【2022年02月05日】
2月5日は知り合いのオタクの推しキャラである、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のエマ・ヴェルデの誕生日...ということで。
なんで千歳で朝を迎えたんだ...
それにしても、この奥行きのある景色、本当に北海道って感じするよなぁ。
今日も世界最悪ログボ、トップバリュベストプライスの泥水を片手に旅行開始。
ホテルからは、新千歳空港に行くバス(予約制で宿泊者限定)が出ています。ちょうど、今回の旅行の最後の同行オタクを迎撃するために新千歳空港に行きたかったのでこれは大変ありがたい。
ほとんどカーブの無い道を突き進み、新千歳空港に到着。
第一印象、でけぇ。
やっぱりでけぇので、国際線と国内線のターミナルごとに分けられたフロアガイドを回収。
こう見ると、商業施設みたいなでかさだと感じてしまう(実際に愛知県には空港の国際線ターミナルビルをそのまま再利用した商業施設がある)。
オタクの乗る便の着陸を待つ間、我々は優雅に朝ラーメンをキメるべく、北海道ラーメン道場へ。
選ばれたのは「札幌ラーメン雪あかり 新千歳空港店」でした。昨日は特急"おおぞら"に乗ったから、2日かけて大空あかりを完成させるんだって誰かが力強く言ってた。これもまた、アイカツだね。
人気のメニューであるピリ辛ほぐし味噌ラーメンをいただきました。チャーシューが細かくほぐしてあるというのと、辛いのが食べたい気分だったので。朝からこんな美味いラーメンをキメちゃって、罪な味ね...
罪な味を堪能したあと、オタク搭乗中の飛行機の着陸まで時間があったので一旦新千歳空港駅へ。この後迎撃するオタクの切符の発券も兼ねて、例のあいつを見に行きました。
「JR北海道より。北海道のデカさをなめるんじゃねぇ」というお達し。
昨日の特急おおぞら、釧路駅から札幌駅まで乗車しましたが、これをその地図で照らし合わせたら、東京駅から名古屋駅までの距離と同じだったことに一同衝撃。
他にも、札幌駅から千歳駅までと東京駅から藤沢駅の距離がほぼ同じだったり、函館駅へはお伊勢参りと変わらんとか、改めて北海道のデカさを教えられてしまい衝撃が隠せない。
そりゃ、本州で一番広い都道府県である岩手県の5倍以上も広いんだから、東北地方が束になってかかっても北海道に勝てないんだから、どんだけ広いんだよ!という話。
オタク搭乗中の便の着陸の瞬間を一目見てやろうと展望デッキに...出たかった...
終。
封鎖されていてはこれ以上どうにもできないので、こうなったら降りてきたところを直接勝負するしかないので、到着口へ。
隣にいたオタクが腕を組んで仁王立ちして迎撃するというので、私は津島善子のあのポーズ(ギランってやつ)をして迎撃しました。まあ、迎撃するオタクが善子推しだからあえてやったんだけどね...(私は私で中の人が推し)。
無事に最後の同行オタクを迎撃してフルメンバー揃ったところで、新千歳空港駅の改札内へ。
千歳線...の空港支線に乗り、快速「エアポート111号」小樽行きで新千歳空港を離脱。
まあまあの乗車率のなか、4人分(2席2列分)の空席を見つけて着席人権を確保し、真っ暗な車窓を見たら目の前に広告が。
昨日、特急おおぞらの車内から見かけた"新庄クソデカやきうパーク"の名称が「エスコンフィールド北海道」に決まっていたことを知ってしまいました。
"エスコン"と言われると、多くの人はゲーム「エースコンバット」シリーズの略称を思い浮かべるかもしれませんが、他称"商業施設のオタク"である私は不動産会社「株式会社日本エスコン」を思い浮かべました。この会社は商業施設の「トナリエ」シリーズを運営している会社です。
で、確認したら本当に「エスコンフィールド北海道」の"エスコン"は日本エスコンのことでした。建設に携わっている関係でそのままネーミングライツをひったくっていった感じなんですかね。
新千歳空港駅から1駅隣、千歳線本線との分岐駅でもある南千歳駅に到着しました。
その千歳線本線の苫小牧方面に乗り換えます。乗るのは、特急「北斗10号」函館行き、車両は先月もお世話なったキハ261系1000番台気動車でした。
鉄道で日本一長い直線区間に突入して気持ちよくなったところにイオンモール苫小牧の姿が車窓に。
日本一長い直線を走っていること以上に道内最南端のイオンモールに脳汁が吹き出てしまい、一緒にいたオタクが恐怖を覚えるくらい連写していたらしい。
冷静に考えて、北海道で圧倒的スケールのバカでかい自然の景色じゃなくて商業施設にカメラ向けて連写する奴いなくね?変態か?
