【2023年03月14日】
鉄道の葬式をしたその勢いのままに宿へinした昨日。それは良かったのだが、この日の行程は直前までほぼ決まら無かった。だけど都合良く、次のダイヤ改正で引退する車両に乗りにいけそうな行程を組む事が出来たので実施。
"晴れの国岡山"の名に相応しい快晴の朝。でも駅とは反対方向だったのでごく普通のホテルビュー。
東横イン名物の無銭軽食で朝食。岡山なのにちゃんぽんがあって朝からひっくり返った。まあめんしば出来るのは嬉しいが。
出発の準備を整えてホテルをチェックアウト。線路沿いを歩いて岡山駅へと向かった。
ここから山陽本線の普通 三原行きに乗車。朝のラッシュは過ぎているはずなのに車内は混雑していた。
降りたのは、1つ隣の北長瀬駅。岡山操車場の跡地に2005年に開業した新しめの駅。
何故ここに来たかというと、駅前にあるブランチ岡山北長瀬(BRANCH Okayama-Kitanagase)が目的地だから。
オープン型モールなので無いだろうと思っていたフロアガイドが置いてあったので回収。
飲料が無かったので、キャンドゥでカフェオレを購入。推しキャラ(澁谷かのん)の好きなものなので。
それにしても、振り向けばそこに駅舎があるのは便利である。
北長瀬駅は岡山貨物ターミナル駅のすぐ横にあるので、ホーム上から岡山貨物ターミナル駅を見ることが出来る。
なので、そこから出てくる貨物列車を多く見ることも出来る。
貨物駅を見ながら待っていたら、山陽本線の普通 岡山行きが到着したので乗車。車両は毎度のように115系だった。
終点の岡山駅で下車。約30分のとんぼ返り寄り道になってしまった。
"大都会岡山"のネットミームに恥じない、地下街擁する岡山の中心駅を東口側に抜けて地上へ。
路面電車も走る大通り沿いを歩いて向かったのはイコットニコット(ICOT NICOT)。今まで何度か岡山に訪れておきながら行き忘れてたやつのひとつ。
フロアガイドは残念ながらありませんでした。
次の目的地まで歩いても良かったが、あまり無理はしたくないという事で、近くにあった西川緑道公園停留場へ。
岡山電気軌道の清輝橋線に直通する電車に乗車。車両は8301号車(7900形第4編成)だった。
2停留場分だけ乗って、降りたのは清輝橋線に入って最初の停留場である郵便局前停留場。
ここでの目的地はクレド岡山(CRED Okayama)。ここもまた"忘れ物"した場所である。
インフォメーションカウンターがちゃんとあった上に、その脇にフロアガイドまで置いてあったのできっちり回収。
ここら辺での用事は終わったのでぼちぼち岡山駅に戻るか!というところで、路面電車とバスのどちらで戻ろうか急に迷った。というのも岡電清輝橋線が15分間隔なのに対して、バスは3社くらいが無限に走らせているので、"定時性が高いが本数が少ない"vs"混雑状況で大きく左右されるが本数が多い"という状況に。
で、私が選んだのはバス。クレド岡山の最寄りにあるNTT岡山前バス停へ。
とりあえず待っていたらやってきた岡電バス火の見線 火の見行きに乗車。なんかかんだ結局"岡山電気軌道"だった。
5分程で岡山駅バス停に到着したので下車。終点ではないので降車ボタンを押して降りた。意外にも途中にバス停が無かったのでスムーズにいけたが、「岡山駅」だけではどこに放られるのか全然分からなくてちょっと焦った。だけど東口のバスターミナルに到着したので安心した。
次に乗車予定の電車の発車時刻までの間にお土産探し。という事でさんすて岡山にあるおみやげ街道へ。
選ばれたのは岡山瀬戸内みかんジュレ。ここにきてもまた"みかん"という単語に惹かれてしまった。
お土産を無事に確保出来たところで岡山駅の改札内へ。ここからは赤穂線の普通 播州赤穂行きに乗車。
旭川(北の大地ではない)を渡って岡山市とさらば...とはいかない。
西川原駅...お前、本当にそんな名前になっちまったのか...
