【2021年09月23日】
ラブライブ!サンシャイン!!の舞台は静岡県沼津市だけではありません。もうひとつ重要な街があります。
いつか行ってみたいと思いつつも、なかなか行ける時間がありませんでした。
そんな時、日本航空(JAL)がコラボプランを販売している事を知ります。というより、オタクからのTwitterでの超唐突リプライによって知ることになりました。
そもそも、この旅行の計画が動き出したのは2ヶ月前の7月上旬でした。
9月23日が秋分の日で祝日のため、翌日の24日の平日を挟んで土日になるというカレンダーでした。なので、24日に休みを取れば1泊2日で行けるじゃんという前提で話が進みました。
そして「函館合宿(夏の部)」と名付けられた今回の旅行、一緒に行くメンバーがまさかのゴールデンウィークの伊豆半島旅行(2021年5月2日-3日)と全く同じ4人になったのです。
私自身の24日休暇チャレンジは割とギリギリまで続きましたが、無事に勝ち取る事が出来ました。
ということで早速、間違えました...
京急空港線の羽田空港第3ターミナル駅は国際線の最寄り駅です。
今回我々が乗るのは国内線なので、ここではありません。
鉄道によく乗る私がこんな初歩的なミスをしたのは、一緒に行くオタクからのLINEを解釈違いしてしまったこと。そして、BluetoothイヤホンでAqoursのFantastic Departure!を聴いて高まって案内放送をちゃんと聞いていなかったことです。
気を取り直して、隣の駅である羽田空港第1・第2ターミナル駅で降りました。京急空港線の終点駅です。
駅名標が、白地に紺色の文字とコーポレートカラーの線が入った古いタイプのやつでちょっと感動しました。
先述の第3ターミナル駅も、この第1・第2ターミナル駅(長いので略した)はどちらも長ったらしい駅名ですが、2021年3月12日までは前者は「羽田空港国際線ターミナル駅」、後者は「羽田空港国内線ターミナル駅」でした。私個人としては、改称前の方が分かりやすくて良かったと思うんですけどね...
改札を抜けると、羽田空港です!
正式名称は東京国際空港ですが、まあそれはさておき...
実は私、飛行機に乗るのは約8年ぶりなんです。
高校時代の修学旅行で沖縄に行った時(羽田空港⇔那覇空港)に乗って以来、2回目になります。
久しぶりすぎて以前の記憶が完全に飛んでしまっていたのか、初めて来るような感覚でした。こんなに綺麗になったんだという驚きも含めて。
日本航空の便は第1ターミナルから発着しているそうなので、今回はここから搭乗します。
(私が交通の中でも航空に関する知識が著しく乏しいだけなのかもしれませんが)航空会社によって乗るターミナルが違うということを初めて知りました。
なんか羽田空港第1ターミナルのフロアガイドがあったので回収していきました。
飛行機便の案内板がすごく新幹線の発車案内表に似ているなと感じました。
我々が乗るのは7時50分発の函館行きです。
保安検査場を通過し、いよいよ搭乗します。
機体はボーイング社製の767-300型機(機体番号JA610J)です。日本航空の主力機種で保有数は世界2位だそうです。
シートベルトや手荷物の置き場所など、鉄道以上に厳格な注意事項が多く、キャビンアテンダントさんにめちゃくちゃ指摘されてしまいました。
いざ離陸───
車輪が滑走路から完全に離れて上昇していくあの瞬間が、ジェットコースターの加速して登っていく時のような感覚で、心臓がふわっとするあの感じがしました。
あっという間に高度を上げていき、窓の外はもうGoogleマップの世界でした。
機内では飲み物が無料で1杯飲めるということだったので、アイスコーヒーを頂きました。
日本航空とコカ・コーラ社が東京五輪のパートナー企業だったためか、オリジナルデザインの紙コップでした。
水平飛行に入ってからずっと下層の雲量が多くてあまり地上の様子が見れませんでしたが、終盤の東北地方辺りで少し雲が開けました。
で、見えたのが、日本有数のカルデラ湖で青森県と秋田県の県境にある十和田湖です。
溶岩ドームの御倉山や旧・十和田湖町の市街地などが良く見えたのもそうですが、「やっぱでけぇなぁ」という印象も受けました。
飛行機はかなりの速度で飛んでいたので、青森市街地もほぼ一瞬しか見えませんでしたが、私は国鉄時代の東北本線の旧線跡が見えた事に感動しました。
程なくして、着陸体勢に入りますとのアナウンスが流れました。シートベルトをしっかりしめて備えます。
そして、飛行機は無事に着陸しました。ここまでのフライト時間は1時間ちょいで、あっという間でした。
ハコダテエアプ...
