【2023年12月22日】
"北陸特急5種合同葬式"の2日目、昨日とはまた違う特急の葬式を実施。何回かに分けずに1回の旅行で全部乗ろうという...多少強行な気もするが、宿が確保出来た事と、使っているフリーきっぷの有効エリア内という事で上手く旅程を組めたので、引き続き乗り納めをしていく。
という事で、敦賀で迎えた朝。早朝なのでまだ真っ暗だが、天気が良いというのはひと目で分かった。
東横イン名物の無銭朝食...の時間よりも前に出発の準備をしてホテルをチェックアウト。歩いて敦賀駅へ向かった。
ここからは北陸本線の特急「おはようエクスプレス」金沢行きに乗車。
これが"合同葬式"の3種類目。昨日乗った特急おやすみエクスプレス号と同じく、通勤需要の為の特急なので平日にしか運行していない。なので、平日に敦賀宿泊で2日間旅程をぶつけて両取りした。
因みに、記録していた車両番号で判明したんだけど、おやすみエクスプレス号とおはようエクスプレス号は同じ編成(681系0番台)だった。敦賀駅に隣接して車両所があるので、そこで夜間停泊させて運用させているんだろう。
全車自由席なので、争奪戦を制して2号車7番を勝ち取った。この日も花宮初奈さんです(昨日のおやすみエクスプレス号に比べて乗客が多かったので、割と争奪戦開催になった)。
当然のようにクソ寒かったので、敦賀駅の自動販売機で温かいゆずはちみつを買って飲んだ。
昨日はおやすみエクスプレス号で"おやすみ"して計測をジャーしてしまったので、おはようエクスプレス号では"おはよう"して北陸トンネルの通過スコアを計測。記録は7分30秒85だった。
北陸トンネルを抜けたらあの晴れ間が嘘のように曇ってるし、やっぱり銀世界だった。
だんだん雪が強くなってきて、福井駅手前で抑止がかかってしまった。これはすぐに運転再開したからよかったけど。
1時間半ほど乗って終点の金沢駅に到着したので下車。雪の影響で7分遅れでの到着だった。
ホテルは恩恵を受ける前に出発してしまい、特急の車内でも何も持ち込んでいないので、ここまで朝飯を食っていない。そんな状態で8時台からやってる飲食店なんてあるのかと思ったら、金沢百番街"Rinto"にある「白山そば 金沢百番街店」が開いていたので入店。
選ばれたのはめかぶそば。わかめじゃなくてめかぶという所がポイントだと思うんだよね。そして爆速提供、やはり駅ビルという立地上、通勤時にさっと食べられるようにという事なんだろうね。
朝食の後は、金沢駅のセブンイレブンで加賀棒茶のペットボトルを購入。やはり金沢に来たらこれでしょ。
東口の鼓門で気分を上げていく。やっぱりこれを見ると、金沢に来たんだなぁという気持ちになれる。
金沢駅東口バスターミナルにある北陸鉄道サービスセンターでICa(アイカ)を購入。前日にゲーマーズで日野下花帆のパスケースを買ったのはこれを入れる為である。こいつは北陸鉄道グループのバス+αでのみ使える、所謂ご当地ICカードのひとつである。
早速そのICaを使って、北鉄金沢バス 90系統卯辰山線 卯辰山千寿閣行きに乗車。
銀世界となった金沢の街を通って、雪が積もる山道を登ったりしながら約30分揺られて卯辰山公園口バス停で下車。
1ヶ月前も歩いたこの道を再び歩き、卯辰山公園見晴らし台へ。
見てください、この...雪!
1ヶ月前と全っ然景色が違うじゃねぇか。訪れた人がほぼいないせいで、綺麗に積もってるのよ。
関東の中途半端なべっちゃべちゃの雪とは違って質の高いふわっふわの雪なので、しっかり上に積もるせいで踏むと思ったより深く入る。
勿論、目的はラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの聖地巡礼...だけど、これ完全に時期間違えたわ。
でもここから金沢市街地を見渡すのは結構好きで、天気が悪くても意外と見渡せるのが良い。
むしろ青空覗いてきたし、もしかして絶好の観光日和だったりする?