近くに就実大学があるからなんだけど、副駅名くらいだと思ったらなんか横浜高速鉄道みなとみらい線みたいなノリになってた。
みんな大好き[要出典]、住友大阪セメント東岡山サービスステーション。もちろん昔はここにも専用線が生えていた。
こっちのクソデカリバーは吉井川。ここを越えればいよいよ岡山市内を抜けて瀬戸内市へ。
岡山駅から約30分、そんな瀬戸内市の中心駅である邑久駅で下車。東京都内にある読み間違いされた駅名とは違って、こっちはれっきとした"おく"駅である。
ここで降りたのは理由があって、ゆめタウン邑久(youme Town Oku)に寄るためである。
もっと言えば、施設内にある「すわき後楽中華そば 邑久店」で昼飯を食うためでもある。昨晩泊まった東横インで貰った、おかやまハレ旅応援割のクーポン対象店舗という事で、赤穂線履修&ゆめタウン邑久探訪と併せて都合良くできた。
選ばれたのはピリ辛ごまラーメン、つまり担々麺である。色々な場所でラーメンをしばくのは楽しいものである。
昼飯も食って腹を満たせたところで駅まで戻ることに。その途中、行きは反対側を向いてて気が付かなかったけど、岡山県道223号箕輪尾張線のヘキサがあったので撮影。
無事に邑久駅まで戻ってきた。ゆめタウン邑久は駅からかなり近い場所にあったので移動はゆとりを持てた。
しばらく待ったのち、やってきた普通 播州赤穂行きに乗車。この時期は学年末ということもあってか、早めに授業が終わった高校生の集団とともに乗った。
ひとつ隣の長船駅で着席人権を得られたのでゆっくり車窓でも眺めることに。
あの線路はなんぞやと思ったら山陽新幹線だった。意外と南側を通ってるんだな。
ギリギリで捉えたマルナカ 備前店。あいつも立派なイオングループである。
とても長閑な景色が広がっているが、県境を越えて兵庫県に入っている。所謂"関西エリア"に入った訳だが、そんな感じはしない。
線路がいっぱい生えてきたここはJR貨物の西浜駅である。赤穂線に唯一存在する貨物駅で、昔は周辺の工場に専用線を生やしまくっていたが、今は三菱電機のみである。
ローカルな景色を車窓に揺られること約50分、終点の播州赤穂駅に到着。JR西日本は親切なので相生方面の列車と接続するダイヤになっているが、私は寄りたい場所があるのでガン無視して改札の外へ。
まずは駅直結のプラット赤穂(Plat Ako)へ。とても地味な外観だが、映画館も入居していて意外としっかりした施設である。
フロアガイドは置いてなかったが、管理事務所にそのためだけに行くのは申し訳ないので撤収。
続いて向かったのは、駅から少し歩いたところにあるフレスポ赤穂(Frespo Ako)。散々𝑭𝒓𝒆𝒏𝒅𝒍𝒚 𝑺𝒑𝒐𝒕とか書いてきた大和ハウス系列のその一味である。
知ってたけど、フロアガイドは無かった。
敷地的にフレスポ赤穂のすぐ隣にあるイオン 赤穂店(AEON Ako Store)にも寄っていった。そこにジャスコがあれば行くしかない。
赤穂ジャスコでレシート回収を兼ねた買い物をしてから播州赤穂駅へ戻ってきた。
赤穂線の履修を再開して、発車時刻まで15分もあるのに既にホームに停車していた普通 姫路行きに乗車。車両は今までとガラッと変わって225系に。やっと"関西アーバンネットワーク"を感じられるようになった。
相生駅。東岡山駅から続いた赤穂線の単独区間はここまでで、再び山陽本線と一緒に。
うおおおおイオンタウン姫路!!!!って感じで激写。いつか行きたいな。
30分程で終点の姫路駅に到着。これにて乗り入れ区間も含めて赤穂線の全区間履修が完了。
ここからさらに神戸方面を目指して山陽本線に乗り換え、対面の番線に停車していた新快速 野洲行きに乗車。
高架化された播但線の線路とさらばしながら順調に爆加速。これでもかというくらいにぶっ飛ばしていく。
気がついたら姫路の次の停車駅である加古川駅に到着していた。新快速が異常なまでにぶっ飛ばすのは知っていたが、この区間はよりぶっ飛ばしてた気がする。
「新快速なんてどうせ混んでるから〜」と座れない想定で、加古川駅で乗り換える予定だったが、あっさり着席人権を獲得出来てしまったのでもう少しだけ乗車区間を延長。
ここで後からやってきた快速 米原行きに乗り換え。降りたい駅が新快速だと通過しちゃうので乗り換えた。
車窓に映った須磨浦山上遊園。世界的にも希少なカーレーターがあるらしいのでいつか行ってみたい。
15分ほど乗って兵庫駅で下車。県名を冠する駅なのに隣が神戸駅なせいで地味にみられがちな駅。ここで山陽本線の"支線"に乗り換える訳だが...
乗り換えの改札に向かったら、なんだこの大行列は。この日は平日なんだが?
日中帯は全く走らないので夕方1本目の列車となるため、まだ改札が開いてないとはいえ流石に長くてやばかった。
乗り換え改札が開いた大行列の先、山陽本線の支線「和田岬線」を走る車両が皆さんのお目当て。もちろん私もそう。何故ならこの103系も次のダイヤ改正で引退する車両だから。要するにこれも葬式案件である。
発車1分前にギリギリで撮影出来た先頭部分だが、同じように写真を撮る人らでごった返してなかなかに混沌としていた。
和田岬線を22年間走ったというように古い車両だが、アナログな方向幕でも種別表記はJR西日本特有のフォントで安心した。
全長2.7kmしかないので、たった3分で終点の和田岬駅に到着。
和田岬線は途中駅が無く、利用者は必然的に当駅と兵庫駅しか使わないので改札は兵庫駅のみにあり、和田岬駅は直接周辺に出られる構造である。ところが私にとってこれが仇となり、"乗り換え"という感覚で兵庫駅の自動改札機に切符を通したら吸い込まれてしまった...
