【2022年02月04日】
北海道といえば、1ヶ月前に初詣と称してクソムーブをしました。
「北海道なんて1年に1回行ければいいよねぇ」なんてヘラヘラしてたら、なんかまた行くことになっちゃった。
というわけで、今回はお空を飛んでサクッと行くので、京浜急行電鉄(数字を使わずに正式表記した)に乗って羽田空港第1・第2ターミナル駅に来ました。
前回はクソ久しぶりすぎて、国際線ターミナルに近い、隣の羽田空港第3ターミナル駅で降りるとかいうボケをしましたが、今回はAqoursのFantastic Departure!を聴かなかったのでちゃんと下車出来ました(曲のせいにするな)。
とまあ、先行で到着してた後輩ちゃんとホームで合流。もう1人のオタクを待ちました。
待っている間、ホームの壁に近畿日本鉄道の広告を見つけて勝手に高まったりしてました。
そんな時、ホームに京急の2100系が入線してきました。こいつは大変座席が"上質"なので、課金しないと乗れないウィング号とか、京急の最上位種別である快特として走っていることがほとんどですが...
こいつの場合は全然違う。
普通 京急蒲田行きとかいう運用になっていたので、思わず「きっしょw」と声が出ちゃった。あまりにも贅沢しすぎじゃない?
その2100系から降りてきたのが、さっきからずっと待っていたオタクだったのですが...
合流するなりまずは、いつものように"泥水"ことトップバリュベストプライスのコーヒーを渡されました。
で、羽田空港の第1ターミナルへ。
まさかね、「8年ぶりの飛行機だわw」なんて言ってた2021年9月23日から半年後にまた来ることになるなんて思ってもなかった。
保安検査場へ通じるクソ長いエスカレーターを登ってる最中、伊丹空港のフロアガイドを貰いました。空港コードが「ITM」なので伊丹空港です。大阪国際空港って言ったら刺します。
保安検査場に到着しました。航空券は事前にiPhoneくんのWallet選手に溶かしこんであるので、あとはTouch & Goで検問突破するだけです。
フード付きの上着は脱いでX線検査に通すことを失念したため、フルグラTシャツで金属探知機をくぐることになっちゃいましたが、無事に検問突破しました。
今回乗る機体がこちら。ボーイング737-800です。
で、機体番号をよーく見ると...
JA334J
なんでや!阪神関係無いやろ!
阪神タイガースはキャンプインしたばかりです。そっとしておいてあげましょう。
日本航空541便 8時10分発 羽田(HND)→釧路(KUH)に乗ります。
土曜日ならぬ金曜日のフライト、行ってきます。
じゃあな、関東。
空から地上を見てみよう!雲しか見えない!こんなのGoogleマップじゃない!
仕方がないので、機内の無料で飲めるりんごジュースを片手に、一生繋がらないWi-Fiに果敢に接続を試みるiPhoneくんを片手にはんなりしてました。
そんなことをしていたら、窓からGoogleマップが顔を出してきたので激しく覗き込んでみたら、はっきりしない凸凹が無限に続いていたので、たぶん北上高地が見えてました。
地上が見えて折角よっしゃ!ってなったのに、本州上陸はもうヤダ!と言い始めてリアス式海岸の三陸海岸を置き去りにして太平洋に脱走してしまいました。
「もう太平洋しか見えない」と窓の景色に愛想を尽かしてしまったので、無銭飲料の2杯目になる、ももとぶどうのJALオリジナルジュースを飲んでまたはんなりしていました。
青い海まみれだったところに、突如生えてきた陸地。我々が今回上陸する「北の大地」こと北海道社会主義共和国連邦、略して"ホクレン"である。
写真に映るのは「北海道の背骨」こと日高山脈です。つまり、ここをバッキバキに折れば北海道は沈むということです。んなわけねぇだろ。
相変わらずバカでかいエンジン音をぶちまけながら、北の大地に着弾しました。
釧路空港、到着───
来ちゃったよ、北海道。
私は関東に住んでる人間なので、当然ながら一般観光客っぽい面をして写真を撮ります。
そもそも澁谷かのんのフルグラTシャツを着ている時点で一般観光客ではない。
因みに羽田空港ではこの格好で検問突破しました。
うん、寒い。着よう。
釧路空港は釧路市の西の果てに追いやられてるのでとりあえず移動しましょうよ、ということでタクシー芸。
スケールのでかい車窓に感動しながら、釧路に着いてからまず行くところといえば...そう!
