【2022年03月17日】
和歌山で迎えた朝───
昨晩はよく眠れたかといわれると、早めに眠りについたのでそれなりに疲れは取れたんじゃないかなと。
日が出ているうちにチェックインするも、ちゃんと部屋にい始めたのは日没後だったので結局見れていなかったホテルからの景色。電車の音が聞こえていたのでどれだけ近いんだと思ったら目の前だった。
あまりのんびりもしていられないので、出発の準備をしてチェックアウト。目の前にあった西日本旅客鉄道和歌山支社を横目に和歌山駅へ。
家へのお土産も和歌山のものにしていこうと思い、和歌山駅にあった「おみやげ街道 JR和歌山駅中央口店」へ。
わぁ、みかんがいっぱい...!
流石はみかん産地二大巨頭の一角...取り扱うみかん関連商品が多い...(好きなみかんとしては静岡勢なので和歌山の本気を前にしてやられている顔)。
ブランドが違えど、みかんはみかんなのでやっぱりときめきと興奮は抑えられない。
かなり悩んだ結果、「みかんだんご」を買うことに。みかんを団子にしたのがどんななのか気になったので...
お土産も買えたことだし、和歌山に別れを告げて和歌山駅構内へ。
この日は、昨日和歌山駅で購入したJR西日本が販売しているフリーパス「春の関西1デイパス」を使って乗り回していきます。
まずは阪和線の「紀州路快速」京橋行き(大阪環状線直通)に乗車。車両は223系0番台でした。
ありがとう、和歌山!また来ます。
和歌山駅から9駅、和泉山脈の雄ノ山峠を越えて大阪府に入り日根野駅で下車。JR側の関西空港への玄関口ですが、関空には行きません。
私が向かったのは、そう...
ここにもあるんです、イオンモール。しかも10時の開店とほぼ同時に凸することに成功。
ジャスコの強い怨念を感じる...
というのも、イオンモール日根野の開業は1995年4月5日と、今あるイオンモールの中でも最古参の部類であり、開業時は当時のジャスコが運営する「ジャスコシティ日根野(JUSCO CITY Hineno)」という名称でした。その後、「イオン日根野ショッピングセンター」と改称を経て現在の名称に至っています。
まあなんで、開業当初のロゴをひっぺがして上から貼っつけたって感じですかね。
いざ、フロアガイドを回s...は?
え...?
終わった。
ここまで絶対的回収率を誇っていたイオンモール、ついに未設置店舗現る...しかも今月頭からという、つい最近まで設置していたと思うと余計に虚無になる。
実家除外処分です。
あまりにも残念すぎる結果を受けて、何も買わずに速攻で退店し再び日根野駅へUターン。
ここからまた阪和線の「関空快速」天王寺行きに...と思ったらホームの天王寺寄りに行っちゃった...
今度こそ、ここからまた阪和線の「紀州路快速」天王寺行きに乗車。
日根野駅で両者が併結されて運転されました。
転換式クロスシートで人権を確保しつつ、次は鳳駅で下車。大阪府堺市西区の中心駅です。
ここでは少し駅から離れた場所まで歩くので、ささっと移動開始。
まずは鳳駅東口から北方向へ歩いたところにあるアリオ鳳(Ario Otori)へ。ここのフロアガイドは2021年10月30日の九州旅行中に泥水配布オタクから既に受け取っていたので、目的としては外観の撮影といった具合。なので、館内には深く踏み込まず爆速撤収。
メモとして、アリオ鳳は東急車輛製造(後の横浜金沢プロパティーズ株式会社、その後は東京急行電鉄となって現在は東急)大阪製造所の跡地に建てられたのだそう。
次に行ったのは、さっき歩いた道を戻って、鳳駅東口を通り過ぎて反対側の南方向にしばらく歩いたところにあるおおとりウイングス(Otori WINGS)。
"ダイエー"の文字とロゴが商業施設のロゴよりも先に目に飛び込んできて大変感動したけど、フロアガイドが無かったのでダメ。
日本[削除済み]信[削除済み]話公社とかいう[非表示]█日本を許すな。
鳳での滞在時間はそこそこ確保していたとはいえ、タクシーという文明の利器を使わずに徒歩のみで攻めた結果、時間がやばくなってきてしまい急いで鳳駅に戻ったら、逆に予定より1本早い「区間快速」天王寺行きに乗車成功。
息を切らしながら急いで乗った電車、なんとか着席人権確保に成功して落ち着くも、息を整える暇もなく堺市駅で下車。文字通りのJR西日本における堺市の代表駅です。
ここでは目的地はひとつ、ベルマージュ堺(Bellemarge Sakai)へ。駅からペデストリアンデッキ(屋根付き)直結という、この日の圧倒的な至近アクセス。
遂に、来た。渇望していたフロアガイドを...やっと...!
