【2022年10月23日】
10月23日は私の好きな声優さんのひとりである、小林愛香さんの誕生日という事で...
日本列島の主要4島の南端の県で迎えた朝。さあ、窓の向こうにはどんな景色が...
真っ暗。いや、当たり前なんだわ。だってこの時の時刻、5時半前だから。あと、仮に明るかったとして、目の前に建物があるからどっちにしろ最悪ホテルビューなんだわ。
駅までの道だって、街灯の明かりくらいしかない。
家の最寄り駅じゃないのに、こんな朝っぱらから来てしまったね...隼人駅。この日のスタートは勿論ここから。
乗るのは肥薩線の普通 南宮崎行き。車両はキハ40系(キハ47形8000番台)だった。
実は隼人を宿泊地にしたのには、この5時52分発の始発列車に間に合わせるためだったり。
車内はね、誰もいなかった。
まだ日が登ってない時間に発車したので、車窓は真っ暗すぎてどういう雰囲気なのか全く分からない状態だったけど、中福良駅を発車した辺りから徐々に明るくなり始めた。で、改めて車窓を見たら、一面のクソミドリ。山間部を走ってんだなぁって感じ。
栗野駅。隣に草まみれのホームと線路があり、かつての山野線の廃線跡っていうのが分かった。
列車は吉松駅に到着。複数路線が乗り入れる駅ともあってかなり大きい構内だった。列車はこのまま吉都線へ直通。
因みに、ここまで乗客は私1人だけ。
吉都線に入った瞬間、一気に車窓が開けた。奥には矢岳高原の雄大な景色が広がっていた。
そして、京町温泉駅で遂に乗客が乗ってきた。隼人駅出発から70分、実質貸し切り状態が終了した。
えびの市内を走行中、濃霧に遭遇。こんなガッツリ霧がかかってるのは久しぶりに見たかもしれない。これが所謂"朝霧"ってやつか...?
隼人駅から始発列車に揺られて約1時間40分、小林駅で下車。
という事で、小林愛香さんの誕生日なので小林駅に来ました!
昨年のこの日、行きたいイベントと被ってしまい叶わなかった誕生日名前狩り。あれから1年、ついに念願のJR九州の小林駅に来ることが出来た!
とはいえ、吉都線の本数が少なすぎて旅程として成立させるには肥薩線から直通する始発列車しか乗るやつが無かった...
朝日に照らされるキハ40系を見送って改札の外へ。次の列車は...1時間半後。
"10月23日"が印字された小林駅の入場券の購入ヨシ!
北口から歩いて国道268号沿いの市街地へ。4万人都市という割にはかなりしっかりした市街地が広がっているなという印象。
これは国道265号のおにぎり。後で知ったんだけど、どうやらこのおにぎりがある本町交差点が国道265号の起点らしい。こう見えてこいつも酷道のひとつ。
そんな国道265号を少し歩いたところにある史跡・地頭仮屋跡。あの西郷どんとゆかりのある地だそう。
西南戦争の時にはまだ薩摩藩(今の鹿児島県)だったので、西郷軍の重要拠点として機能していたらしい。
まだ時間があったので、近くにあった愛宕神社に参拝。
...と、鳥居をくぐったら階段が現れた。いや、でも神社には良くあること。登る。
階段を登りきって本殿に着いたのは良かったのだが...早朝だったのかブォンブォン言わせながら葉っぱを吹き飛ばしたり、建物内では雑巾で拭いてたりとガッツリ掃除してた。そんなクソやかましい中、賽銭箱にぶち.comして参拝してきた。
別の階段があったので降りてみたら、さっきよりも立派な鳥居があった。どう考えてもこっちが表参道だ。
そのまま真っ直ぐ歩いていたら、謎のオシャンティロードが生えていた。どうやらここは高千穂通商店街という商店街らしい。当然早朝なのでお店はどこもやってない。
商店街を歩いていたら道路のど真ん中に現れたクソデカイラスト。芋焼酎の瓶を持った牛(?)のイラストなのだろうけど、もしかしてまだ鹿児島県に帰属意識ある?