いや、現地に来てエアプってどういうこと...
改めて、函館の空の玄関口・函館空港に到着しました!
この瞬間、人生初の北海道上陸です。
行きたくてたまらなかった北海道に、遂に来ることが出来ました!
着いて早速、市街地方面へと向かいます。ここからは、函館バスに乗ります。
すれ違う車両を見て思ったのですが、函館バスの通常塗装がやけに東急バスに似ているなぁと思ったら、実は過去に東急グループに属していた時期がある事を知りました。
2003年4月1日に函館市営バスの事業が譲渡されてからは、函館市や地元企業の資本参加により東急グループを離脱しているそうです。
湯倉神社(ゆくらじんじゃ)前バス停で下車しました。
"湯"という名前があるように、ここは函館の温泉地「湯の川温泉」の入口です。
そのバス停から少し歩くと、"函館市電"こと函館市企業局交通部の湯の川停留場があります。
乗る車両はこちら、800形12編成(812号車)です。
この812号車は12両ある800形電車の一番最後に製造された車両で、いわば末っ子です。
ですが、800形は1990年から車体更新が実施され、801-811号車は8000形または8100形に順次更新されていきました。
つまり、この812号車は車体未更新のまま唯一の800形として残っているという事になります。
因みにこの塗装は「笹色ツートン」というそうです。
車内はこんな感じ。55年前に製造された当時の面影が残っています。木の床だったり薄暗い感じが、私の地元を走る江ノ電(江ノ島電鉄)のような雰囲気がありました。
実は、湯の川停留場に着いた時点で停留場に車両が停車していたのですが、「車両ガチャをしたい」という人が現れ、1本電車を見送りました。
そして次に来たのがこの812号車だったのです。ソシャゲで言えばURやSSRを引き当てたようなものです。幸先の良いスタートです。
一日乗車券を購入し、いよいよ函館観光へと繰り出します。
地方の中小私鉄にある、使用日の日付けを自分でスクラッチして、下車時に運転手に見せるタイプのものでした。
マックスバリューーーー!w
市役所前停留場で下車します。市役所前と名乗っていますが、函館市役所までは約300mくらい離れています。
ここが、今日宿泊するホテルの最寄り駅です。みんな大きな荷物を背負っていたので、ホテルにチェックインがてらでかい荷物を預けていくことに。
荷物を軽くしてホテルを一旦後にした直後、遠くに日本国有鉄道(国鉄)のロゴが見えました。
「令和の時代に国鉄ロゴが...?」と気になってしまったので、吸い寄せられるように向かっていきました。
その正体は、青函連絡船として活躍した摩周丸(ましゅうまる)でした。
今では世界で2番目に長い海底トンネルである青函トンネルを介して海峡線として鉄道が通っていますが、青函トンネルが開業する1988年以前は鉄道連絡船として青森駅と函館駅を結んでいました。
路線としての営業キロは113.0kmでした(東海道本線の東京駅から函南駅くらいとほぼ同じ)。
これが摩周丸のロゴマーク。イルカと船名の黄色い部分は青函連絡船共通のものでしたが、黄色い丸の中のイラストがそれぞれ違っており、摩周丸は名前の元になった摩周湖が描かれています。
民営化後しばらくも運用されていたことから、日本国有鉄道(国鉄)の「JNRマーク」と北海道旅客鉄道(JR北海道)の若草色の「JRマーク」が並べられていました。
その手前には、補助汽船(着岸時に船尾を押して時短するためのタグボート)で実際に使われていたという錨が置かれていました。重さは約230kgと十分重いですが、摩周丸で使用されていた錨はこれの約17倍の4,000kgらしいです。想像がつきません...