今回もバスで下山を目指すので、積もる雪を"ラッセル"しながら卯辰山公園バス停へ。
風がまあまあ吹いていたせいで、木々に積もった雪が振り落とされてぶつかってくるから「痛ぇよはははw」って待ってたら、ものの数分で空からガチの降雪始まって終わった。
傘を差しながら雪と闘っていたら、金沢駅行きのバスが来てくれたので急いで車内へ。
麓まで下って市街地まで戻ってきたところで兼六園下・金沢城バス停で下車。
どっちも行かずに、ここは北鉄バス 92系統 鈴見線 朝霧台行きに乗り換え。ここだけの話、実は待ってるバス停の場所を間違えて当初乗る予定だった系統をジャーした(これも行きたい場所を経由はするので無問題ラ)。
住宅街を10分ほど突き進んで、若松バス停で下車。こんな天気なので、ICaを買っておいて良かったなと思った。
ここで降りた目的はここ、イオン もりの里店(AEON Morinosato Store)に行くため。最寄りバス停は合ってたんだけど、あの系統は本当に一番近い位置にある乗降場じゃない道路を走りやがったので、移動にちょっと時間がかかった。
ちょうど百均に寄りたいと思っていたらキャン★ドゥがあったので、花帆のパスケースに付けるリール付きホルダーを購入。さらに、都合良くここのジャスコにICaのチャージ機があったので積み増ししてきた。
買い物が終わったら、さっき降りたバス停の方までまた歩いて北鉄バス 92系統 鈴見線 金沢駅行きに乗車。
中心街の方に戻りながら約20分乗って武蔵ヶ辻・近江町市場バス停で下車。
今度はちゃんと行きます、目的地は近江町市場。しっかりと雪が降ってるけど、実はこの時点で金沢に気象庁より"顕著な大雪情報"が出ていた。そんな事言われても...という感じではあるが。
ちょうど昼飯にする予定だったので、向かったのは「近江町海鮮 丼家ひら井 いちば館店」。ちょっと高そうな店だが、何故ここに来たかというと、せーので!はすのそら!でキャストが訪れた店だから。
入口すぐ横には、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのプロジェクト開始時のポスターが飾ってあった。
今回は海鮮丼を注文。メニューの中では比較的安価な方だが、それでも十分贅沢である。あとは金沢の𝐉𝐚𝐩𝐚𝐧𝐞𝐬𝐞 𝐒𝐀𝐊𝐄「初音」も注文して昼間から酒カスに。
食後は、武蔵ヶ辻・近江町市場バス停から偶然停車していた北鉄バス 92系統 鈴見線 金沢駅行きに乗車。
終点の金沢駅バスターミナルで下車。金沢観光は一旦ここまで。
ここからは、金沢駅から七尾線の特急「サンダーバード17号」和倉温泉行きに乗車。
これが"合同葬式"の4種類目。サンダーバード号自体は既に葬式済みだが、今回は1日1往復だけある和倉温泉駅発着の葬式である。
さっき日本酒を飲んだばかりなので、ここでは飲まずにもりの里ジャスコで買ったメロンパンと加賀棒茶でゆったり。
相変わらず車窓は一面の銀世界。見てる分には綺麗だけど、いざ歩くとなったらしんどい...というのを身を持って知った。
は?なんか車窓真っ白になったけど、能登半島の方が雪強くない?
1時間ほど乗って、終点の和倉温泉駅で下車。ここがJR西日本の北限の駅。
さて、ここでバスに乗り換えるのだが...いや、まず金沢の数倍降雪が強いんだが?ふわふわ舞い散るクソデカ雪。それにバス停が見つからず、ちょっと彷徨った。
傘で防げないほどの大雪を全身に浴びまくりながら和倉温泉駅前バス停で耐えていたら、遅れて到着した北鉄能登バス 和倉線 七尾駅前行きに乗車。ここでもICaの出番だ!と思ったら使えなくて泣きアニメ。
雪の処理で外の景色を見る余裕もなく10分ほど乗って和倉温泉バスターミナルで下車。
遂に七尾市にも顕著な大雪情報が出された中で頑張って和倉温泉まで来たのだから、やはりホカホカ入水していきたいよね。という事で今回は「和倉温泉 総湯」へ。
下駄箱は"偶然"にも217が空いていたので靴をぶち.com。初奈よりも...神奈川県民的には横須賀線?
ホカホカ入水を終えて、湯上りミルクコーヒーっつって爆飲しようと思ったら自動販売機に売ってなかったので、東海と北陸限定のボス デミタスの𝐇𝐎𝐓をしばいたらめっちゃ熱かった。
和倉温泉バスターミナルまで戻って、再び北鉄能登バス 和倉線 七尾駅前行きに乗車。
10分くらい乗って和倉温泉駅前バス停で下車。見てよこの雪。どこまで歩道なのか全然分からん。でもさっきよりは降雪は落ち着いてきた感じ。
和倉温泉駅の待合室で少しゆっくりしてから、ここからは七尾線の観光特急「花嫁のれん4号」金沢行きに乗車。ただ普通に金沢まで戻るのも勿体ないので、どんなものか気にはなっていたのでこの機会に履修。
"観光特急"というだけあって、座席はクロスシートかソロで窓側を向いている。
今回はぼっちなので、そんな窓側を向いたソロの座席を確保。雪景色の中、和倉温泉を離脱。
1号車のデッキ部分に車内販売している場所があったので、奥能登の𝐉𝐚𝐩𝐚𝐧𝐞𝐬𝐞 𝐒𝐀𝐊𝐄「宗玄」と能登牛ビーフジャーキーで酒カスタイム。
車内販売で買った飲食ものは、アテンダントさんが座席まで運んでくれるというサービスまである。
本来であれば、雪景色を車窓に迎えながら酒を飲むはずなのに、あまりにも白色が強すぎて何も見えない。
...何も見えないまま日没を迎えてしまった。時刻的には夕方だったので、車窓に映る夕日を見ながら「残陽...」って呟くはずだったのに。
17:25に車内販売が終了するというので、駆け込みで「金沢百万石ビール(コシヒカリエール)」を買って追い酒した。
さっきは日本酒を飲んでいたので、座席まで運んでくれたアテンダントさんに「色々なお酒を飲まれるんですね」と言われてしまった。
いや、色々飲める"ようになった"んだけどね...