さらに歩くと、今度は正面を向いたバージョンのクソデカイラスト。ねえ、やっぱり鹿児島県に帰属意識あるよね??
散策を終えて小林駅に戻ってきた。だけどまだ少し時間があったので反対側の南口へ。
ロータリーの向こう側に見えるえびの高原が壮大な景色になっていた。空気が澄んでいてはっきり見えたのがまた綺麗だった。
交通安全を祈願する生駒地蔵が傍らにそっといたので、公共交通クソムーブerこと私、いつだって交通事故に巻き込まれる危険性はあるので安全祈願した。
良い感じに時間を潰せたので今度こそ小林駅へ戻った。
ここから乗るのが、吉都線のこの日2本目の列車となる普通 都城行き。有り難い事に2両編成だった。
都城市内に入ると、車窓もすっかり市街地の様相を呈していた。高崎新田駅や万ヶ塚駅あたりからも多くの乗客が乗ってきて、早朝とは大違いで混雑していた。
そして列車は終点の都城駅に到着。ちょっと寄る場所があるので乗り換えはせずに一旦改札突破。
その寄る場所というのがここ、イオンモール都城駅前(AEON MALL Miyakonojo Station)。駅前とは名乗ってるけど駅から歩いて5分くらいはかかった。
フロアガイドもしっかり回収出来た。けど、A4のペラ紙1枚という悲しさ。九州はもう今までの共通デザインでは無くなってしまったのね...
時間的に開店凸となってしまったが、用事は済ませたので再び都城駅へ。ロータリーに生え散らかしてるヤシの木が、なんとも言えぬ"宮崎感"がある。
駅で電車を待っている間、イオン 都城駅前店で買った明太子とペッパー照焼ソーセージのおにぎりをしばいた。早朝にホテルを飛び出して始発列車に乗って...という感じでここまで飯を食ってなかったので、遅めの朝食ではないけど軽食って事で。
3分遅れで乗車予定の電車がやってきた。という事で、隼人駅以来の日豊本線に乗って北上開始。
沖水川を渡る。圧倒的割合の自然を見るのは関東のニュータウン育ちの私にとってはいつでも新鮮に感じる。
途中、青井岳駅から田野駅までが11.6kmというクソ長駅間があったので、☆スーパー駅間所要時間計測タイム☆を開催。
結果、10分37秒27。長ぇ...
宮崎県が誇るクソデカリバー・大淀川を渡ればいよいよ終点が近づいてきた。
そして終点の宮崎駅に到着。この日の昼飯はここで食べていく予定だったので、旅程としてしばしの散策時間を設けた。
コインロッカーに荷物をぶち.comして大和口(東口)へ。ここでも高々と生え散らかしてるヤシの木が南国ぶりたい日向イズムなのかはさておき...
15分程で到着した終点が宮崎市内での最初の目的地、イオンモール宮崎(AEON MALL Miyazaki)。バスのダイヤとも相まって、ここで昼飯を食べる予定になっていた。
フロアガイドもしっかり回収出来た。デザインはどうであれ、やはり安心と信頼の回収実績を誇るイオングループだなと。
そして昼飯に選ばれたのは「辛麺屋 桝元 イオンモール店」。やっぱりね、宮崎といえば宮崎辛麺でしょ!と思ったので。本家のこんにゃく麺のやつをしばいてきた。
食後、次のバスの発車時刻が迫る中でレシート目当てに核店舗のイオンスタイル宮崎へ。
買ったのはなっちゃんオレンジ。思想が強いだとか言われてるけど、これで複数の推しを感じられるのがいけない。
レシートの店舗の印字を確認...あれ?