青函連絡船(青函航路)には、1908年の開業から80年間で55隻もの船が活躍していました。その中には、国鉄戦後五大事故のひとつに数えられる「洞爺丸事故」の当該となってしまった洞爺丸(とうやまる)もいます。
JR北海道が発足した直後の青函連絡船のポスターも展示されていました。
民営化してこれからスタートだというのに、もう「最後の思い出をつくる」というキーワードが出ている、少し寂しいような感じがしました。
JRといえど、まだ国鉄くささが残るポスターもなんかいいですね。
座席は在来線特急のような感じの形と配列です。
因みに、青函連絡船は線路ではなく航路で"船舶"として運行されていましたが、あくまでも鉄道連絡船として鉄道に近い扱いをされていたので、グリーン車ならぬグリーン席がありました。
自由席と座席指定席があり、運賃に加えて料金として両者で異なる値段が設定されていました。
同じく青函連絡船で活躍した十和田丸(とわだまる)の模型が展示されていました。これの実物は、摩周丸と同じように記念博物館として対岸の青森桟橋に係留されています。
甲板からは、上磯方面までよく見渡すことが出来ました。
実は、湯の川停留場辺りからやや強めの雨に襲われていましたが、この時は晴れ間が覗いていて景色も良くなっていました。
ここの甲板、「はこだてロマンティックビュー」という名前が付けられていました。ロマンティックかどうかはわかりませんが、眺望は良かったです。
船内(館内)を一通り見学し外に出て、再び市街地方面へ向かう途中に摩周丸の最後部を見れる場所がありました。
そしてこれが、摩周丸が鉄道連絡船として最後までその使命を全うした証拠でもあります。
少しでっぱった線が数本あるのが見えますが、これが線路です。現役だった頃、この函館桟橋まで函館駅から線路が伸びていて、接岸した後そのまま貨物列車を引っ張って走行していました。
ここから車が出てくるという光景は(他の各地で)今でも見ることができますが、ここから鉄道車両が、しかも線路が続いていたと想像すると、なんだか不思議な感じがしますし、実際に見てみたかったというのもあります。
23年間お疲れ様でした。
ですが、私はこれが函館駅だと気づいたのはJRのロゴマークと駅名を見てからでした。駅舎デザインが洗礼されすぎてただのビルか何かだと思っていたのでしょう。大変失礼しました。
4人中3人が鉄道オタクというのもあって、初っ端から鉄道要素の強い摩周丸に行ってますが、あくまでもこの旅行はラブライブ!サンシャイン!!をメインとした旅行なので、そろそろ本題に入りたいところです。
2期8話のオープニングカットと同じアングルで撮りました。多分撮れているはず...
アニメ作中は冬なので、またその時期になったら撮り直したいですね。
函館駅前停留場から市電に乗り、魚市場通停留場まで乗りました。
車両は最新車両の9600形2編成(9602号車)で、らっくる号という愛称がつけられている超低床電車です。
先程は最古の車両で今度は最新形という、すごい車両ガチャ結果となってます。
昼食に...とやってきたのは「函館まるかつ水産 本店」さんです。
函館の老舗鮮魚店である株式会社マルカツ魚長食品が運営する回転寿司店です。
朝起きてから今まで何も食べていなかったので、すごくお腹が空いていました。
そして私はここで、北海道の本気を見せつけられることになりました...