イオンモール釧路昭和
なんてったって、ここは日本最東端のイオンモールですからね!
動物園でも湿原でもなく、イオンモールを選ぶあたり、やっぱりオタクだなぁと。
フロアガイドを回収...無い。
でもねこれ、一番下をよーく見てください。イオン釧路昭和SCって書いてあるんですよ!
2011年に「イオンモール」にブランド名が統一されて消えたはずの名称が、まだここに残っていたんです!これでもかなり感動したけど、加えて...
ジャスコ!!!!????
令和の時代にジャスコのロゴを見るとは????
やばいよこれ、マジで。この旅行、幸先が良すぎる。もう死んでも悔いないわ。
いつまでも入り浸っていたい気分でしたが、後ろの時間が決まっていたので泣く泣く離脱...
クソデカ系統表示を前面に掲げる阿寒バスに乗って釧路駅を目指します。
釧路駅までの間、鳥取→新橋→大曲と通っていったらしいので、路線バスだけで日本周遊していました。
釧路駅...ではなく、手前の駅北口バス停で下車しました。
終点まで乗ると、北から走ってきたバスは駅の周りをぐるっと走って南口のロータリーに突っ込むので、時間がかかってしまうためです。
そう、この地下道があるおかげで北口からでも駅舎のある南口へショートカットできるのです。
なんか釧路駅に止まってるー!と思ったら、これは釧網本線の臨時列車「SL冬の湿原号」です。本来は蒸気機関車のC11が牽引していますが、故障してしまっているのでディーゼル機関車のDE10が代走していました。
まだ停車していそうだったので、地下道を通って近づいて撮っていたら
ちょうど出ていった...
気を取り直して、釧路駅に着きました。なんだかフレッシュラグーンのBANDAI Gateみたいな見た目だなおい。
このね、地方の主要駅特有の「改札口から直接ホームに入れる」やつ。この写真みたいに、改札外から直に見渡せるホームに特急列車が止まっていると尚更良い雰囲気。
ここから乗るのが、その目の前に止まっている特急「おおぞら6号」札幌行きです。
乗る車両こそがこの日の最大の目的...そう!キハ283系気動車です!
じつはこの列車、2022年3月12日のダイヤ改正で「特急おおぞら」としての運用が終了してしまうんです。
いわば葬式をしに来たってやつですね。
折角乗るなら、ということで。キメちゃいます、グリーン車。
この座席、やべぇ。
何がやばいって、座席が3列シートなんですよ。車体幅が同じ日本の他の特急車両が4列なので、1席あたりの横幅が広いってことなんですよ。
あとは、コンセントが付いてる。神。
11時24分、札幌へ向けて発車───
釧路駅にあった「北海道四季彩館 釧路店」で買った駅弁「花咲かにめし」を昼食にいただきました。
北海道の海産物は基本的に美味さがチートだと半年前に函館で教えられたばかりだったのですが、駅弁になっても美味さがチートなのは変わっていませんでした。
あと、なんだか日本酒が飲みたい気分になっていたので、駅弁と同じ場所で「北の勝」を買いました。
特急のグリーン車で駅弁と日本酒、史上最高の座り心地はまさにキング・オブ・贅沢。絶対的マイナス気温の外に比べて、ぬくぬくの車内でのひとときは至極の時間です。
空からは見るのをあれほど拒んで(は)い(なかっ)た太平洋も、車窓からは大変よく綺麗に見えていました。
2桁勝利をあげた平野をひたすら走り(この間は座席の心地良さに敗北して1回目の爆睡をキメた)、町の総面積に対する市街化区域の狭さでウルトラスーパーコンパクトシティを自動達成した数千人から2万人規模の町しかいなかったところに急遽現れた帯広市。その都市景観の差に、17万人程が住む街なのに大都会に感じました。
写真は、頑張って撮ろうと試みて、無事に失敗した「イオン 帯広店」です。
大都会帯広を抜けたあとも、車窓には"北海道"を大量に摂取できる景色が続き...
