【2023年06月15日】
冒頭で書けそうな単語をほとんど前日の記事に持っていかれてしまったので、どう切り出すか分からなくなってしまった。ただ、"列車の葬式"という部分では昨日よりもこの日の方がメインなので。

そんな訳で名古屋で迎えた朝。カーテンを開ければ目の前に名古屋駅...!そこにはのぞみ号の姿も。嗚呼、朝から推しを感じる。幸せ。

...なんてそんな浸ってる時間は無いので、出発の準備を済ませてホテルをチェックアウトして"目の前"にある名古屋駅へ。折角起床事故を免れたのに乗り遅れたら意味が無い。

この日の1本目、ここから乗るのが関西本線へ往く特急「南紀1号」紀伊勝浦行き。車両はキハ85系、これこそが一番の目的である。
特急ひだ号としてはひと足早く今年のダイヤ改正で引退したが、こっちの特急南紀号ではダイヤ改正後も延命していたが、ついに2023年6月30日で引退する。その前に乗り収めておこうと思って今回の旅行を計画。
「名古屋くらいなら早朝に家からでも行けるじゃ〜ん」と思ったが、順当に電車を乗り継いで一番早い新幹線で行っても接続が数分間に合わないクソ仕様だったので前泊という決断になった。

これは気のせいかもしれんが、特急ひだ号に乗った時よりも座席がふかふかだった。

朝から酒カスにはならないので、静岡茶のペットボトルを片手に名古屋を出発。

今まではずっと向こう側(近鉄)に乗っていたので、こっち側は初めてである。



最初の停車駅、桑名駅。所要時間的に近鉄特急と互角かと思いきや、向こうの方が早い。

専用線か?と思うくらいひっそりしている三岐鉄道北勢線の線路。

うおおおおイオンモール四日市北!!!!こう見ると意外と富田駅から近いんだな。

みんな大好き[要出典]、四日市の工場群。


やばい、一気すぎるほど市街地を抜けてクッソ景色が開けた。ここは東北か?

鉄建公団特有の高規格ぶち抜き線路の犠牲となった鈴鹿駅。市名を名乗る割にはあまりにもしょぼすぎる。

伊勢鉄道伊勢線の区間を終えて自称"発音が世界一短い駅"こと津駅に到着。何故かここまでの所要時間は近鉄特急(名阪甲特急)とほぼ変わらないという奇跡。ここからは紀勢本線を走行。

うおおおおイオンモール津南!!!!
特急の車内からイオンモールが複数見えるのは贅沢なものである。

ここら辺でぼちぼち朝食の時間に...という事で、名古屋駅のキオスクで買ったひつまぶし巻きを召喚。三重県内で名古屋名物と静岡茶をしばく。東海オールスターかな?GIFェ...

弁当とか買うとお手拭き付けてくれるじゃん?1個しか買ってないのに4つも大量配布されたんだが...

松阪駅付近で近鉄山田線と並走。こっちは単線非電化、向こうは複線電化...圧倒的格差を感じてしまい涙。

近鉄山田線とお別れして、列車は紀伊半島をもりもり南へ進んでいく。もうすっかり車窓は一面のクソミドリ。

紀勢自動車道の、芸術性のあるふつくしい高架橋。こんな山まみれの場所にも高速道路を造れるの、技術の進化を感じる。

うおおおおマックスバリュ 大台店!!!!
ってキャッキャしてたら...

この辺りから天気が悪くなって、しっかり雨が降ってきてしまった...

車窓バトルを挑んできたのは大内山川。一級河川・宮川の支流である。

こっちはキソリバー(木曽川)とは違って、ちゃんと対戦してくれるので高評価。

雰囲気に峠越えをしていそうだなと思ったら、ちょうど荷坂峠を越えていた。でも標高241mなのでそんな大規模な峠では無かった...

峠越えを果たしたら、ようやく海が見えてきた。太平洋である。旧・北牟婁郡紀伊長島町の市街地に入った、といった感じである。

その町の中心駅・紀伊長島駅で反対側の列車の行き違いでしばらく停車したので、ホーム上に降りてちょっと撮影。ただ、雨はしっかり降っていたので屋根付きの場所で退避。

𝑵𝒂𝒈𝒂𝒔𝒉𝒊𝒎𝒂 𝑺𝒉𝒊𝒑 𝒀𝒂𝒓𝒅。
漁業が盛んな町なので漁港があるのは分かるが、なんかすごいかぶれてない?

満を持して車窓に現れた熊野灘。いや、本当は綺麗なはずなんだが、天気が最悪すぎてただの海。

尾鷲駅。松阪駅以来約1時間半ぶりの"市の中心駅"である。ちゃんと撮れてないので本当の姿はまだ知らない。

これは本当に失礼な話だが、人口約1.5万人の規模という割には思ってた以上に市街地がしっかりあってびっくりした。本当に失礼な話だが。

車内と外気温の格差が拡大してしまったのか、窓が曇って車窓が見えづらくなってしまい涙。早急な温度是正を求めたいが...

