【2023年12月23日】
大寒波が襲来する中で強行している北陸旅行。肝心の"北陸特急5種合同葬式"は昨日で一応終結したので、ぶっちゃけこの日はおまけである。折角なので観光でもしていこうと思うが、一昨日や昨日の状況を見ていると...そんな事は言ってられない気がする。
それはともかく、福井市内で迎えた朝。建物の隙間ビューとかいうクッソ微妙な景色だが、"天気が悪い"という事だけは分かった。
今回も東横イン名物の無銭朝食...の開始前にホテルをチェックアウト。福井駅の目の前という立地なので、出発の準備をしている最中に駅構内からと思わしき放送が聞こえてきていて、もう既に不安を抱えながら福井駅へ。
さて、私がこれから乗るのは06時50分発の特急ダイナスター1号。
さあ電光掲示板をk...06:50の表示が、無い。
するとそこへ、駅員の放送が。
「06時50分発の特急ダイナスター1号ですが、車両基地での雪害によって電車が車庫から出られません。その為、運転時期は未定となっております」
...あれ?もしかしていきなり詰んだ?
一旦落ち着く為に便所に駆け込んでから、もう一度改札前に戻ってきたら...06時53分発の普通 金沢行きの表示が消えてる。
あれ、これ普通に終わってね?とりあえず金沢に出よう...なんて呑気な事考えてたら、芦原温泉までしか行けないじゃん。あとさ、ダイナスター1号の運転が未定なのに3号の表示を出すんじゃないよ。
...と、詰みかけた所に救いの手が。電光掲示板から表示が消されていたけど、福井駅から一生動けいなかったらしい06時12分発の普通 金沢行きが動くというので、一向に走る気配の無い特急を諦めてゆっくりでもいいので確実に向かえる方を選んだ。
51分遅れで福井駅を出発。"降雪"は落ち着いているように見えたけど、やっぱり"積雪"がいけないのかね...?
スケールデカめの車窓、山の麓に雲海らしきものが広がっていて不思議な感じ。
本当は乗るはずだった特急券に、無情にも払い戻しの為に押してもらった"運行不能"の押印を眺めていたら...
「特急ダイナスター1号は運転を再開しております。この電車は小松まで先に参ります。金沢までお急ぎのお客様は次の芦原温泉でお乗り換えください」
意外と早く動いたなおい。もうちょっと踏ん張ってたら、乗れたじゃん...
そんな事を思いつつ、芦原温泉駅に到着したので一旦下車。
いつ来るんだろうか...と雪が舞う中を待っていたら5分ほどで到着してくれた。という事で、ここから特急「ダイナスター1号」金沢行きに乗車。
車内放送で"雪害"の原因が判明。どうやらパンタグラフに雪が積もっていたらしく、それを落とすのに時間がかかっていたらしい。集電装置は電車の"命"とも言える部分だからね...
25分遅れながら、とても順調に走行していたが粟津駅手前で停車。Don't stopで金沢...とはいかず。どうやら私が芦原温泉まで乗っていた普通列車に追いつきそうになったみたいで、間隔調整ってやつ。
みんな大好き[要出典]、デンカセメント 根上サービスステーション。
その後も何度か徐行運転をしつつも、1時間かけて終点の金沢駅に到着。最終的に遅れは46分まで膨れていた。
予定だと昨日より30分早く着くはずが、逆に昨日よりも遅い時間に到着となってしまった。けど、朝早い事に変わりはなく、飯屋も朝からやってる場所は無かったので結局「白山そば 金沢百番街店」で朝食を食べることに。
この日は月見そばを注文。何を勘違いしていたのか分からないが、そういえば生卵が入っているんだった。
食後は東口に移動して鼓門を見てから、金沢観光へ気持ちを高めて。
...といってもまだ開いてる施設は無いだろうから、とりあえずぶらりする為に金沢駅バスターミナルから城下まち金沢周遊バスに乗車。
15分ほど乗って広小路バス停(③寺町寺院群・にし茶屋街)で下車。
雪が積もって足元が悪い中を歩いて、御影大橋を渡ってから犀川の河畔沿いを慎重に進みながらやってきたのは犀川 犀星のみち。そう、施設が開いてなければ聖地巡礼をすればいいじゃないか!とラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの聖地巡礼をしている訳だが...