観光特急らしく記念乗車証もあったので記念に1枚。だいたい印字されたのでまあヨシ!
サンダーバード号で1時間だった距離を1時間半かけて戻り、終点の金沢駅で下車。次は身内オタク達と一緒に乗りたいわね。
さて、金沢に戻ってきたはいいが...夜なので施設はほぼ営業終了してるだろうし、そもそも雪が降りまくって観光どころではないので、本当に"偶然"停車していたIRいしかわ鉄道の「あいの風ライナー3号」泊行きに乗車。
平日の下りなので、当然乗車率は高め...だったけど、これまた"偶然"にも2号車7番が空いていたので取った。
ここまでの疲れがどっと押し寄せて爆睡部しながら35分ほど揺られて、降りたのは小杉駅。ヒーハー!じゃない。
いや、おい。めっちゃ晴れてるじゃねぇか。
暇潰しにヒーハー!しに来たのには目的があって、それがこのアル・プラザ小杉(AL PLAZA Kosugi)。貴教、見てるか!滋賀が誇る世界の𝐇𝐄𝐈𝐖𝐀𝐃𝐎やぞ。
あ、でもね、フロアガイドは無かったんだ。
あんまし課金ばかりしててもフリーきっぷのアドバンテージがすり減るので、戻りはあいの風とやま鉄道の普通 金沢行きに乗車。
こっちが良いという決断になったのは、案の定雪で電車は遅れていて。遅延の幅によっては後続のあいの風ライナー号の方が先に終点まで行くんじゃねぇか...という判断を迫られたので、駅員に「どっちが先に金沢行きますかね」とド直球質問。
「普通列車の方が先に着きますね。あいの風ライナーも遅れているので」
という回答を得たので、この選択になった。
金沢から離れて隣の県にいるのに、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの楽曲をずっと聴いてた。
ロングシートでひたすら曲を聴きながら約45分、終点の金沢駅に到着したので下車。結局10分遅れで、後続のあいの風ライナー号の所定の到着時刻と同じだった。
次に乗る電車の時間までちょっと空くので、また金沢百番街で晩飯探しとなったが、昨日とは違うお店にしようと思い「ゴーゴーカレー 金沢駅総本山」へ。どうやらここが本店...ではないらしい。
昨日行った8番らーめんと通路を挟んで向かい合っているというね。
"金沢"で食べるのは初めてなので、やはりここはロースカツカレーを注文。ロースカツがめっちゃ細かく切ってあって食べやすかった。
晩飯の後はコインロッカーに預けてあった荷物を引きずり出して金沢駅の改札に...入る前に、記念に入場券を購入。
今度こそ改札内に入り、ここからは北陸本線の特急「ダイナスター2号」福井行きに乗車。
これが"合同葬式"の5種類目。福井駅まで運行されていた特急はくたか号が北陸新幹線の開業で廃止になるから生まれた特急なのに、その北陸新幹線の敦賀延伸によって廃止になるという、生涯新幹線に振り回された面白い特急である。
おやすみエクスプレス号とは違って指定席が設定されているが...私以外誰も乗っていない。一定数の乗客をホームで見た気がするのに、みんな自由席に乗ったらしいな。
今回は石川県産のお米"ひゃくまん穀"を使ったという「ひゃくまん穀ビール」を買って〆の酒とした。
夜になっても金沢の景色は真っ白だった...
いや...どう見てもさっきより車窓が白くなってるんですよね。夜で暗いはずなのに...おかしいだろ。
最初の停車駅である小松駅で、この先の加賀温泉駅で雪が原因による設備不良が発生したらしくて抑止を食らった。
割とすぐに運転再開はしてくれて、問題の加賀温泉駅も無事に発車出来た。けど、雪の影響なのか車内の屋根上か床下からド!ド!ド!みたいな情熱価格の音が一生聞こえてきて不安だった。
様々な不安を抱えながらも、暖かい車内で1時間ほどゆったりして終点の福井駅に到着。9分遅れだったのはまだ幸い?
改札を抜けて、本日のお宿である「東横イン 福井駅前」へ。2022年5月9日以来、約1年半ぶりの福井上陸は最悪天候に。昨日の敦賀のようにはいかなかった...
寒さと雪と闘い続けた一日。シャワーを浴びたら、随所で靴の中に被弾した雪のせいか皮膚が赤くなっていて、凍傷疑惑なのでは?と思ってしまった。
当然もうこれ以上外出する気は無かったので就寝。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目