君、イオン 宮崎店って書いてない?2018年3月16日にイオンスタイル宮崎にリニューアルしてるから、4年半前のレシートって事?いや、思わぬ形で歴史を感じてしまったな。
駆け足でイオンモール宮崎バス停に向かったら、遅延しているらしく乗車予定のバスの姿はまだ無かった。
遅れて到着した宮崎交通14系統イオン線 宮崎駅大和口行きに乗車。ジャラ銭王国なのか知らんが、降車組の清算の88割が現金だったせいで乗れるまでに時間もかかった。
それでも普通に宮崎駅大和口まで戻ってこれたので、次の電車の発車時刻まで宮崎駅周辺を散策へ。
まずは反対側の高千穂口(西口)の目の前にあるアミュプラザみやざき(Amu Plaza Miyazaki)へ。インフォメーションセンターのおねいチャーンに無い!って一蹴されたのでフロアガイドは無かった。
そのまま宮崎県道25号宮崎停車場線(高千穂通り)を歩いて宮崎市の中心街へ。
ついでにその宮崎県道25号宮崎停車場線のヘキサも回収。
次にやってきたのは、高千穂通り沿いにあるカリーノ宮崎(CARINO Miyazaki)。前は宮崎寿屋百貨店だったもので、上層階の窓の並び方とか見ると確かに百貨店だった名残を感じる。
フロアガイドは無かった。
高千穂通りをさらに西へ歩いて、宮崎市の繁華街である橘通りに到着。確かに駅前よりもこっちの方が人通りが多かった。歩道はアーケードになっていて、THE地方都市の繁華街って雰囲気だった。
続いて訪れたのは、高千穂通りと国道10号、国道220号が交わる橘通3丁目交差点に面する宮崎山形屋(Migazaki Yamakataya)。前述の宮崎寿屋百貨店が閉店したほか、道路を挟んで向かい合っていたボンベルタ橘が業態転換してからは宮崎県唯一の百貨店である。
こっちはちゃんとフロアガイドがあったので回収。インフォメーションカウンターのおばちゃんが自分に話しかけてきたのかと一瞬勘違いされてしまった。申し訳ない。
橘通3丁目交差点から国道220号方面に南下して寄り道したのはこのビル。ここにアニメイト 宮崎店があるというので駅への戻り際に立ち寄っていくことに。
ラブライブ!スーパースター!!のLiella!・澁谷かのんのクリアファイルを買った。
ビル自体はとても静かなのに、アニメイトの店内だけ異様に賑わっていて不思議な感じがあった。
通りから1本はずれた裏道のような場所をまっすぐ歩いて宮崎駅まで戻ってきた。駅舎内に入る手前で見かけた日向夏のポスト。宮崎だからこれは日向夏に違いない。
ここらでそろそろ家への土産を買っておこうと思い、今回は日向夏みかんサブレを購入。いくつかの推し要素を含んでいるように見えるけど、あくまでも"宮崎らしい"ものを選んだ結果なので...
お土産を買ってちょうどいい時間になったので、宮崎駅の改札内に入ってホームへ。ここからは日豊本線の特急「にちりん12号」大分行きに乗車して宮崎に別れを告げた。
海沿いをずっと走っていたので日向灘がよく見えた。
約3時間も乗り続けるので、昨日にイオン 筑紫野店で買った温州みかんのピュレグミをつまみにした。
延岡駅に到着。ホームの向こう側にはJR貨物の駅も見えた。ここからは峠越えをするので次の停車駅まで1時間近くも止まらない。
なんか北海道みたいな景色が生えてきた。まあ宮崎は畜産業も盛んだし...