大丈夫、圧倒的スケールのバカでかい自然の景色もちゃんと撮ってるのでヨシ!
この3枚、上からそれぞれ白老町、登別市、伊達市で撮影した(とアイヒョンくんが言ってた)ものですが、写ってるのぜーんぶ支笏洞爺国立公園だったらしい。だからデカすぎだろって...
伊達紋別駅だ!さゆりじゃん!おひょひょひょひょwwwwなんて1人で勝手に高まっていたら
洞爺駅に到着しました。ここで下車します。南千歳駅から約1時間半、一旦鉄路とはお別れです。
ここからは、JRの駅レンタカー(レール&レンタカーきっぷ)で確保したレンタカーで移動します。
目的地までの運転は私(雪道未経験、初心者マーク)になってしまいました。その理由は後ほどわかるかもしれません。
「急ブレーキとか急ハンドルとか、"急"がつく操作をしなければ大丈夫だよ〜」と雪道運転経験者&雪国出身者に激しい圧力をかけられながら、卍運転だけはしないように気をつけながら走行。
洞爺駅、駅弁も無ければ周辺に飯屋無し。昼もすぎているのに空腹に襲われている時こそ救ってくれるのはコンビニだ。ということで、今日もセイコーマートへ。
飯を手に入れて、再び車を洞爺湖方面へ。スリップしないように慎重に上り坂を登っていきました。
最後は真っ白な雪道を進んでいき、遂に...
昭和新山、到着───
今回の北海道旅行の最大の目的地であり、最もいらない旅程である。
羊蹄山でもなければ有珠山でもない?それはママンにも同じこと突っ込まれたわ。
この日は誰の誕生日か?
そう、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のエマ・ヴェルデの誕生日である。
大きくいえば、誕生日を祝いに来た、ということである。
「先生!エマはスイス出身なのにどうして北海道に行ったんですか?」
そこが最大の問題である。
事の発端は2021年3月20日にまで遡る。その日は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のライブがあったので、作品の舞台であるお台場に寄ってから行こうということで動いていた。その中で、商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」内のフードコートにある大スクリーンで、ゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(以下スクスタ)」の虹ヶ咲メンバーのソロ曲のMVが流れていた。
エマのソロ曲「Evergreen」のMVが流れていた時、その事件は発生する。
赤い丸で囲った部分を指さして「後ろの山ね、昭和新山だよ」と発言してしまったのである。
こうして、その場の思いつきで適当な発言をしたことで「昭和新山責任追及会」が発足してしまったのである。
まさか、この時はこんな事になるなんて思ってないじゃん?
こう書いているが、実はこの時に私はもうひとつ余計な事を発言していた。
「2月5日、土曜日じゃん」
エマの誕生日が休日であることを知ってしまったために組まれてしまった今回の旅行。
あの発言から322日、誕生日にきちんと責任を取って現地に来ました!
— 新宿三丁目🐰🎧🍊🙌 (@metro_Hibiya07) 2022年2月5日
誕生日おめでとう、エマ!#虹ヶ咲学園昭和新山登山同好会#昭和新山責任追及会#エマ・ヴェルデ誕生祭2022 https://t.co/FK5P07GniN pic.twitter.com/Qgmju2K7bx
こうしてきっちり責任を果たしたわけですが。
オタクに煽られて、頭のネジがいかれてた私は、真冬の北海道で半袖フルグラTシャツになったのです。...バカか?
