりの急坂な上に、視界の悪いカーブが多いので戸田峠へのアクセス道路としては一番向いていません。ですが、内浦方面から戸田峠への道はこれしかありません。
林道を抜けてだいぶ下ってきた途中には、二級河川「西浦河内川」の起点がありました。写真のやつは、恐らくそれの湧水か何かかなと。
その西浦河内川を渡る、バチクソ狭い橋梁がありましたが、中間地点からは良い構図の写真が撮れました。
無事に内浦まで戻ってこれたので、三の浦総合案内所に向かいました。
目的はそう、浦の星女学院キッチンカーです。
この日はセブンイレブン横の駐車場ではなく、三の浦総合案内所の駐車場で開設されていました。
翌日に誕生日を控えた黒澤ルビィのお祝いパネルが設置されていました。
バースデー記念ドリンクは、ルビィのは勿論、昨日買えなかった桜内梨子のドリンクも買いました。
友達が梨子推し、後輩ちゃんがルビィ推しなのでグッズには困らず、簡易祭壇の形成も容易に出来ました。
バースデー記念ドリンクを買うとコースターがランダムで貰えます。2杯買ったので2つ貰いました。
結果は、黒澤姉妹で揃うという奇跡。
ただ、後輩ちゃんが千歌を引いていたので即交換となり、最終的にはこうなりました。善子は中の人ということらしいです。まぁそうなんだけど...
三の浦総合案内所の入口の柱には、梨子とルビィのカードイラストが飾られていました。
いつもは1人分の祭壇が形成されているこの場所も、2人で仲良く半分ずつで形成されていました。
目の前の道路から見える景色も、空と海と山のコントラストがはっきりしていてとても綺麗でした。
内浦でのやることは一通り終わったので、これにて離脱です。
ありがとう、内浦!また来ます。
そして、この日も沼津駅へ。
時刻が昼を回っていたので、何処かで昼食を食べようと考えていたため、飲食店が多そうな中心街ならということで来ました。
バスターミナルには、見たことがない塗装のバスが止まっていました。
これは、伊豆箱根バスが開業80周年を迎えた2008年に、現行のライオンズカラーになる前の塗装(いわゆる旧塗装)に戻したバスを「レトロバス」として運行させているもので、全部で2台しかいません。
さらに、2020年3月18日より運行開始した、沼津駅南口と沼津港を結ぶ電気バス(EVバス)の「eCOM-10」がいました。
因みに、昼食を求めて市街地に来たと書きましたが、それはラブライブ!サンシャイン!!の渡辺曜の実家のモデルになっているお店に行くためだったのですが、この三連休の期間は休業日だったので行けませんでした。
友達がお台場に行かなくてはいけない用事もあったため、この辺りで沼津を離脱することに。
19時に東京都港区台場1-6-1到着を目標に、東へと戻ります。
箱根峠を越え、芦ノ湖を過ぎたあたりのところで大変な渋滞に巻き込まれました。
箱根湯本駅付近で解消され、快調に国道1号をゆくも、西湘バイパスの橘料金所でまたも渋滞。
三連休の最終日ということもあってか、西湘バイパスから先の国道1号は地図上でどす黒い赤色が表示されているほどひっどい渋滞だったので、迂回に迂回を重ねまくることに。
ここで活躍したのが私の記憶です。親が国道1号を迂回するためによく走る道があり、そのルートを友達に教えながら突き進みました。
そして、大渋滞区間を無事に抜け、横浜新道→(中略)→首都高湾岸線と走り、臨海副都心出入口から目的地へとアプローチする計画でした。
結果、大井ジャンクション(臨海副都心出入口手前2km地点)通過時刻、18時59分───
終戦。
敗因は言うまでもない、箱根温泉の大渋滞。
目的を言うと、浦の星女学院キッチンカーのようにお台場にもラブライブシリーズのキッチンカーが出店しており、そこでも梨子とルビィのバースデー記念ドリンクが販売していてオリジナルポストカード(浦の星女学院とは別デザイン)が貰えるので、それを入手するために向かっていました。
急遽予定を変え、とりあえずレインボーブリッジを渡りました。今回は上部の道路「首都高速11号台場線」でHey! Girls in the mirrorしました。
沼津市街地で昼食チャレンジに失敗し、そこからずっと東に走り続け、途中は三島のローソンと戸塚のセブンイレブンで小休止をしただけなので、大変空腹に襲われていました。
そこでコスパを求めて、亀戸にある「キッチンダイブ(KITCHEN DIVE)」さんにやってきました。
選ばれたのは焼きそばでした。相変わらずの分量なので、かなりの空腹のはずなのに食べ終わる頃にはかなり腹が膨れました。
そんな焼きそばは、豊洲ぐるり公園で食べました。ちょっとしたナイトピクニックのような感覚で、どこか久しぶりな感じがしました。
この後は新橋駅からJR東海道線に乗り、帰宅しました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目