天気の様子がおかしい。山の天気は変わりやすいとは言うけど...毎回不安になる。
それまで開けていた車窓のクソミドリ率が一気に高くなってきて、峠越えするで!と高らかに宣言されたよう。
気がついたら北川町から直川村に移動してたらしく、大分県に突入した。
番匠川(バンジョリバー)を渡れば1時間ぶりの停車駅である佐伯駅へ。
みんな大好き[要出典]太平洋セメント大分工場の煙突が大変よく見えた。
あれは大入島(おおにゅうじま)という離島らしい。
やがて電車は終点の大分駅に到着。いや、隣接する県の県庁所在地を移動するのに3時間かかるって何。函館⇔札幌でヘラヘラしてる場合ちゃうで。九州だってそれなりに広いんやぞ。
そんな私はそのまま日豊本線に乗り続ける訳で、次は特急「ソニック50号」博多行きに乗車。車両は885系で所謂"白いソニック"と呼ばれるやつだった。
大分駅での乗り換え時間が3分しかない事で、にちりんの側面幕に表示されていた行先「大分(博多)」の意味を理解した。JR九州、本当に"リレーする事"が好きだよな...
885系は787系と違って座席にコンセント差込口が付いてた、神。3時間の乗車をモバイルバッテリーで凌ぐというひもじい思いをしていただけにこれは女神の救いだ。
...と思ったら、偶然(と見せかけて、上り列車の場合は1号車は最後尾になる事を失念して「先頭車に近い方取ったろギャハハ」っつって真逆になるボケをかまして)取った2号車だけにしか付いていないらしい。これはこれでラッキー?
1時間20分ほどで小倉駅に到着。やっぱり3時間乗った後だと体感乗車時間がいつもより短く感じた。
この後はもちろん帰宅コースなので、小倉駅で山陽新幹線に乗り換えたわけですが。
在来線から新幹線の乗り換え時間は12分。乗り換える"だけ"なら多少の余裕はあるだろう時間。でも私には以下のやる事があった。
- 在来線の駅名標撮影
- Swarmで在来線の小倉駅にチェックイン
- 新幹線の切符を発券(スマートEXなので本来は𝐓𝐨𝐮𝐜𝐡 𝐚𝐧𝐝 𝐆𝐨で済む話)
- 新幹線の車内でしばく駅弁を買う ※最重要事項
- 酒
- 便所
- 新幹線の駅名標撮影
- Swarmで新幹線の小倉駅にチェックイン
- 新幹線本体の撮影(先頭部分、行先表示)
結果発表、4だけ出来ませんでした!(9も半分しか成功してない)。
という事で、""乗り換え""はちゃんと成功したので山陽新幹線の「のぞみ64号」東京行きに乗車。九州から関東に乗り換え無しで戻れる最終列車なのでジャーは出来ない。
乗り換えチャレンジの最重要事項が未達成だった事で完全にひもじいルート分岐をしてしまい、本来は夕飯と共に嗜む予定だったハイボールを、車内販売が来るまでの場繋ぎに選ばれた竹輪と共に先行する羽目に。
乗ってから30分くらいで車内販売のお姉さんが来たので、隣の空席を吹き飛ばす勢いで手を挙げて夕飯を購入。で、お前はまた柿の葉寿司を選んだのか。そう、ぼくはNACHERRYのオタク。田中ちえ美さんが好きだ。
2ヶ月半前も同じ事言ってるぞこいつ。
ありがとうちえ美、圧倒的感゛謝゛!って涙をボロボロ流しながら500秒くらいで吸い込んだ。
博多発東京行きの最終列車ということもあってか、グリーン車も含めて満席という大盛況ぶりで途中停車駅(特に名古屋駅)で乗降に時間食いすぎて遅延した状態で新横浜駅に到着。
乗り換え先の横浜線は、そんな新幹線の乗り換え族を待ってくれるので当然ながら遅延の巻き添えに。
この後はいつも通り東神奈川駅で京浜東北線に、横浜駅で東海道本線に乗り換えたんだけど、東海道新幹線が遅延したまま品川駅にも突っ込んでいったからやっぱり同じように接続待ちしたみたいで東海道本線も遅延してた。
そんな事が最後にあったけど、家には無事に帰れました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
宮崎県:3箇所
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