まずは鰻。
「いや、北海道に来て最初に食う寿司ネタそれじゃねーだろw」とか、「いやいや鰻がマジで美味しいのは浜名湖のほうだから」とかいうツッコミはやめてください...一緒にいたオタクに実際そうツッコまれたので。
うん、うめぇ。
スシ〇ーの薄っぺらカチカチ冷えっひえピンチケもんとは格が違いますわ。ネタが目の前に到着した時に来た匂いがもう違いました。
鰻は高級魚なので、一皿のお値段はお察しです。というか本来それくらいするもんでしょ?という感じではありますが...
そして蟹。
って、身がデカい。一口で食べようとするとギリギリでした。
こんなん美味しいに決まってるって。
私が寿司ネタでよく食べる甘エビ。これが本物の"甘エビ"か!というのを実感させられました。やっぱり身がデカいというのはそうなのですが、ぷりっぷりの食感が「あぁ、エビを食べているなぁ」という感覚にしっかりなれたので、食べながらニヤけが止まりませんでした。
そして私はこの日、新たな世界を知ることになります。人生初の雲丹です。
「食感が〜」とか「味が〜」とか色々言い訳して嫌いになっていました。ですがこれはただの食わず嫌いをしているだけだったので、折角北海道の(チート級の美味さの)海産物を食べているのだから、ここで食べてみようじゃないかという事でいただきました。
一言で言えば、「なんでこんなに美味しいものを今まで避けてたんだろう」でした。
北海道のものながら当然美味しいというのもありますが、"雲丹は美味しい"というのを知る事が出来たので大きな前進となりました。
本当にこれが回転寿司なのか?関東だったら回らない寿司だよというレベルの大変美味しいお寿司をありがとうございました。
次に訪れたのが、函館ベイエリアと呼ばれる地区で、函館湾に面したウォーターフロントです。
函館にも赤レンガ倉庫があり、金森赤レンガ倉庫と呼ばれています。ただ、ここはその数がとても多く、横浜のみなとみらいのものとは全然違う迫力を感じました。
さらに、金森赤レンガ倉庫のものは煉瓦が少し剥がれ落ちている箇所があり、あえてその状態で保存することで当時の様子を思い浮かべる事が出来るのかもしれません。
函館西波止場の前にあるこの場所、ラブライブ!サンシャイン!!の2期8話で黒澤姉妹が座っていたベンチがあったのですが、岸壁改良工事に伴って撤去されてしまいました...
さらに歩いていると、非常に賑やかな看板のお店を見つけました。
これは、函館市を含む道南地方で展開するハンバーガーショップチェーンである「ラッキーピエロ」です。道南地方では最大勢力を誇り、あのマクドナルドやモスバーガーなどの大手チェーンよりも店舗数が多いです。
ここからは、函館で最も有名なエリアである西部地区に向かいます。
金森赤レンガ倉庫から続くこの一帯は「函館西部地区の町並み」として国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)ならびに北海道遺産に指定されています。
市電を挟んで向こう側に伸びる坂があの「八幡坂(はちまんざか)」です。函館で最も有名な観光スポットといっても過言ではないでしょう。
坂の頂上から函館港方面を眺めるこの構図は、色々なメディアで登場しています。
並木が若干切られていたのと、天気が(回復傾向にあったものの)あまり良くなかったのでまだ本気を出していない感じです。
空気が澄んでる冬の方がかなり綺麗な眺めになるかもしれないので、またその時に来てみたいですね。
八幡坂の頂上の真正面には、AqoursのライバルユニットであるSaint Snowの2人、鹿角聖良と鹿角理亞が通う高校(函館聖泉女子高等学院)のモデルとなった北海道函館西高校があります。
こちら、函館ハリストス正教会です。
...といっても絶賛改修工事中だったので、近くまでいって写真撮影が出来ませんでした。
この聖堂の正式名称は「主の復活聖堂」というらしく、国の重要文化財に指定されています。
その隣にも教会がありました。
その名も函館聖ヨハネ教会です。
"ヨハネ"と聞くと津島善子を思い浮かべますが、4人とも当然ラブライバーなのでそこにはめちゃくちゃ反応してました。しかも、うち1人が善子推しだったのでなおさらです。