十勝平野の端っこにある新得駅に到着しました。この先に控える、一生折れそうにない"北海道の背骨"を越えるための要衝となる駅です。
根室本線はここまでで、ここからは背骨をバキバキぶち抜いていく石勝線に入っていきます。と言いつつも、本当に線路が分かれるのは新得駅から約24km先の上落合信号場です。
ここまで順調に来ているような書き方をしていますが、冬のJR北海道の特性なのか、新得駅発車時点で9分ほど遅延していました。それは帯広・釧路方面も同じで、西帯広駅で行き違うはずだった下り特急列車とは約56km滝川寄りの新狩勝信号場ですれ違いました。
石勝線に入って最初の駅、トマム駅です。先程通ってきた新得駅の隣駅になるのですが、この一帯は沿線人口(集落)が極端に少なく、また日高山脈をぶち抜いてるために新得駅とは33.8kmも離れています。また、この先の隣駅である占冠駅とも21.3kmも離れています。こんな感じで新幹線ばりの駅間なので、石勝線は駅よりも信号場の方が多いという特殊な路線です。
まあ、確かにこの先の南千歳駅で乗り換えれば新千歳空港には行けるけど...こんな山奥でその表記があるのがなんか不思議な距離感覚になります。
石勝線での記憶はここまでで、座席の心地良さにまた敗北して2回目の爆睡をキメてしまい、目が覚めた時にはもう南千歳駅まで来ていました。この区間、約1時間。
そのまま南千歳駅から千歳線に突入し、この贅沢な移動旅もラストスパート。建設中の北海道日本ハムファイターズの新本拠地である新庄クソデカやきうパーク(仮)が見えました。
釧路駅から4時間20分(遅延分含む)、終点の札幌駅に到着しました。在来線特急としては最長の乗車時間でした。
1ヶ月ぶり、札幌!w
本当はこの日が初めて札幌駅に降り立つはずだったのに、Twitterのフォロワーのせいで1ヶ月前にもう初めてを達成してしまったので...
と、札幌に着いたはいいものの、この先、ノープラン。
幸い(?)なことに、3人とも鉄道オタク(でんぐるま・ひろし)だったので、しばらく駅構内で多動することに。
キハ283系気動車(特急「おおぞら」)、733系電車(快速「エアポート」)、789系1000番台電車(特急「すずらん」)、789系0番台電車(特急「ライラック」)、733系電車(札沼線普通列車)が並ぶ豪華な5ショットが撮れました。
ホームに沢山ぶら下がる、特急・快速の乗車位置札が、札幌駅が北海道における鉄道網の中心として各方面に数多くの列車が発着している証拠です。昔ながらの雰囲気というか、長距離移動の主体が在来線特急だった頃はこんな雰囲気だったのでしょうかね。
キハ283系を見送ったあと、改札を出るのにコンコースに降りたわけですが、やっぱりここも昔ながらの雰囲気というか、駅ビルとか建って近代的になっているはずなのに、ここだけは国鉄時代の雰囲気が残っているように感じました。
そんな札幌駅を出てから向かった場所は、そう。
東急百貨店さっぽろ店
先月、私が北海道クソムーブをしていた時の、2日目の札幌市街地の商業施設を攻めていた際に"何故か"東急百貨店さっぽろ店だけ行くのを忘れてしまい、その漏れを補填するためです。
札幌の滞在時間は1時間半ほどしか無かったにも関わらず、札幌駅のホームで30分も入り浸ってしまったせいで、1時間じゃどこも観光出来ないとなってしまい、旅程が空っぽになってしまいました(そもそもノープランだったけど)。
そこに偶然、東急百貨店なら駅前だからいいだろうと、私の趣味によーく理解のある2人だったので向かうことになりました。
えぇ、肝心のフロアガイドはきちんと回収出来ましたよ。
ラブライブ!サンシャイン!!のガチャポンを回しました。
千歌が出た、勝ち!
