【2023年01月18日】
前日、夜勤明けにも関わらず夜更かしをしてしまい、寝不足気味のまま迎えてしまった朝。この日の旅程は大雑把に決まっていたけど、細かい部分は全くつめていなかったので、このまま朝食vs二度寝vsダークライ状態。
とりあえず恒例のアレ。昨年の5月10日以来の北陸のホテルビューは、可もなく不可もなく。
東横インのいつもの無銭軽食で朝食。白米に味噌汁とおかず諸々。ハンバーグは推し要素。マカロニサラダもあるので健康ぶってる。
出発の支度を済ませてホテルをチェックアウト。コインロッカーに宿泊関連の荷物をぶち.comして向かったのは、昨日もちらっと失礼した電鉄富山駅。
そう、この日は富山地方鉄道を乗り回すぞって決めていたので1日フリーきっぷを購入。で、地鉄を乗り回すしか決めてないので、どこまで行ってどこで何するとかは決めてない。
ただ、有難いことに時刻表の書かれた冊子も一緒にくれたので、とりあえず電車を待ちながら大急ぎで旅程をねりねり。
壮大なエクストリーム心の中打ち合わせの結果、まずはこの普通 宇奈月温泉行きに乗る事に。車両は10300形(元・京阪3000系)だった。
"日本三大急流"こと常願寺川を渡って、2日連続で爆速で富山市内大脱出芸。
日本一小さい市町村である舟橋村をぶち抜けて上市駅に到着。電車はここでスイッチバックして進行方向が逆に。
スベリバーシティの車窓。富山湾が見えるかなぁと思ったけど全然見えなかった。
早月川を渡って隣街の魚津市へ。あの観覧車は北陸屈指の遊園地・ミラージュランドのやつ。
電鉄魚津駅付近、ごっつ高架化していてビビった。まあでもJR北陸本線の線路を踏み倒して飛び越えなきゃいけないから仕方ないか。
気がつけば同じ車両に私以外誰も乗っていなかった。目が覚めたらこれだったのできさらぎ駅に行く列車に乗ってるのかと思った。
電鉄富山から睡魔と闘いながら約1時間、降りたのは電鉄黒部駅。ここまで乗ってきたなぁ〜とか余韻に浸ったり、駅構内から〜とかそんな余裕は無いので、駅員にフリーきっぷを見せて目的地へ移動。
その目的地というのがここ、黒部ショッピングセンター メルシー(Kurobe Shopping Center Merci)。
フロアガイドは残念ながらありませんでした。まあ、無さそうな雰囲気はあったけど...
無いと分かったら爆速でUターンして電鉄黒部駅へ戻る。何故なら、次の電車は約20分後だから。
駅からメルシーまで徒歩約5分、近いようだが現地でフロアガイドが置いてないか探すのも含めればかなりカツい。
カツい滞在時間の先に間に合った電車がこれ。もしかしなくてもさっきまで乗ってた宇奈月温泉行きの折り返し運用なので、車両は同じ。この区間は1時間に1本程度しかないので、これを逃せば次は1時間後になってしまい、この後の旅程に多大な影響が出る可能性があった。
フセリバー(布施川)を渡って魚津市へ。今回は旅程の都合で爆速離脱になっちゃったけど、次はちゃんとダムとか温泉とか観光するからね、黒部市。
魚津駅...といっても見えてるのがそうで、地鉄側は新魚津駅。かつては特急雷鳥とかが乗り入れていた名残りで魚津駅のホーム有効長が長い。そのせいで地鉄側がしょぼく感じる。
やっぱり睡魔と闘いながら約40分、上市駅まで戻ってきたのでここで下車。
まず向かったのは上市ショッピングタウン パル(Kamiichi Shopping Town PAL)。
ここも平屋建てだしフロアガイドは無さそうだなぁと思いつつも、インフォメーションカウンターがあったのでとりあえず係員に話しかけてみたら「無いです」って言われた。
これは次の場所に向かう途中に撮った富山県道157号寺坪上市線のヘキサ。
そしてここが次の目的地、カミール(COMEAL)。とてもデパートのような面構えをしているがどちらかといえば複合施設。
フロアガイドは残念ながら無かった。とはいえ、人口2万人弱の小さな町に商業施設が2つもあるのはなかなかいかしてる。
