【2021年12月19日】
前日に歩き疲れて寝落ちしたまま、気がついたら迎えていた朝───
やっぱり気になるのは窓からの景色です。あれだけの大雪だったのですから、私の地元とは全く違う景色が広がっていることでしょう。
本当に一面の銀世界だった...
しっかり積雪していて、すごく綺麗な景色でした。
本日の朝食。
朝から豪華すぎて感動しました。一番の驚きは、写真右下にある牛丼です。
いや、朝食に牛丼!?
しかもここは米沢市。間違いなく米沢牛でしょう。高級牛丼じゃん。ゼ█ショーグループとか松█フーズホールディングスが泣いちゃうよ...
(そんな贅沢をしている私ですが、牛丼屋は3大チェーン店の回数を合計しても指で数えられるくらいしか行ったことがありません...)
デザートはヨーグルトでした。はちみ...ではなく、ラ・フランスです。
実は前日の夕飯でも食前酒がラ・フランスでした。置賜地方だとさくらんぼよりもラ・フランス推しなんでしょうか?
朝食後、2度目の大浴場に入浴しました。河鹿荘には「あさみどり」と「せせらぎ」という大浴場が2つあり、基本的には男性と女性で別れていますが1日2回、8時と20時に入れ替えがあり、我々が朝食中の時間に入れ替えがありました。
なので、このタイミングでの入浴だと昨晩とは違う大浴場に入ることが出来たのです。
因みに朝食後に入った大浴場は後者(せせらぎ)で、こちらは露天風呂付きです。当然ながら露天風呂にも入りましたが、雪が降っていました。降雪の中で露天風呂に浸かるのは初めてだったので新鮮な感覚でした。
そもそも、浴槽のすぐ脇に積もった雪がある時点で凄かったんですけどね...
朝風呂をキメたあとは少しだけ部屋でダラダラしながらチェックアウトの準備をして、チェックアウト時間より少し早めに旅館を出発しました。
河鹿荘さん、大変良い旅館でした。ありがとうございました!
前日は日没後ではっきり見ることが出来なかった小野川温泉の温泉街へいきました。
米沢にある8つの温泉・米沢八湯のひとつである小野川温泉は小野小町が偶然発見したことから始まり、温泉名もこれに由来するとされています。また、戦国時代には伊達政宗が湯治に訪れているそうです。
米沢市の市街地から近いことから「米沢の奥座敷」とも呼ばれています。
また、小野川温泉はメディアミックスプロジェクト"温泉むすめ"を活用した観光振興にも力を入れており、温泉街にある案内板に小野川温泉の温泉むすめ「小野川小町(おのがわこまち)」のイラストを載せているほどです。
また、小町は"おしょうしな観光大使"にも任命されており、街の観光大使にキャラクターが起用されているのもなかなか凄いことだなと思いました。「おしょうしな」とは、"ありがとう"という意味がある米沢の方言(置賜弁)です。
小野川温泉のお土産を買っていこうと思い、温泉街の中心にある丸田屋(まるたや)さんへ。
等身大パネルを中心に小町の祭壇らしきものが形成されていました。
丸田屋の店内にいたネコチャン。どうやら地域猫らしく、ここにいる期間が長いのかとても人懐っこい猫です。私がスマホのカメラを向けていても何も気にせず...という感じでした。
むしろ、ストーブの前で暖かくしていたためか、とても眠そうでした。
丸田屋で温泉まんじゅうと小町のアクリルキーホルダーを買ったのですが、なんと購入品とは別に1個、温泉まんじゅうをつけてくれました。出来たてホヤホヤだったためか、柔らかくて袋に湯気が付いていました。
温泉街をしばらく散策していると、この日もまた降雪が強くなってきました。やっぱり気温が低いので、手袋をしていないと数分で手が悴んでスマホを触っている感覚も無くなってきてしまいます。
関東で降る雪とは違って柔らかくて軽いので、着ていたマウンテンパーカーに付いてもハンカチ等で軽く叩くだけで取ることができます。
この日のイベントに参加する宿泊プランを申し込んだ人で、小野川温泉からイベント会場まで運行されるバスです。側面に「UTORIA(ユトリア)」の文字があるように、山交バスが運行しています。
そもそも、宿泊プラン付きイベントの当落発表が同じユトリアグループの山交観光からあったので、この企画にユトリアグループが関わっているというのが凄いことです。
このコラボプランには「殿様プラン」というのも存在したようですが...(私は申し込んで外れました)。
イベントの時間も迫っていたので、ぼちぼち小野川温泉を離脱し米沢市街地へと下っていきました。
会場にはまっすぐ行かず、ある場所に寄ってから向かいました。それが...