写真で見ても分かるように手が真っ赤。いや、マジで寒かった。死ぬかと思った。
フルグラTシャツの下に着ていた長袖シャツを一旦オタクに預けて撮ったのですが、これが悪い判断となりました。オタクの悪ノリは恐ろしいもんで、撮影終了後に取りにいこうとしたら、長袖シャツを持っていたオタクが突如逃走。足元が最悪な中で思わず「██!██ーーーー!(オタクの本名)」と叫び散らしながら追いかけ回して取り返した。
洞爺駅で下車するとき、洞爺湖温泉に行く観光客の面して降りたので、あの時同じ車両に乗ってた人は、まさか昭和新山でこんな事するとは思って無かっただろうなぁw
行きの飛行機で声をかけてくれたCAのお姉さんも、洞爺駅でレンタカーの手続きしてくれた人も、こんなバカみたいなことをするために旅行してるとは思ってもなかっただろうなぁ。
最後に、Evergreenは昭和新山か?であるが...
結論:昭和新山はEvergreenではない。
あまりの寒さにアルマジロになりながら車内へ。帰りは別のオタクに運転を丸投げ。
洞爺駅に戻ろうとしていたところに、洞爺湖畔に「セイコーマート ふじさわ店」なるものが。
☆祝!セイコーマート神奈川県進出☆
まあこれはセイコーマートによくある「オーナーの名前が店名になっている」パターンでしょうね。
車から出た時に分かってしまったんだけど、人間、極寒の地で1度半袖になってしまうと、その後ある程度防寒すればマイナス気温でも暖かく感じてしまうということを。
体感温度がバカになったまま、再び洞爺駅へ戻ってきました。
レンタカーを返却し、昭和新山でふざけ倒した我々は暖かい駅舎で干されてる最中の渋柿みたいになっていました。
次に乗る列車まで1時間くらい空いてしまったので、ぬくぬくしながら待つことに。
満遍なくおっしゃ!ってなってる辺りで雪がどえらいことになってたらしく、札幌方面の列車が30分くらい遅延してました。
こんな脅しをかけられては、我々が乗る列車もこの先から到着チャレンジが始まってしまわないかヒヤヒヤしてました。
そんな事をよそに、ふら〜っと券売機にいったら「入場券」のボタンがあったので、春日未来のノリで押して購入。
そうしたらなんと、エド券?が出てきたらしい。この色はだいたい指定席券売機で買うと吐き出されるやつなので、このサイズで放出されるのは超めずらしい(私も今回初めて見た)。
4人中3人いる鉄道オタク、全員歓喜。
16時25分、発車時刻10分前になったので改札開始。ところが、一緒にいたオタク(雪国出身)が寒いと言い出してまだ改札内には入らず。分かる、その気持ち。寒さが痛いのでギリギリまで暖かくいたかった。
結局、改札内に入ったのは発車時刻3分前の16時32分でした。
「あー寒ぃ!はよ列車来い!」の大合唱と共にキハ281系気動車が到着。
特急「北斗16号」函館行きに乗車。どうやら洞爺駅から乗ったのは我々4人だけだったらしい。
これにて昭和新山責任追及会、完。
贅沢にも今回もグリーン車に乗車。
昭和新山で遊び倒して、靴の中に雪がぶち.comされてしまい凍りそうなくらいには満身創痍だったので、ゆっくりと体を休める空間があったのは非常にありがたい話。
体を張って責任をきちんと果たした自分ににご褒美、サッポロクラシック。
北海道に来たら絶対に外せない1本。ムギワタルシミ...やっぱりお前がナンバーワン!最近、ビールはこれしか飲んでない気がする。
長万部駅でラッセル車見たあとからグリーン車爆睡部してたので、次の記憶が新函館北斗駅だった。
「1か月前はここで北海道新幹線に乗り換えちゃったから、ここから先ははじめましてだ〜」みたいなこと言ってた気がする。
グリーン車爆睡部を強制退部させられてから程なくして、終点の函館駅に到着。
半年前は空路で函館に行ったので、今回初めて鉄路で来たということになります。
往年のターミナル駅を感じさせるこのカーブが、なんか好き。
青函連絡船がまだあった頃、この先(写真とは反対方向)の港に線路が繋がっていた...ということを考えると、やっぱり函館はホクレンの玄関口だったんだなと感じさせられました。
ようこそ函館へ。では、行ってきます。
半年ぶり、函館!帰ってきた。そして、この時をもって「函館合宿(冬の部)」開始です。
駅前の綺麗なイルミネーションをよそに、我々のRTA(リアルタイムアタック)が静かに開催されました。ということなので、函館到着早々タクシー芸へ。
今夜宿泊するホテルまで向かい、チェックインを済ませて荷物を放り、再びタクシー芸へ。
函館山展望台の営業時間は20時まで、我々がホテルを飛び出してタクシー芸を開始したのが19時過ぎ。もう既に閉館まで1時間を切っているにも関わらず、これから向かおうというのです。
こんな強行スケジュールにはタクシーの運転手も思わず苦笑い。
どうしてここまでして函館山に行きたかったか。それは...