ちょっとしたアーケード街を通り抜けて上市駅まで戻ってきた。この駅、JAアルプスの本店も併設されているちょっと面白い奴だったり。
既に停車していた、上市駅始発のこの電車に乗車。電鉄富山〜上市間は電車の本数がグッと増えるのでちょっと気が楽。
本数が多くなるのをいい事に、隣駅の新相ノ木駅で下車。2013年に開業した、地鉄の電車では一番新しい駅。
ここでの目的地はガイナシティ(Gaina City)。駅のホームからも見えるくらいには近い距離にあったのでちょっと立ち寄った。
フロアガイドは無かったけどマックスバリュがあったので何となく満足。
お前はどう見ても元東急車だろ、8500系の。
という事で新相ノ木駅まで戻ってきた。待合室も綺麗で、他に比べて新駅感がすごい。ここでの滞在時間も次の電車までの20分だったけど、電鉄黒部の時とは違って余裕をもってホームに辿り着けた。
さあ、やってきた電車に...ってまたお前かーいwこいつ、今日だけで3回乗ったよ。
また常願寺川を渡って富山市へ。だいたい3時間ぶりの富山市内帰還である。
それにしても、地鉄本線は単線なので途中で何度か駅で反対側の電車と行き違いの待ち合わせをしたんだけど、反対側の電車が駅構内に入った瞬間にドアを閉めて発車するというイカついスタイルだった。と思ったら、地方私鉄だと割とあることらしい。
20分ほど揺られて終点の電鉄富山駅に到着。一旦ここで乗車終了ではあるけど、あくまでも郊外電車の話である。
時間も昼過ぎだったので、ここで昼飯にしようと思い、前日に目を付けていた立山そば 源へ。
選ばれたのはえび天そば。駅前立地という事なのか、立ち食いそば屋スタイルだった。そして出てくるまでの時間が短かった。
昼飯をしばいたあとは、富山駅停留場へ。さて、ここからは市内電車(富山軌道線)の乗り回しへ移っていきます。
まずは本線に向かう普通 南富山駅前行きに乗車。車両は7016号車(7000形第16編成)だった。
のんびり揺られて20分、終点の南富山駅前停留場に到着。本来の乗り場から少し離れた場所にある降車専用のホームに放られた。
南富山駅前からさらに南下。この真っ直ぐ伸びる道路は、富山地方鉄道笹津線の廃線跡。1975年3月31日まではここに線路があり、JR高山本線の笹津駅まで続いていた。
廃線跡を少し歩いたその沿線に、ここでの目的地となるマイプラザ(My Plaza)が。
フロアガイドは無いし、何が𝑴𝒚 𝑷𝒍𝒂𝒛𝒂だこの野郎。ほぼパチ屋じゃねえかよ。
すぐに引き返して、南富山駅前停留場から地鉄富山軌道線に乗車。今度はちゃんとした乗り場から。車両は8001号車(8000形第1編成)だった。
ぴ。とだけ送ったら小泉萌香さんのオタクに反応された。でもこれは萌香ではない。
富山駅停留場止まりだったので、終点で降りてそのまま別系統に乗り換え。
富山軌道線の本線の支線の方へ向かう普通 富山大学前行きに乗車。車両は低床車で"ポートラム"の愛称がある0601号車(0600形第1編成)だった。こう見えてこいつ、元・富山ライトレールの車両。
雲行き怪しい中10分ちょい乗って、トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場で下車。
あー、長い長い長ぇっつーのw
長すぎるわボケ。
お前だよ、トヨタモビリティ富山。だいたいお前が社名変更したからこんなクソ長ったらしい停留場名になったんだよ。聞いてるか章男。
そんでね、車内から見えてた怪しい雲はね、ゲリラ豪雨だったよ。私はこれを「TOYOTAの呪い」と名付けた。
険しすぎるタイミングで襲われたゲリラ豪雨と闘いながら向かったのは、五福ショッピングセンター アリス(Gofuku Shopping Center Alice)。
そうですね、フロアガイドは無かったですね。TOYOTA許すまじ...