この綺麗な弧を描く砂浜は新鹿海水浴場。ただ、この天気じゃ誰もいないし、そもそも海開きされてないか。

みんな大好き[要出典]、北越コーポレーション紀州工場。7年前までは鵜殿駅から専用線が生えていた。

熊野川を渡ればいよいよ和歌山県へ突入。紀伊半島の先端から関西へお邪魔します。

熊野川を渡ってすぐに新宮駅に到着。会社境界駅で、ここまではJR東海、この先はJR西日本となる。

さて、キハ85系葬式も残り1区間。今までよりも格段に海に近い場所を通っている。雨が降ってても綺麗だし、地元のドブ海とは大違いだ。

途中の宇久井駅で列車の行き違いで3分ほど停車。大阪からやってきた特急くろしお号とすれ違った。

名古屋駅から乗ること3時間54分、終点の紀伊勝浦駅に到着。無事に特急南紀号の全区間を乗車したと共に、キハ85系の葬式が完了。ありがとう、そしてお疲れ様。

紀勢本線をさらに和歌山方面へ進むべく、普通 紀伊田辺行きに乗り換え。車両はまさかの227系1000番台だった。トイレは付いてるけどさ、こいつオールロングシートだから全然景色楽しめないよ。

太地駅。流石は"鯨の町"を名乗るだけあって、壁には鯨のイラストがあった。

砂浜を介さずにほぼゼロ距離で海のそばを走る。晴れていたら絶対綺麗だろうなぁ。

途中の串本駅で18分の長時間停車が発生。ただぼーっと車内で待ってるのも勿体なかったのでちょっとだけ構内を徘徊。

途中下車が可能な切符だったので途中下車印を押してもらって、券売機で入場券を購入。

串本駅を出発してしばらく、ごっつ工事中の道路を発見。国道42号のバイパスなのか、紀勢自動車道なのか...

田子駅。たこ...いいえ、まんまるではないので嵐千砂都ではない。ごめんね、ちぃちゃん...

海岸線沿いを離れて線路は内陸部へ。悪天候によって山にいい感じに雲がかかってるので、何だか幻想的な景色になっていた。

南紀随一の大河川ことヒキリバー(日置川)を渡って徐々に紀伊半島を北上へ。

紀勢本線の運行上の拠点でもある白浜駅。大体の客はやはりここで降りる。私と同じような行動をしてたオタクくん達も、みんなここで降りていった。

へぇ...ふーん...◯◯◯...

のんびり紀伊半島を舐めまわすこと2時間12分、終点の紀伊田辺駅に到着。普通列車だと長く感じるかもしれないが、私は学生時代に同じような時間乗って通学していたので大して苦ではなかった。

ここからさらに和歌山方面へと進むので、5分接続の普通 御坊行きに乗り換え。車両はさっきと変わらず...

途中の南部駅で8分停車。特急列車の追い抜きか...と思ったらここも特急停車駅なので普通に緩急接続だった。

杏樹に捧げる印南駅!
いや...漢字は違うが、読み方は一緒なので。伊波杏樹さん...

𝑰𝒏𝒂𝒎𝒊 𝑻𝒐𝒘𝒏名物、電車から見えるかえる橋。いつかはちゃんと降りて散策したいものだ。

紀伊田辺駅から約50分で終点の御坊駅に到着。普通列車に合計3時間乗車、紀州路ぐるっと鈍行修行をしてきた。

ここで乗り換えたのは...紀州鉄道。折角紀伊半島を舐め回すんだから、やっぱり乗っておかないと。というかくろしお課金しなかったの、こいつに乗るという目的があったから。

のーんびり揺られて、終点の西御坊駅に到着。乗車距離2.7km、乗車時間8分という圧倒的短さ。

次の列車まで約40分。頑張ってもちょこっと散策くらいしか出来ない。が、紀州鉄道には廃線跡がある。という事で歩きましょうか。

車庫の脇にひっそりと。でも存在感はかなりある。

道路にかかる線路は撤去されていたが、踏切の警報機はほぼその姿を留めていた。

40年前までの終点、日高川駅の跡地。といってもホーム跡はしっかり残ってるし、2面2線の構造だったのがひと目でわかる。

40年も経って雑草やらが生え散らかしてしまい、住宅街にひっそりと佇んでいるように見えて、想像の5億倍は線路が残っていてびっくり。
駅とか踏切がほぼそのままなので、生え散らかしてる奴らをブッチブチに引っこ抜けば列車転がせるって。