函館山ロープウェイに乗るため。
半年前に函館に行った時は、定期点検のために運休しており、代行バスでのんびり登っていったので乗れませんでした。今は運行しているということだったので、折角函館に来たのだから乗らないとじゃん?ということで。
19時20分、山麓駅を出発。
やっぱりこの夜景なのよ。
日本三大夜景、いつ見ても綺麗。特に冬は空気が澄んでいるので、夏よりもくっきりと夜景が見えるので一層綺麗に見えるからやばい。
ですが物理的に寒すぎる上に風が吹いていて、雪も舞っていたくらいなので、秒で手が悴んで写真どころではなくなってしまう。でも目の前に綺麗な景色が広がってるからカメラを向けてしまう。寒さとの戦いはずっと続きました。
函館市街地の前衛的芸術作品、冬の陣。前回よりも少ない回数で制作することに成功(そうじゃない、夜景に対して失礼すぎる)。
雲が少し晴れて、より綺麗になったので写真を撮っていたら、近くに設置されていたスピーカーから爆音の蛍の光が流れてきてしまいました。気がつけば閉館まで10分。
もっと見ていたいというのはあったけど、帰れと言われたら仕方ないので下山しました。
ロープウェイの山麓駅から元町方面へ。雪を被った函館聖ヨハネ教会を通ります。半年前と面子は変わってないので当然ながら要素としては"津島善子"です(ヨハネは善子だけど教会は善子ではない)。
夜の八幡坂へ。夏とは違って両脇の木々が綺麗にライトアップされていて、それが海に向かって真っ直ぐ伸びているのがとても綺麗でした。
その八幡坂を下った途中の道路から見上げます。こう見ると結構勾配のある坂なんだなぁと改めて感じます。
函館市電が通る交差点(国道279号方面)から八幡坂を撮影。時期も相まってSaint Aqours Snowがライブをしている時のステージに近い感じになっていますね。
元町地区で夜景vs気温vs撮影の構図を続けたのち、今夜の飯を求めて「ハセガワストア ベイエリア店」へ。
しばらくずっとマイナス気温の場所を練り歩いていたので、店内の暖かさに「ここから出たくない」になりましたが、我々にはホテルがあるので買い物を終えて、再び極寒の中を行軍。
今夜のお宿は函館国際ホテル。
そうです、今回もラブライブ!サンシャイン!!とJALPAKのコラボ企画を利用した旅行だったのです。
ということで西館にある部屋、作中でAqoursが実際に泊まった部屋に泊まります。
晩飯はハセガワストアで買ったやきとり弁当とつくね、お供に大沼ビールとガラナサワーです。
因みに、やきとり弁当は中サイズで旨辛味にしました。
この後しばらくは、今日の振り返りをしたり、ラブライブシリーズ楽曲の謎コールを教えてもらったりしながらゆっくりしたのち、大浴場で疲れを癒しました。
大浴場には露天もあったのでみんなでそっちにも入りましたが、真夜中の函館は−10℃くらいにはなっていたので、暫く入っていたら髪の毛の一部が凍りました。
風呂上がりに無料で食べられるアイス(通称・無限アイス)をしばいたのち、明日に備えて就寝。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目