予想以上の駅近ぶり、速攻で回収できたフロアガイドによって時間を巻いた結果、本来は鳳駅から乗る予定であった「関空・紀州路快速」天王寺行きに乗れてしまった。
転換式クロスシートの窓側に着席人権を確保して、全ての快速としての停車駅は隣駅になる、終点の天王寺駅で下車。
私の中では大阪におけるリスポーン地点みたいな場所。
改札を突破して、迷うことなく駅ビルの天王寺ミオへ。丁度お昼時に差し掛かる時間になり、天王寺で昼飯をしばく計画でいたので、ここで済ませてしまおうということで10階のレストラン街へ直行。
選ばれたのは通算3回目、「穂の香 天王寺MIO店」。今回は博多明太子うどんをいただきました。結局はこの日もこの後の行程の関係で急がないといけなかったので、やっぱり知ってる場所で済ませてしまえという感じになり行きました。
とはいえ、天王寺でも巻きまくった結果、まさかの予定より約1時間早まった。まあまあかつい旅程を組んでいただけにこれだけ早くなったのは有り難い話ではある。
エレベーターで降りて再び天王寺駅へ。ここからは大阪環状線に乗車。
内回り普通列車、車両は221系でした。
5分ちょいで鶴橋駅に到着。ここで乗り換えるのですが、少しやることがあるので一旦改札外へ。まあこの日はフリーパスで巡ってるんで問題ないんですけどね。
とりあえず、荷物を軽くするためにコインロッカーを求めて...と思ったらそもそも数が少ない上に結構埋まっていてピンチ。
探し回った結果、300円のちょうどいいサイズのものが奇跡的に残っていたけど...今度は100円玉が無い。はい、またピンチ。
そんな私を救ってくれたのは近くにあったJR西日本の券売機。入場券を買って100円玉を錬成することに成功。
こうして無事に(主に宿泊用のものが入っていた)荷物をコインロッカーにぶち.comし、フリーパスの"特典"を受け取り、近鉄の鶴橋駅へ。
大阪線の急行 名張行きに乗車。車両は...確か2430系(2431編成)だった気がする。2400系の派生である2410系の派生系だとか。
しかし、日中帯とはいえ大阪線で急行4両は短いのでは?と思いながらも、鶴橋駅で結構乗車してたけど一応は座れた。
そしてこちらが、ここからの移動に使うための切符。これが、朝から使っているフリーパス「春の関西1デイパス」の"特典"(と私が呼んでるもの)です。
春の関西1デイパス、フリーエリア内の普通列車に乗り降りが自由なのに加えて、①京阪電気鉄道の「京都定期観光チケット」、②南海電気鉄道の「高野山チケット」、③近畿日本鉄道の「室生寺・長谷寺参拝チケット」、④神戸電鉄の「有馬温泉チケット」から好きなものをひとつ交換出来るセット企画券です。
この中でひとつ選べるんだというなら、一部のオタクから勝手に"近鉄のオタク"だと言われてるらしい私は③を選択。
急行に揺られて約1時間、室生口大野駅で下車。急行とはいっても桜井駅からは各駅に止まってたんだけどね...
駅前のバスロータリーから奈良交通バスに乗車。
ここで登場するのがこの切符...切符か?フリーパスの"特典"のひとつで、室生口大野駅から室生寺バス停の区間(奈良交通43系統室生線)で途中下車しない限り使えるやつです。
因みに、この時の乗客は私を含めてたったの3人。時期...間違えた?
人家のない室生川沿いの道(奈良県道28号吉野室生寺針線)をひたすら走ること10分ちょいで終点の室生寺バス停に到着。
この系統のバスに乗ったことで、私はやっと「室生口大野」の"大野"を理解しました。駅からほど近いところに大野寺があってその最寄り駅であること、バスに乗って山間部に突っ込んでいくことで室生寺にも行けるからその玄関口だよっていうことでその駅名になってるんだ、あーなるほどねと、走行音と案内放送だけが響き渡るバス車内で1人で勝手に納得。
お、橋を発見!ここが寺への入口だな!...と思ったら違ったらしい。
「人も車もここからは入れません!」って書いてあるじゃん。ちゃんと看板を読みましょう。
看板曰く、100m先の太鼓橋というところから入れるらしい。
ということで、もう少し道なりに歩くことに。この、ちょっと狭い道路に商店が両脇に連なってるの、門前町って感じがしてなんか良い。
太鼓橋、到着。参拝客はここから入れと言われたので、大人しく渡っていきます。
二級河川「室生川」。
淀川水系である木津川の支流である名張川の支流である宇陀川の支流。つまり淀川からすれば支流の支流の支流の支流ということらしい。
太鼓橋を渡った先、ついに姿を現した...