途中駅の無い独立路線に乗るのが初めてだったというのもあるが、切符を収集してる人間からすると痛恨のミスだった。まあ起きてしまった事は仕方ないので、次回からは注意します...
今までずっとJRの路線に乗ってきたが、ここからは私鉄のターン。まずは神戸市営地下鉄から。
海岸線の三宮・花時計前行きに乗車。2020年12月29日以来、約2年3ヶ月ぶりの乗車だった。
そのまま終点の三宮・花時計前駅まで乗って下車。実は当初の行程ではひとつ手前の旧居留地・大丸前駅で降りる予定だったが、直前になって寄りたい場所が変わったので変更に。
なので、地上にあるのは大丸 神戸店ではなく神戸国際会館SOLである。
でも私が行きたい店があるのは地上ではなく地下なのでさんちか(santica)へ。
三宮・花時計前駅からさんちかは直結してるので地上に出る必要は無いのでは?確かにそうだが、地下鉄の車内でこれから行く店をGoogleマップで調べたので地上なのか地下なのかよく分からずにいたが、よく見てみたら地下街にあったので潜ったという訳。
しばらく地下街を練り歩いて辿り着いたここが目的地の神戸フランツ 三宮店。何故ここに来たかというと...
この"壺プリン"を買うためであった。もう既に家へのお土産は岡山で買ってるが、追加のお土産にしたのには理由がある。
https://twitter.com/NozomiSuzuhara/status/1634550513042874370?s=20
私の好きな声優さんである鈴原希実さんがライブイベントで神戸に行った際に紹介していたからであり、和田岬線103系葬式の後に神戸に寄るのを思い出して「よっしゃ買ったろ」となったのである。
因みに当初予定は大丸 神戸店にある、母親が大好きなツマガリのクッキーを買って帰る予定だった。
推しのおすすめを無事に購入したあとは阪神電車の神戸三宮駅へ。
阪神本線の直通特急 大阪梅田行きに乗車。今まで阪神なんば線しか乗ったことがなかったので、本線の履修はこれが初めてである。ただ、車両は直通相手の山陽電気鉄道の5000系だった。
"阪神"が濃縮されている地、甲子園駅。因みにTwitterで阪神タイガースのファンをメンションしてこの写真をツイートしたら六甲おろしの大合唱が返ってきた。
阪神電気鉄道、クロスシートなのは良いが後ろ向きというのはいかがなものか(山陽車に文句を垂れるな)
— 新宿三丁目🎧🍊🐰🙌 (@metro_Hibiya07) 2023年3月14日
何気なく車窓を撮っているが、この時は進行方向と逆向きに座っていた。この車両にクロスシートはあるがボックスシートは無い。そんな事を何気なくTwitterで言ってみたら、実はレア車両だという事を知った。
進行方向に合わせて背もたれの向きを変えられる転換クロスシートに多くが改造される中、3編成だけ6両のうちの2両だけが固定クロスシートのままであり、その合計"6両"のうちの1両に乗れたらしい。
思わぬところで運を使ってしまったが、帰宅ラッシュに巻き込まれつつも着席人権を確保してゆったり移動し、尼崎駅で下車。
隣のホームに移動して、阪神なんば線の普通 大和西大寺行きに乗り換え。車両は近鉄5820系でトップナンバーだった。
静かに地下に潜って、阪神と近鉄の境界となる大阪難波駅で下車。阪神に対して近鉄の乗車回数が多すぎるせいで、桜川駅を発車した後に自動放送が阪神から近鉄のものに切り替わった瞬間に謎の安心感を覚えた。
ここから帰路として良いのかは分からないが、一旦改札の外に出てから切符と特急券を購入して大阪難波駅始発の特急「ひのとり19列車」近鉄名古屋行きに乗車(乗り換え?)。毎度お馴染み𝑭𝒊𝒓𝒆 𝑩𝒊𝒓𝒅だが、2023年は初である。
まあなんか気分が良かったんでしょう、座席は"ひのとりプレミアム"の1人席を確保。
ゆったりと夕飯の時間にできそうなので、ファミリーマートで買ったごまだれ冷やし中華と焼酎ハイボールでぼっち打ち上げ。
大阪難波駅19時00分発なので、地上に出ても車窓は真っ暗なんですよね。
正直、飲酒して爆睡部してたら終点の近鉄名古屋駅に着いていました、はい。
そのままリスポーン地点を通り過ぎて名古屋駅へと移動。
東海道新幹線の「ひかり668号」東京行きに乗り換え。また今回もお世話になります。
赤穂ジャスコで買ったおつまみ牛たんだったが、特急ひのとりで消費出来なかったのでホーム上の売店で角ハイボールを買って延長戦開催。
いつもより多く酒を飲んだが、意外と寝過ごす事無く小田原駅で下車。
新幹線と在来線の乗り換え通路を激走して、東海道線に乗り換えて帰宅しました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
岡山県:2箇所
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