雪がしっかり積もっててそもそも川沿いに降りられない。
流石に強行して滑って大怪我でもしたらどうしようもないので、ここは大人しく空気だけを感じて泣く泣く撤収。
雪まみれの道を慎重に戻りながら片町バス停へ。Googleマップを見て気がついたんだけど、こっちの方が広小路バス停よりも近かったわ。
北鉄バス 30系統 光が丘住宅線 金沢駅行きに乗車。所謂この繁華街区間はラッシュ時の神奈中バスを凌ぐほどバスがやってくるのだが、なかなか金沢駅東口を経由するバスが来なくて、4,5本くらいジャーして10分近く待ってようやく乗れた。
15分くらいで終点の金沢駅バスターミナルに到着したので下車。
なんでこんな爆速で金沢駅に戻ってきたかというと、常滑で開催されるライブに参戦する身内オタクが何故か金沢を経由してから向かうらしく、一緒に飯はどうか?と誘われたので。
こんにちは、蓮ノ空のこと好き好きクラブの者です。
無事にエンカ出来たので、鼓門の前で1枚撮ってもらった。実はこの時、テレビのカメラマンが鼓門周辺を徘徊していて、この撮影をしている時にばっちりカメラを向けられていた。やばい、終わったかもしれん。
金沢駅の新幹線改札の電光掲示板に"福井・敦賀方面"がご用意されていて、いよいよ近づいてきたんだな...北陸新幹線の敦賀延伸。
金沢百番街のRintoに鎮座するひゃくまんさんにご挨拶。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブをどうぞよろしくお願いします。
再び東口に出てから向かったのは金沢フォーラス。
もちろん目的はラブライブ!蓮ノ空ゲーマーズ。この日行く予定ではあり、一通り観光が終わって最後に行こうと思っていたけど、一緒にいるオタクが「行きたい!」と言ったのでこのタイミングになった。
一昨日に来た時よりも人が多い!と思ったら土曜日だったわ。
日野下花帆
乙宗梢
村野さやか
夕霧綴理
大沢瑠璃乃
藤島慈
そういえば等身大パネルをソロで撮っていなかったな...と撮影。慈は3日前に誕生日を迎えたばかりなので誕生日席にいた。
元々予定にあったというように、目的がちゃんとあって。それが"再販"したという各メンバーのアイコンTシャツ。花帆のやつもあったので勿論確保したが、梢推しの身内オタクに代行を頼まれていたのでこちらも確保。
この日から始まったフェアで、12月28日に開催されるラブライブ!北陸地区予選に向けて応援をしよう!というもので、2,000円買う毎に1枚、各ユニットのチケット風ブロマイドがランダムで貰える。それで、Tシャツ2枚で7,000円を超えたのでいきなりコンプ出来た。
オタクグッズでWAON POINTを大量獲得した後は、そろそろ昼飯を食べようという事になった。なので、金沢百番街"あんと"にある「魚菜屋 あんと店」へ。せーはすとは関係無いが、海鮮料理が食べたいというオタクのリクエストで。
選ばれたのは金沢の海鮮丼に金沢の𝑱𝒂𝒑𝒂𝒏𝒆𝒔𝒆 𝑺𝑨𝑲𝑬「加賀鳶」。滅多に食えない蟹とかしばけたのですごい贅沢な気分になった。当たり前だけど美味しいんですよね。
ちょっと早い昼飯を終えて、しらさぎ号のグリーン車に乗るオタクをホームで見送って、私はまた東口のバスターミナルから城下まち金沢周遊バスに乗車。
25分ほど乗って兼六園下・金沢城バス停で下車。昨日は乗り換えの為に完全ジャーしたけど、今回はちゃんと下車。
坂道を登って、向かったのは金沢城公園。当たり前だけど、1年半前に初めて来た時とは全然違う景色になっていた。
ここが蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが11月のFes×LIVEを開催した特設会場ですか...ごっつ積もってるやんけ。
城自体が白塗りなので、冬の景色が良く似合う...と思っている。
金沢城公園に隣接する玉泉院丸庭園、こっちも1年半前に行ってるけど、その時に撮り忘れてしまった、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのディザーPVのカットを回収。多分ここら辺で合ってる...はず。
鼠多門をくぐって"お堀"だった道路を跨いで尾山神社へ。折角なので2023年最後の参拝をした。
そのまま突き抜けて大通りに出てしまったので、とりあえず南町・尾山神社バス停へ。
北鉄バス 10系統 錦町粟崎線 金沢学院大学行きに乗車。あれも違う、これも違う、全然来ない...って15分くらい待ち続けていたら来てくれた。
またあの坂を登って今度は兼六園へ。天候が安定してきていたので、冬の姿を見たいと思い行った。
JR北海道より絶望感は...ない。
うおおおおテレビとか雑誌で見たことある景色だ!!!!1年半前に初めて訪れた時も同じような事言っていたな?いや、今回はこの雪吊を見たかったのよ。冬の名物なので、この時期じゃないと見られないし...
霞ヶ池は一面がほぼ凍っていて、これが北陸の冬か...と。
兼六園から見た卯辰山。2023年は卯年で2024年は辰年、なんだか縁起の良い山になりそう?