"女人高野"こと室生寺です。
真言宗の拠点である高野山はかつて女性の参拝が禁止されていた(女人禁制)ため、そんな時代に女性の参拝が許されていたことから"女人高野"の別名がついたのだそう。
入山料(フリーパスの"特典"で割引きが利く)を払ってまず出迎えてくれたのは立派な仁王門。右の石塔にでかでかと"大本山"の文字が見えますが、なんのこっちゃと。
室生寺はもともと真言宗豊山派という宗派に属していたそうですが、1964年に真言宗室生寺派として独立したので、その大本山となったみたいです。
一礼をして、いざ参拝───
いきなり現れた石の階段。これは鎧坂と呼ばれる石段です。
"坂"って付くのに階段じゃん!って...お前さぁ、神田明神の階段だって"男坂"って名前じゃん。μ'sやAqoursも駆け上がってたじゃん、思い出せよ...
鎧坂を登りきると、そこに現れたのは金堂。はい来ました!これ、国宝です。名前に"金"ってあるけど、岩手県にある某世界遺産の寺院みたいに金ピカで派手じゃないけど、左右対称の綺麗なシルエットに厳かな雰囲気、これが国宝なのかと実感。
段差のある場所に造られているので、前方部分は床下までよく見える仕様に(仕様ではない)。これが木造だというんだから、昔の人は本当にすごいと感じさせられます。
そして、丁度正面入口前に"おみくじ"が売られていたので、ここで室生寺ガチャのお時間です(おみくじをガチャって言うな)。
結果...
大吉
記憶違いでなければ、中学生の修学旅行で行った同じ奈良県内にある春日大社で出して以来約11年ぶりかもしれない。
しかもこのおみくじ、ただのおみくじではなく、開運を招くというお守りがランダムで入っているんです。私の引いたおみくじには「達磨」が入っていました。
そしてこちらが本堂。左右に大きく広がる立派な屋根は、入母屋造と呼ばれる造りらしい。もちろんこの建物も国宝。「俺が本堂や!」と言わんばかりの堂々とした佇まいは流石だなと。
これは桂昌院塔というものらしい。ちょいちょい見かけるやつだったけど、そういう名前があるのは初めて知った。
しかし、調べてみるとこの名前でヒットしたのは室生寺だけだった。というのも、これは桂昌院(けいしょういん)という女性が室生寺に多額の寄付をして仏塔の修復に貢献した功績を讃えて建てられたのだそう。
"女人高野"ならではの逸話ですね。
本堂の隣、さらに奥に続く道がありました。その先には何やら大きな塔が見えます。
室生寺にもあった、五重塔。本来は1ヶ月くらい後だと、境内にシャクナゲの花が咲いて、この五重塔とのツーショットが綺麗に撮れるのですが、今はオフシーズンということで...
この立派な五重塔ですが、当然ながら国宝です。なお、国宝や重要文化財に指定されているもので屋外にある五重塔では日本最小の大きさ(高さ16m)だそう。しかし、木造五重塔としてはあの法隆寺に次いで日本で2番目に古いらしい。意外とすごいんだぞ。
五重塔の先、どうやら"奥之院"という建物があるらしい。室生寺自体の参拝時間は16時までですが、奥之院だけは15時半で閉まるそうなので、ちょっと急ぎめで向かうことに。
なーんか結構登りそうな予感...ですが。行くと覚悟を決めたので進みます。
あ、あかん...階段まみれや...
なんか400段近くあるらしい...おぢさんにはキツいって...
かなり息を切らしながら登っていると、何やら建物の姿が...もう少しで着けるみたい?
着いた......ここが、奥之院。疲れた。汗だらだら、急に登山をしたせいで脚も震えて痛かった。歳とったなぁ...
そしてここはあの空海を祀っている、御影堂(みえどう)という建物。どうやら国内最古の大師堂らしい。
賽銭箱があったので、この旅行の無事を祈願してきました(最近は神社ばかり行ってたから寺院での参拝方法を忘れかけてた)。
木々の隙間から見える室生集落。麓を見下ろせるくらい登ってきたんだなぁと実感させられた。こりゃ密教だとか、山林修行が盛んだったのも納得できる。
そろそろ、帰りのバスの時間もあるので下山へ。
お...おぉ?