ゲリラ豪雨だからちょっと待てばやり過ごせそうだけど、そのちょっとが果てしなく長く感じてしまったのでさっさとトヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場に戻った。
出たよ、屋根のあるところに避難した瞬間に止むやつ。マジでこいつ腹立つわ。
まあ気象にキレ散らかしてもあほくさばしなので既に激混みの普通 南富山駅前行きに、授業終わりの学生と共に乗車。車両は7019号車(7000形第19編成)だった。
富山駅...までは戻らず、途中の丸の内停留場で下車。違う、鶴舞線も千代田線も乗り換えられん。
乗り換えるのは富山都心線に向かうやつや。車両は"サントラム"の愛称があるT101号車(T100形第1編成)だった。
環状系統をぐるっと0.25周、降りたのはグランドプラザ前停留場。全然乗ってねえじゃんって...まあ6秒くらいで着いたので。ここが富山市の繁華街・総曲輪である。
降りてすぐ!そこにあるのは大和 富山店(Daiwa Toyama Store)。気付けば富山県内唯一の百貨店となってしまったやつ。
フロアガイドは、ありました!やっとついにこの日1冊目の回収。遠かった(何が)。
じゃあその隣もちゃちゃっと行きましょうか、という事で総曲輪フェリオ(Sogawa FERIO)へ。まあでもここが専門店街で、核店舗が富山大和みたいな感じだけど。
ちゃんとこっちもフロアガイドが置いてあって、神───
完璧な勝利を得てしまったので、デェ満足のままグランドプラザ前停留場に戻った。
ちょっと待ったらタイミング良く来た、この普通 岩瀬浜行きに乗車。車両は0605号車(0600形第5編成)だった。
都市の中心街を走る路面電車は便利なもので、時刻表をそんなに気にしなくても待ってれば数分で来てくれる。
高頻度運転をアピールするためなのか、手元にある地鉄の時刻表には富山軌道線と富山港線の表記は一切無し。載せたところで収まらないだろうし、系統によってルートが違うからきっと煩雑になるんだろう。
最後にそのまま終点の岩瀬浜駅まで乗って富山港線を完乗しようと思ったら、帰りの列車に間に合わないという事が判明してしまい、やむ無く途中の富山駅停留場で下車。
𝑻𝒐𝒚𝒂𝒎𝒂 𝑺𝒕𝒂𝒕𝒊𝒐𝒏から𝑻𝒐𝒚𝒂𝒎𝒂 𝑷𝒐𝒓𝒕 𝑳𝒊𝒏𝒆に𝑫𝒊𝒓𝒆𝒄𝒕 𝑨𝒕𝒕𝒂𝒄𝒌、失敗。
気持ちを切り替えて、普通 富山大学前行きに乗り換え。車両は7018号車(7000形第18編成)だった。さっきは終点の1つ手前で降りてしまったので、せめてこっちだけでも完乗してやろうと思い決行。
今度はクソ長ーい名前の停留場を𝒕𝒉𝒓𝒐𝒖𝒈𝒉して終点の富山大学前停留場で下車。
遅延していたらしく、爆速折り返し芸が発動されてしまったので、その駅名標だけを撮って大慌てで乗車。
そして、時間的にも帰宅ラッシュに巻き込まれながら富山駅停留場で下車。これにて富山地方鉄道乗り回しが終了。
帰りの列車までの残り時間で家へのお土産探し、という事で昨日もチラ見したきときと市場 とやマルシェへ。
富山の土産は色々あったけど、帰宅まで時間がかかるので海産物はダメだろうと、加えて母親が菓子類が好きというのもあったのでそういう系で探した。で、選ばれたのはとやま銘菓にあった美都家の「反魂旦」。チョコココア入りの生地でこしあんを包んでいるというのが気になったのでこれにした。
家へのお土産を確保出来たところで、乗車予定の列車の発車時刻も近づいていたので富山駅の改札内へ...と思ったが、どこを見渡しても北陸本線のホームしかない...?