儚くもロマンのあるものに見とれてると列車をジャーしてしまうので西御坊駅へ戻った。

急ぎ気味で歩いたらジャーするどころか逆に余裕を持って戻ってこれたので、駅に設置されていた交流ノートに"怪文要素ゼロ"で書き残してきた。

帰りも行きと同じ車両であるKR205に乗ってのんびり。

終点の御坊駅で下車。車両がレールバスの名の通り路線バスをそのまま線路に乗せたみたいな速度感で、短いながら時の流れがゆっくりに感じられた。

なお、JR西日本と紀州鉄道は同じ改札口だけど改札は別(後者は車内精算)なので、下車時にこの清算票をお渡しされる。これを改札の駅員に渡すことで下車完了である。

次の電車まで約50分、駅周辺をぶらぶらしていたら思いついた。
「そうだ、ここで土産を買っていこう」
ちょうどいい所に土産屋の「丸仁商店」があったので入店。

家の土産に選ばれたのは紀州ひとくち梅餅。前回(2022年3月16日)は和歌山駅でみかんのお菓子を買ったので、今回はもうひとつの和歌山の名産である梅にした。

乗車予定の電車の発車時刻が近づいてきたのでぼちぼち御坊駅のホームに入ったら、反対方向に283系"オーシャンアロー"が入線してきて涙が止まらなかった。

そんな私は紀勢本線の特急「くろしお28号」新大阪行きに乗車。こっちの車両は287系だった。至って普通すぎる。

5号車1番という某スクールアイドル(そこにちょっと写ってる)の誕生日を意識しつつ、御坊駅前のローソンで買ったココアビスケットでだいぶ遅めのおやつタイム。

尾根に沿って大量の風力発電機があるのは由良風力発電所。こんなに大量にあるのに実際に回っていたのは1台しか無かった...もっと風吹けよ。

すげぇ、あれもこれもそれも全部みかん畑や...!こんな幸せな車窓はそう無いよ。でもこれがみかん2強の一角"有田みかん"の本拠地...

みんな大好き[要出典]、ENEOS和歌山製油所。

四日市駅以来約9時間ぶりの30万人都市の中心駅。まーじでクソデカ立派大ターミナルじゃないですかぁ(錯覚)。ここから阪和線へ。

紀ノ川を渡って大後悔時代を迎える。紀勢本線内は海が見えるからといって進行方向左側の座席を取ったが、肝心の紀勢本線内は風力発電とみかん畑と製油所以外は爆睡部してたし、常に夕日が𝑫𝒊𝒓𝒆𝒄𝒕 𝑨𝒕𝒕𝒂𝒄𝒌してきて溶けた。

下車までに消費しきりたいココアビスケットをドカ食い部してたら車窓に泉佐野りんくうクソデカタワーが見えてきたので「出しゃばるな泉南郡」っつって中指立ててない(恨みは無い)。

目の付け所がsうわ!クソ眩しい。失明しました...

天王寺駅。らぶ、はーと、すき。守ってあげたい。ふふ、きっしょ...

天王寺駅出発すると、事前予告無しで大阪環状線に殴り込むのな。関東じゃ即貨物線に追いやられる。

これが噂の北梅d...うめきた新駅ですか!
はえぇ、反対側だからなんも分からん。

ヨドリバー(淀川)を越えて終点の新大阪駅に到着。

因みにここまで乗ってきた車両、"宇宙港"であるスペースポート紀伊が沿線の東牟婁郡串本町に開港されたのを記念したラッピングに。民間の力で紀伊半島に新たな産業が...?

そのまま乗り継ぎをするために新幹線ホームへ。元々の地名に"方角"やら"新旧"が付くとなんか半端な感じがするが、新幹線停車駅に特急が乗り入れてくれるのはありがたいと感じた。だって、乗継割引が適用されて特急くろしお号の料金が半額になるから。

という事で東海道新幹線の「のぞみ250号」東京行きに乗車。今までずっと名阪間は焼いてばかりだったのでクソ久しぶりに新大阪駅から新幹線に乗った気がする。

新大阪駅のセブンイレブンで買った天むすとハムとたまごのサンドが晩飯。同じくセブンイレブンで買った丸おろし夏みかんチューハイと、御坊駅前の土産屋で買った𝑱𝒂𝒑𝒂𝒏𝒆𝒔𝒆 𝑺𝑨𝑲𝑬「黒牛」で酒カスの時間。

うおおおおイオン近江八幡ショッピングセンター!!!!(ピントが合ってない)

途中、秒で雨が降ってきて終わったと思ったら秒で止んで何?となっていたら一瞬のゲリラ豪雨だった。

酒をゆっくりしばきながらまったりして、新横浜駅で下車。ひかり号では何度か寝過ごしたが、のぞみ号では絶対に寝過ごさない。タマリバーに謎の壁があるんだよきっと。

その後は横浜線に乗り換えて世界一ゴミカスターミナル駅へ。そこから京浜東北線と東海道本線と乗り換えて帰宅しました。

それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目