いや、こんなに急だったっけ...?
マジか...こんな急階段を登ってきたのか。そりゃ疲れるわけだ。
暑いからって上着を脱いだはいいけど、よく考えたら下に着てたの朝香果林のフルグラTシャツだったわ。世間的にはこういうTシャツで歩き回るなとはよく言われるけど、流石に暑さでぶっ倒れるよりはマシなので許してほしい。
あとはまあ...全然人おらんかったし...
階段を降りてる途中ですれ違った、犬の散歩をしていた小学生くらいの女の子が元気に駆け上がっていくのを見て、歳をとった現実を改めて突きつけられた感じがした。
苔...癒される。
静かな山林にそっと生えてる苔を見つけて、上がった息を整える(束の間の休息)。
五重塔や本堂、金堂などに別れを告げ、仁王門をくぐって一礼し、麓の参道に戻ってきました。
すごい久しぶりに山間部にある寺院に行ったので、何だか不思議で新鮮な感覚になりました。またひとつ、近鉄沿線の観光地を探訪できました。
行きに通った時に気になっていた"室生よもぎ餅"の単語。疲れた時こそ甘い物だべ!ということで「室生よもぎ餅本舗 もりもと」さんに立ち寄り。
こちらが現物の室生よもぎ餅。甘さ控えめでよもぎの主張が良く、口の中によもぎの香りが広がっていく感じで美味しかったです(単純にクソ久しぶりによもぎ餅を食べたというのもある)。
ここでひとつ、悲しい事がありました。
室生寺参拝中に、スマッヒョに付けていた青空Jumping Heart衣装の高海千歌のラバーストラップが取れてしまいました...
幸いにもポケットのなかで紐がぶち壊れたのでストラップ自体はポケットに残留してくれて無事でした。
バス停ではんなりしていると、室生口大野駅行きのバスが到着。よく見たら、行きに乗ったバスと同じナンバーの車両だったので、この系統は1台で一日中シャトル運転してるんだなって。
帰りもこのフリーパスの"特典"を使って乗車。因みに、乗客は私を含めて2人だけでした。
10分ちょい揺られて、室生口大野駅に戻ってきました。
そしてまたまたフリーパスの"特典"の出番。戻り分の近鉄の乗車券です。次に向かう場所の最寄り駅まではフリー区間なので、自由に乗降が出来ます。
反対ホームを近鉄特急ひのとり(15列車)が通過していくのを見届けながらベンチに座って電車を待ちました。
15時50分発の電車だったのですが、時間になっても電車が来ない...!
思いがけないサイレント遅延を食らってしまったので、アプリを起動...
そんなちんけな遅延は遅延じゃねぇと、謎の"大手私鉄Style"をぶちかまされてしまった...
結局は4分遅れで来てくれた訳ですが...
急行 大阪上本町行き、車両は...1437系(1439編成)だったかな?
宇陀市の中心駅である榛原駅を間に挟んで反対側の長谷寺駅で下車。先述の切符のフリー区間の西端です。
またここから歩く...のは流石に先程の登山で疲労が溜まっていたのでタクシー課金を実行。
支払いはいつも通りWAONにしようと思ったら、メーターが故障していた(まだ夕方なのに22時以降に適用されるはずの割増運賃になっていた)せいで使えず...
それはさておき、次の目的地に到着。
という書き方をしているのは、私の地元の隣街である鎌倉市にも長谷寺があるからです。
先程訪れた室生寺もかつて属していた宗派「真言宗豊山派」の総本山でもあります。
入館料を支払い、目の前に建つのは仁王門。室生寺とは異なり、全体的に黒っぽい色でした。立派なことに間違いはないけど。
仁王門をくぐったら目の前に真っ直ぐ伸びる長い階段が登場。長い階段...うっ、頭が...
これは登廊(のぼりろう)と呼ばれるもので、399段あるそう。いやまた400段近くあるじゃねぇかよ...
ただし、室生寺とは違って勾配が緩やかなので、大変なことは変わらないけどそこまでしんどくはないのが救いです。
本当に綺麗に真っ直ぐ伸びていて、ひとつの芸術的な作品にさえ見えました。
長い登廊を登りきると現れたのは本堂。
入母屋造の立派な佇まいは、もちろん国宝に指定されています。ただ、奈良時代に創建されてから約800年の間に7回も焼失してしまったそう。
本堂と初瀬山。4月下旬頃からは一面に牡丹が咲き誇り、より綺麗な景色になるはずですが、ここもオフシーズンということで...