東急百貨店でのフロアガイド回収と、ビックカメラでガチャポンを回しただけで札幌を離脱し、札幌駅から千歳線の快速「エアポート172号」新千歳空港行きに乗ります。
JR北海道は今まで特急列車にしか乗ったことがなかった私にとって、これが初めての普通列車(運賃とは別に料金が発生しない種別の意味)乗車になりました。
終点...までは乗らず、千歳駅で下車しました。特急列車はほとんどが隣の南千歳駅に止まるので何かと干されがちですが、れっきとした千歳市の代表駅です。
そして、千歳に着いてからまず行くところといえば、そう!
イオン 千歳店
おいまたイオンじゃねぇかwwwwという反応はやめて。だって駅前に建ってるんだもん。そんなの行くに決まってんじゃん。
初っ端に行った釧路昭和店もここも、どっちも元ジャスコなんだもん。因みに帯広店は元サティね。
千歳ジャスコでウハウハしたあと、バス停まで歩いている途中で国道337号のおにぎり(看板)を発見。この看板から約1km先に国道337号の起点があります。
その、337歳以上指定作品の起点に向かっていくバスに乗るために千代田6丁目バス停から北海道中央バスに乗りました。
10分も乗らずに北栄小学校バス停で下車しました。
今回の旅行でおそらく最低気温である−13℃の中、積もる雪をしばらく歩いた先が今夜のお食事処。
太陽の恵みです。
北海道に来たらここには行きたいということで、札幌市の近郊である千歳市にあるので、特急おおぞらを札幌駅まで乗った後に千歳線に乗って移動すればちょうどいい感じに行けるとなったので、うまく旅程に組み込まれました。
ここに行きたかった理由は、声優の鈴木愛奈さんのご実家だからです。ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉役であるので、店内には鞠莉を初めとしたグッズがたくさん飾ってありました。
その勢いがすごく、沼津、函館、豊後森に続く第4の聖地かもしれません(4つの中で唯一作中には出てこないけど...)。
今回は初来店なので、一番人気のメニューであるオムライスをいただきました。
私の記憶では、最後にオムライスを食べたのが20年くらい前になるので久しぶりでした。なんかその時はあまり好きじゃないみたいな事を言ってたような気がしたのですが、そんなことはありませんでした。
1口目から衝撃が走りましたね。「これがオムライスか...!」と感動しっぱなしでしたね。美味いの連呼、めちゃくちゃ美味しかった。ごちそうさまでした。
食後は、太陽の恵みの近くにあった「セイコーマート 北斗店」で、今夜止まるホテルでまったりする用の諸々を買いました。
なんと、ここに鈴木愛奈さんのサイン色紙が飾ってありました。店員も認知していたそうで、気軽に写真撮影を許可してくれました。
買い物をして荷物が増え、ホテルまでは徒歩30分かかり、マイナス2桁気温の中を雪道を歩くのは死んでも嫌だということで3人の意見が一致したので、タクシー芸をしました。
こちらがこの日のお宿、ホテルグランテラス千歳です。一見高そうに見えますが、1泊2,500円だというのだから驚き。大浴場までついてました。
先程のセイコーマートで買ったものたち。
右側は大変"北海道"を感じられる並びですが、左側は...
治安が悪い。
私がこの日飲まされてる、飲まされるものです。
思わぬ形での「鬼ころし」デビュー。
不味い。病院の味がする。エタノールがぶ飲み状態。これをよく日本酒だと名乗れたもんだ。これを溺愛する世の中のおっちゃん達は強い。
気を取り直して、釧路昭和と千歳のジャスコで買った、ラブライブ!スーパースター!!のウェハース開封芸へ。酒をしばきながらウェハースを消費していきましょうよと。
いざ、開封。
ギャラクシーwwww
全部すみれ。いやwこんなことある?奇跡にもほどがあるって。
一緒にいたオタクにすみれ推しがいたから全部あげようとしたら、かのんは1枚しかないということで1枚だけ交換。
明日の旅程を少しだけ練って、就寝。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
北海道:1箇所
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