雪吊が施されている唐崎松を近くで。こんな細い縄で本当に雪から木を守れるのか?と思っていたが、他の木々に比べると積もってる雪が少ないので確かに効果はあるんだなって。
昨日までの大雪のせいで、通路が雪で埋まってる箇所とかあった。
噴水。ただの噴水じゃねぇぞ...19世紀に造られた日本最古の噴水らしい。水源はさっき見た霞ヶ池で、高低差だけで水を噴き上げているというので、高さは霞ヶ池の水面とほぼ同じなんだって。
瓢池も全部じゃないけど水面が凍っていた。でも奥の滝は通常運転だった。
ここは梅林...らしいが、当然ながら時期ではないので梅のひとつも無い。あと2ヶ月ほど待ちなさい。
兼六園を巡り終わったら、兼六園下・金沢城バス停まで戻って城下まち金沢周遊バスに乗車。
20分ほど乗って武蔵ヶ辻・近江町市場バス停で下車。
向かったのは、昨日と同じく近江町市場。
ここでやりたかったのはこれ。Link!Like!ラブライブ!の活動記録の背景で出てくるカットの撮影、つまり聖地巡礼である。
本当に目的はこれだけなので、武蔵ヶ辻・近江町市場バス停に戻って城下まち金沢周遊バスに乗車。こいつを捕まえるためだけに30分待ったというのは内緒で。
10分くらい乗って金沢駅バスターミナル...で下車。本当はね、ここをブッチして東山とか橋場町の方まで乗る(というかその為にこいつが来るまで待った)はずだったのに...2,400円課金して金沢滞在を40分延長したのに...お土産とか晩飯の買い物には時間がかかっているので、これ以上観光したら新幹線ジャーしかねないと判断して切り上げた。
コインロッカーから荷物を引きずり出したら、お土産を探しに金沢百番街"あんと"へ。
母親にどういうのがいいかって聞いたら「羊羹とかそういう系で」と言われたので諸江屋さんの金の霊澤にした。徘徊していたら偶然"羊羹"というキーワードが飛び込んできたのでこれだ!って。
因みに包装紙はただの包装紙じゃなくて、人口が日本で5番目くらいに多かった頃の金沢の城下町の地図。こういうのいいよね。
お土産と(と晩飯)を買ったら、金沢駅の新幹線ホームから北陸新幹線の「かがやき512号」東京行きに乗車。いよいよ金沢とお別れの時。
ありがとう、金沢!また来ます。今度は天気が落ち着いてる時に...
20分弱で富山駅に到着したので下車。延長の代償として、ここでの乗り換え時間が割と短くなってしまったので急ぎ気味に乗り換え。
在来線ホームに乗り換えて、ここからは高山本線の特急「ひだ20号」名古屋行きに乗車。2023年のうちにもう1回乗る事になるとは思わなかったし、しかも今回の車両はJR東海のHC85系。意外なタイミングで新型車両の履修をする事になった。
なるべく金沢を噛み締めていたかったので、金沢駅のセブンイレブンで売っていた紅の蟹弁当を買って晩飯に。長時間の乗車なので酒は𝐉𝐚𝐩𝐚𝐧𝐞𝐬𝐞 𝐒𝐀𝐊𝐄「菊姫」と地ビールの「北陸ビール(アンバーエール)」の2本を購入。
座席にコンセントが付いており、神───
金沢観光中、モバイルバッテリーを出す余裕も無いまま電池がすり減っていたのでとても助かった。
日は沈んで車窓はすっかり真っ暗になってしまったが、楽しめる事はある。新型車両になって乗り心地の性能が上がるとより分かるのだが、猪谷駅を境にJR西日本とJR東海で分かれる管轄。罰ゲームのような前者区間に対して、快適な後者区間。差がはっきりと感じられて面白かった。
そんなJR東海区間に入ってから、この日公開されたLink!Like!ラブライブ!の活動記録14話後半を視聴。
うん、なんか...とんでもない事になっちゃったね...
GIF画像をひたすら南下してきて岐阜駅に到着。相変わらず大回転競技・ひだ座席の部の開催は無く東海道本線へ。
日本海側から太平洋側へ、約3時間50分かけて縦断して終点の名古屋駅に到着。
新幹線ホームに乗り換えて、東海道新幹線の「ひかり668号」東京行きに乗車。
乗り換えに余裕あるからとヘラヘラしながら駅前のコンビニで買い物をしていたら、実はエクスプレス予約でe特急券として予約していた事を失念していて、大慌てで乗車券を買ったというのは秘密で。
もう少しだけ...現実に戻りたくないという理由だけで追い酒の缶ビールを買い、微妙に腹が減っていたので半熟煮玉子おにぎりで小腹を満たした。
徐々に現実に引き戻される感覚と格闘しながら約1時間10分乗って小田原駅で下車。
在来線ホームに乗り換えて、東海道本線の普通 品川行きに乗車。そこそこ離れてるのに乗り換え時間が5分しか無いの、本当にどうにかしてほしい。
30分ほど乗って、家の最寄りである辻堂駅で下車。バスはもう無かったのでタクシーを捕まえて帰宅しました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目