この建物は日本聖公会というキリスト教の教派のひとつである「聖公会」の構成団体の施設であり、現在でも礼拝や集会などが行われている現役バリバリの施設です。
次にやってきたのは旧函館区公会堂です。
函館が市制施行をして函館市になる前の函館区時代の1910年(明治43年)に建てられた公会堂です。1907年の大火で町の集会所が焼失し、新たな集会所を建設しようということで建てられたものです。
洋風建築で、アメリカの植民地様式(コロニアル)を模した外観で、国の重要文化財に指定されています。
館内はこんな感じ。細長い窓にカーテンがあったり、天井の真ん中にシャンデリアがぶら下がっていたりと、西洋の雰囲気が溢れるデザインです。
真っ直ぐで長い1本通路と木基調の廊下は、どこか学校っぽい感じがしました。
2階の大広間は、ラブライブ!サンシャイン!!の2期9話で審査会場として、ルビィと理亞が「函館クリスマスイルミネーション」の選考会に臨んだ場所です。
2階のベランダからは、函館湾や市街地を遠くに見渡すことができます。雲が無ければ、その奥にある横津岳等の山々も眺めることが出来ると思います。
旧函館区公会堂に隣接して元町公園があり、ここからは函館の中心市街地や隣街の北斗市上磯の市街地までよく見渡せます。
因みにこの「元町公園」ですが、同名の公園は他の都市にもあり、兵庫県出身の後輩ちゃんは神戸市の、神奈川県出身の私は横浜市の元町公園を思い浮かべるというくだりがありました。
函館、横浜、神戸の三都市に共通することは「港町であること」と「西洋文化が残る街」ということでしょうかね。
そんな元町の閑静な住宅街を歩いていき、着いたのがこの公園。船見児童公園です。
住宅街の中にある何の変哲もない小さな公園ですが、実はラブライブ!サンシャイン!!の作中に出てくる立派な聖地のひとつなんです。
ということで、そのカットを再現してもらいました。
アニメのカットでは善子、ルビィ、理亞の3人が出てくるので、それぞれの推しの方にそれぞれのキャラのポーズをしてもらいました。
完璧ですね。
余談ですが、写真で理亞の立ち位置にいるオタクがですね、船見児童公園のことをずっと「船見オートパーク」って言っていたんですよ。最初は「車とかバイクが展示されてるテーマパークか?」と思っていましたが、児童の読みが「じどう」なので、これを"自動"と置き換えて英訳しているという事に気が付きました。要するにFunami Auto Parkです。※2021/10/05、本人からの指摘で聖良→理亞に修正しました。
函館市水道局が管理するマンホールには、五稜郭の中に旧函館区公会堂が描かれたデザインのものがありました。
続いて訪れたのは、喫茶店「茶房 菊泉」さんです。今回の旅行では絶対に外せない場所です。
ここが、Saint Snowの2人の実家のモデルになったお店だからです。
お店の人にラブライバーである事を伝えると、店内の奥にある理亞の部屋のモデルになった部屋を見ることができます。
部屋には寝そべりぬいぐるみや1stシングル「Dazzling White Town」のポスターなどが飾られていました。
元々あった函館観光用ポスターにSaint Snowのタペストリーを重ねてみたら偶然良い感じになったというもの。
「はっと息をのむ瞬間まで、ふたりは同じ」というキャッチコピーが、Saint Snowの2人の姉妹という深い関係、そして圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了するという部分に上手く重なったのだと思っています。
Aqoursのみんなも食べた、とうふ白玉ぜんざいを頂きました。
白玉のもちっとした食感とあんこの甘さが、昼食後のベイエリアからずっと歩きっぱなしで疲れた身体によく染み渡りました。
いい休憩になりました。ご馳走様でした。
ここからは来た道を戻り、一旦チェックインするために宿泊するホテルを目指します(最初に来た時にチェックインしたというのは嘘で、あの時は荷物を預けただけでした。さーせん)。
途中、ベイエリアを通る時があったので、"ショッピングモール"の金森赤レンガ倉庫のフロアガイドを回収していきました。
そして、ここが今回の旅行の宿泊場所である...