...ともう一度よく見渡したら、隔離された場所にひとつ、2番線ホームの姿が。
行きは東から来たんだから、帰りは南に下ろうという事で、高山本線の特急「ひだ20号」名古屋行きに乗車。車両は今年のダイヤ改正で引退するキハ85系気動車だった。という車両は狙った話で、引退する前に一度乗っておきたいと思ったので、まだ使用車両が新型車両じゃないのを確認して切符を買った。といっても、これが富山駅を発車する最終のひだ号なので、いずれにしろこれしか選択肢は無かったけど。
登場から30年経っているので、車内は一昔前の特急車両という感じが出ていた。
ここからは長時間の乗車なので、晩飯はもちろん特急車内で。選ばれたのは、きときと市場 とやマルシェ内の越中鱒寿し富乃恵で見つけた青山総本舗の「鱒乃寿し」。菓子類を土産にしたなら、晩飯はご当地グルメにしようと思って目に付いたのが鱒の寿し。
青山総本舗さんのが一番人気と書いてあったから買ったのであって、決して声優の青山なぎささんを意識したものではない。あ...
包みを取った瞬間。あ、これ食べる場所間違えたな。って。
テープとかじゃなくて竹で上下から挟んで固定させてるよこれ。
多分じゃなくて、駅弁のノリで食べるようなシロモノではない。
蓋を開ける...その前に、今回の旅行の〆のお酒達。富山の地酒である𝑱𝒂𝒑𝒂𝒏𝒆𝒔𝒆 𝑺𝑨𝑲𝑬「立山」と宇奈月ビール。昨晩は名前だけ北陸面だったので、今度はちゃんと富山の地名まで入った地ビールをしばいた。
では、鱒乃寿しの蓋を取っ...あ。
逆さまに開けましたね、君?
わぁ!一面の白飯!んなわけあるか!本来であれば鱒がいる方が上に来ないといけないんですよ。まあそこに関してはまたリベンジしようね、ってことで。
それはそうと、切り分ける用のナイフまで入っていてびっくり。これが本当に一人前なのか分からんのだが、公式サイトには何人前とかの記載が無いから正直なところ分からない。
底にいる鱒と闘っていると、列車は猪谷駅に到着。ここがJR西日本とJR東海の境界駅。富山駅からここまでがJR西日本の管轄、ここから先がJR東海の管轄である。
特急ひだ号乗車経験のある知り合いオタクによれば、この駅を境に乗り心地がどえらい違うらしい。
実際、露骨に違った。猪谷駅までめっちゃガッタガタ揺れてたのに、猪谷駅発車してからそれがピタッと止んだ。とても乗り心地が良かった。同じJRでもこんなに差が出るものなのか...
快適に鱒の寿しを頬張って酒をしばいてると列車は高山駅へ。既に待ち構えていた5両と連結して8両編成になった。
そこから生きてたか死んでたかはよく分からんけど、美濃太田駅までの約1時間半のうち途中停車駅は下呂駅だけという、長時間ノンストップな上に車窓も真っ暗だったので正しい記憶が無いのだろう。
岐阜駅。ここから東海道本線に入り、スイッチバックして進行方向が変わる(またかよ)。が、あと20分くらいで終点に着くせいか、座席を大回転させろという放送も無ければ誰も回してない。巻き上げ前のええじゃないか(富士急ハイランド)状態のまま出発。
車窓の流れが逆のまま、終点の名古屋駅に到着。4時間近く乗っていたけど、なんかあっという間に感じた。
連結の瞬間に立ち会えなかったので降車後に撮影。これが普通なんだけど、なんか生えてきてる感があって奇妙。
次に乗り継ぐ新幹線の発車時刻まで30分ちょい空くので、ちょっとだけ途中下車しようと思ったけど、夜遅いからどうせやってる店無いだろと思ったので大人しく新幹線側の改札内へ。
待合室でスマヒョ弄りかながら時間潰しした。
適当に時間を潰したところで、東海道新幹線の「ひかり668号」東京行きに乗車。
ちょっと甘い物が食べたかったので、待合室に併設の名古屋デリカステーションで買った豆腐ドーナツ(ココア味)をしばいた。
久しぶりに乗ったせいか、途中、浜松駅と静岡駅に停車したっけ?という曖昧な記憶のまま小田原駅に到着したので下車。
そこからは東海道本線に乗り換えて帰宅しました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
富山県:2箇所
公式サイト▼