歩き進んでいき、見えてきた大きな建物は本坊。全部まるっと重要文化財に指定されています。本当は館内を巡りたかったのですが、入山時間が16時30分までなのに対して本坊到着時点で16時28分だったので、そんなエクストリーム参拝は出来ないと判断し断念。
順路を下山したら、タクシーから降りて入ってきた参道のすぐ脇に出てきました。ぐるっと巡って同じ場所に戻ってくる、という造りなんですね。
入山時間を把握していなかったせいで、室生寺の半分以下の時間しか参拝できず、結果的にはエクストリーム参拝まがいになってしまったかもしれない。
旧初瀬街道(奈良県道38号桜井都祁線)沿いに並ぶ縦看板。ここが長谷寺の門前町であるとともに、いかにも街道ですよという雰囲気を出しまくっていて良い。
行きはタクシー芸をキメてしまったので気が付かなかったけど、長谷寺駅から住宅街を貫くように歩行者専用の小路のご用意がありました。
ちゃんと、長谷寺の外観を模した門まで建っていました。
というわけで、また勾配を上がって体力を削られながら長谷寺駅に戻ってきました。
室生口大野駅といい長谷寺駅といい、この日は長閑な駅でしたが、多分シャクナゲや牡丹の見頃を迎えるときっと混み合うんだろうなぁって。
繰り返しの登山で疲れ、ベンチで食われかけの干し柿みたいに朽ち果ててると目の前を近鉄特急Aceが通過。多分志摩半島から生えてきたやつだと思う。
反対ホームには急行電車が。あれは2800系(2806編成)だと写真を撮れば...
こっちは2410系(2419編成)だと。4両+2両の6両編成だった。
で、乗るのはこれ。急行 大阪上本町行きで、車両は1435系(1435編成)なんだって。1435系ってこの1編成しかないらしいよ。
ほぼ記憶のないまま43分、鶴橋駅に到着。切符の有効区間はここまでなので一旦改札外へ。
大阪市内に戻ってきた。
コインロッカーにぶち込んであった荷物を取り出したら、オタクからLINEが投げつけられる。大阪府は堺市に在住の泥水配布オタクからである。
向こうは仕事終わりだと言うので、まあ襲撃する気満々だったんだろうなぁと(襲撃予告は既に室生寺を出発したあたりで受けていた)。
1時間旅程を巻いたことで出現した残りの時間。だが、問題は落ち合う場所であった。
向こうは難波、こっちは鶴橋。どっちも近鉄沿線ではあるが、どっちがどっちに向かうかでしばらく豪速球キャッチボール。
"どっちも近鉄沿線"、答えは出た。
丁度真ん中に大阪上本町駅とかいう駅があるじゃん、ね。
どっちも向かえばいいんだよ。
時間的にも飯を食おうそうしようという事で駅前にある、うえほんまちハイハイタウン(Uehonmachi Hi Hi Town)へ。
どんな時でも趣味を忘れない。フロアガイドがある限り、息をするように回収。
さて、問題はどこで飯をしばくか。私は1時間くらい後の電車に乗って帰らないといけなかったので、そんなに迷ってる時間はない。
私は誰?
名前狩りのオタク。
2人でその店を指さし呼称。
大衆酒場オードリー。
え、大阪でも桜坂しずくぶってんじゃねぇって?いや、我々がラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を知ってしまっている以上、しずくのソロ曲にオードリーがあるんだからそりゃ行くでしょ。
私は夜勤明けそのまま家に帰らず旅行をしているので「帰宅中」扱い。向こうもこの日の勤労を終えて帰宅中。
そう、"帰宅途中"のオタク2人で、乾杯。片方は退勤してから既に33時間経過してるけど...
居酒屋の滞在時間50分という短さで引き上げ、また大阪上本町駅へ。
帰りの電車はというと...
近鉄特急ひのとり。
熱く燃えたぎる翼に、本気の舞をも乗せて
ひのとりプレミアム。
また空いてたので買っちゃった。前面展望出来そうだったけど、もう外は真っ暗なので何も見えない。
この日の疲れが物凄い勢いで襲ってきて、快適座席に吸われるように爆睡してしまったので、目が覚めたら終点の近鉄名古屋駅に到着していました。
「ひかり668号」東京行きに乗車。小田原駅に止まってくれる楽なやつ。
居酒屋RTAでは当然ながら大して食えてないので、ちゃんとした食事を名古屋駅で購入。選ばれたのは「焼売中華弁當」。2種類の焼売が味わえるプチ贅沢仕様なのが良かったです。ごちそうさまでした。
今回はちゃんと寝過ごさずに小田原駅で乗り換えられたよ!えらい!
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
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大阪府:2箇所
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