函館国際ホテルです。
あの写真だと凄さがいまいち伝わらないので、午前中に撮った写真で伝えます。
こんな感じの外観です。2枚目は真ん中やや右寄りの10階建てくらいのでっけぇ建物がそれです。
入口のこの感じからして、お高い良いホテルという雰囲気を存分に感じます。
英語だとHAKODATE KOKUSAI HOTELらしいです。HAKODATE INTERNATIONAL HOTELじゃないらしいです。
部屋はこんn広っ!
2人部屋なので広いのはそうですが、ソファがあるということに驚きました。マジでくつろがせにいってますねこれは...
このホテル、コラボプランの中には事前に組み込まれているもので、ラブライブ!サンシャイン!!のアニメ作中でAqoursのみんなが宿泊したホテルのモデルになっています。
部屋のテレビにHTB(北海道テレビ)があることを確認して感動したところで、荷物を軽くしてホテルの目の前にある函館バスの函館国際ホテル停留所に行きました。
まだ行ってない場所で、函館観光で絶対に外せない場所があります。
そう、函館山です。
本来、山麓から山頂までは函館山ロープウェイが通っているのですが、オフシーズンの今は法定点検のために運休しており、向かう手段が代行バスを含めた路線バスしかありません。
終点の函館山停留所に到着です。
「函館山登山道」こと北海道道675号立待岬函館停車場線をずっと登っていったのですが、この区間はずっと車内の照明が消されていた事に驚きました。
カーブなどで景色が開ける部分があり、そこからちょいちょい夜景が見えていましたが、それを見やすくするために消灯しているのかなと思いました。
バス停から歩き、いよいよ函館山です。
もうその片鱗が見えていますが、ここは山頂である標識です。この先にある展望台から見たものがあの有名な夜景です。
函館の夜景!!!!
遂にこの夜景を自分の目で見ることができました。
さらには、香港のヴィクトリア・ピーク、ナポリのポジリポの丘と並んで世界三大夜景のひとつにも数えられています。
この函館市街地の地形、私個人的には結構親近感があります。というのも、いま登っている函館山が私の地元にある江の島と同じ陸繋島だからです。
函館山も昔は孤島でしたが、流出した土砂が堆積して砂州ができ、やがて渡島半島と繋がって陸続きの陸繋島になりました。現在の函館の中心市街地はその砂州の上に形成されています。
仮に函館山が大昔の海底火山の名残りとしての島のままだったら、函館市という都市ができることもなければこの夜景も誕生しなかったと思うと、やっぱり地球は奇跡の巡り合わせなんだなと感じます。
満月からは少し欠けていますが、最強の夜景とともに月が見えました。しかも、光量があったので暗い海に反射していてさらに綺麗でした。
加えて、遠くの方で雷が光っているのも見えました。夜景と月明かりと雷、暗闇に光る奇跡のスリーショットが撮れました。
おいこら、夜景で遊ぶな。
これはいきなりやった訳ではなく、一緒にいたオタクの1人が、手すりにスマホを乗せて上手く固定させて写真を撮っていたらしいのですが、シャッターを切る瞬間にスマホがずり落ちてしまったらしく、たまたま写真のような感じになってしまいました。
何故かこれを「函館市街地の前衛的芸術作品」と称してわざと作り出すということをし始めました。
私の傑作はこちらです。もはや原型が分からないくらいにブレさせすぎてめちゃくちゃに伸びています。
大変失礼いたしました。申し訳ございません。
※皆さんは夜景で遊ぶのはやめましょう
こんな事をしているうちに、なんだかんだ1時間近く滞在していました。それだけこの夜景が最強で魅力的だという証拠でもあります。
前衛的芸術のくだりよりも、後輩ちゃんが高性能一眼レフカメラで超望遠を利かせて函館駅を撮影して、ホームに入ってきた車両が写ってるのを見てキャッキャしてたのが要因でもありますが...
函館山展望台を後にし、麓まで下りて登山口停留所で下車しました。というのも、ホテルは朝食のみが付くプランだったため、この日の夕食は自分たちで調達しなければいけなかったからです。
折角なので、函館限定のものを食してやろうということでその店に向かうべく、このバス停で降りました。
途中、法定点検で運休している函館山ロープウェイのゴンドラを見つけました。
ロープにぶら下がるアームの部分が外せるんだということに驚いたのはそうですが、そのゴンドラ自体の大きさに驚きました。
駐車場に置かれていたので、白線の幅と比較しやすいと思うのですが、多分路線バスくらいはあるんじゃないかという大きさですよね。
最大乗車人数は125人だそうです。でけぇ...
行きのバスはかなり混雑していたのですが、この輸送力を路線バスで賄おうとすると、そりゃ混むよなぁと思いました。
函館聖ヨハネ教会の前をもう一度通ったのですが、教会の前に黒い羽が落ちていました。
「まさか...ヨハネの落し物か?」と大いに盛り上がりました。
夜の八幡坂。これでも十分綺麗ですが、やっぱり夜こそ雪が降っていた方がもっと綺麗なんじゃないか?と思いました。
ラブライブ!サンシャイン!!の2期9話では、この夜の八幡坂でSaint Aqours Snowとして11人で「Awaken the power」を披露しましたからね。
八幡坂から歩いてすぐ、函館のご当地コンビニエンスストア「ハセガワストア」のベイエリア店が見えてきました。昼間に見た「ラッキーピエロ ベイエリア本店」の隣にあります。
ハセガワストアの人気看板商品がこの「やきとり弁当」です。Aqoursのみんなも函館国際ホテルで食べてます。
ということで、我々もホテルでやきとり弁当を食べることに。これがこの日の夕食です。
出来たてで出してくれたので温かくて美味しいし、焼き鳥好きにはたまりませんでした。
さらに、「北海道に来たなら絶対飲まないと損だよ」と言われて渡されたのが、このサッポロクラシックです。
私自身、お酒はハイボールやサワーをよく飲むので、ビールはあまり飲みません。というのは、しゅわしゅわがキツめでぐいっと飲める感じではないからです。
ですが、このサッポロクラシックはしゅわしゅわがそんなにきつくなく、下手に苦すぎなくて口当たりが凄くよくて飲みやすかったです。ビールはしばらくこれしか飲めなさそうです、というくらいには。
そしてもうひとつ渡されたのが、北海道最大手コンビニであるセイコーマート限定の「ガラナサワー」です。
アルコール分も低く、あの"ほろよい"のような感覚で飲めますが、表現しにくい不思議な味でした。ただ、人工的な味では無かったです。
そして始まった、函館国際ホテルでの「ラブライブ!サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜」の鑑賞会。函館にいるんだからSaint Snowのライブ映像を観るんだよという感じで。
みんないい感じにキマっちゃっていたので、多動しまくってクソコールを打ちまくる地獄絵図でした。
高まりすぎてウルトラホワイト(UW)を折るオタクまで現れました。
まあでも楽しかったです。A-RISE(ラブライブ!のスクールアイドルグループ「μ's」のライバルユニット)とは違い、Saint Snowはライバルユニットとして大事にされているよなぁと、二の舞にならなくて良かったよなと思いました。
この後は、ホテルの最上階にある天然温泉に入りました。舐めるとしょっぱい「塩化物強塩温泉」でした。
露天風呂もあり、函館の夜景を先程よりも低い場所から眺めました。
天然温泉でさっぱりしたら、明日に備えてお布団ですやぴしました。
それでは、お疲れ様でした!
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