イオン米沢店
流石は世界有数の流通グループ。、方都市にもしっかり店舗があります。外観がサティっぽいなと思ったら本当に元サティでした。
店内の雰囲気といい看板といい、見慣れた感じがして本当に"実家のような安心感"がありました。
しょっちゅう(というほどでもないけどそれなりに)イオングループの店舗で買い物をしている私がここでありえないボケをしてしまいました。
車は屋上の店内入口近くに駐車できたので、すぐ店に入るからと車内に置いていった上着の中にWAON機能が付いたあのKASUMIカードを置き忘れるというやらかしをしてしまいました。
反省...
そしてここが本日のイベント会場である「置賜総合文化センター」です。いつもはイベントホールや市民会館など、座席が数千席あるような場所で開催されるイベントに参加することが多いので、このような行政機関の庁舎内にある小さなホールでやるイベントに参加するのは少し不思議な感じになりました。
本日参戦する、温泉むすめのイベント「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 小野川(米沢)」です。
約2年半ぶりの温泉むすめのイベント参戦になりました。
小野川温泉の色々を紹介するパートでは、小野川温泉の情報や米沢の名産品などを知ることが出来たのですが、小野川小町役の村上奈津実さんが終始噛みまくっててグダグダな感じになっていたのがちょっと面白かったです。
イベント開始の時には、温泉むすめの共通衣装の袴姿で登場しましたが、途中の新衣装お披露目の部分では、キャストの皆さんが温泉むすめのホームページに載っているイラストの衣装になるというものでしたが、飯坂真尋役の吉岡茉祐さんが...もうまんま真尋でびっくりしました。すごく似合っててとても良かったです。全員の衣装とも、米沢市の名産品である米沢紬で作られていて、細部の柄や装飾品までこだわって作っていたそうですが、最後列だった私はしっかり見ることが出来なかったので、いつか展示会をやってほしいです。
ライブパートでは、既存曲枠で青春サイダーを歌いました。この曲はサビでタオルを振り回すのですが、私もタオルは忘れずに持ってきていたのでしっかり振り回して盛り上がりました。2曲目には、なんとこの日初披露の新曲を披露しました。すごく振りコピが楽しい楽曲でした。早く音源化して発売してほしいです。
温泉むすめのライブやイベントは何度か行ったことがあったのですが、まさかなっちゃん(村上奈津実さん)があの袴姿になる日が来るとは...という感じで最高でした。やっぱりどれだけ地方に行っても、推しは可愛いですね。
ありがとう、温泉むすめ!
ありがとう、置賜総合文化センター!
ありがとう、米沢市!
昨日からずっと一緒にいたオタクとはここでお別れでした。彼には帰りの飛行機があったので、直行しないと間に合わないとのことでした。
イベントが終了してから帰りの新幹線まで時間があったので、別の知り合いのオタクの車に乗せてもらい、再び小野川温泉に行きました。
小野川温泉に2度目の到着後、昨日の旅館の夕食で食べたあの感じが忘れられなくて...丸田屋さんで玉こんにゃくを辛子付きで食べました。
1個それぞれのこんにゃくが大きくて食べ応えがありました。
イベント後から一緒に行動しているオタクの提案で龍華食堂さんの豆もやしラーメンを食べていくことに。
当初の私の夕食はこの後乗る帰りの新幹線の車内で駅弁を食べようと思っていましたが、折角また来れたので小野川温泉らしいものを食べて帰ろうと予定変更しました。
豆もやしが麺に負けないくらい細くて長かったのがびっくりしました。頭の豆もしっかりした食感があって「俺が豆だ!」という気迫さえ感じました。デフォルトで温泉ラジウム玉子も入っていて、とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
私が座っていた場所の丁度真後ろには、豆もやしラーメンを食べる小町のSDパネルがありました。
もちろん等身大パネルも設置されていました。因みにこの撮影場所は、イベント中にロケの様子を紹介するパートであった写真でなっちゃんが座っていた場所です。
1人で勝手に推しの波動を感じていました。
小野川温泉を出発する直前、色々あってここまで行けてなかった場所があったので立ち寄ることに。それがここ「登府屋(とうふや)旅館」さんです。小町の本格的な祭壇が形成されていて、各地の温泉むすめの缶バッジは綺麗なグラデーションになるように飾られていて、すごい力の入れようだなと感じました。
ありがとう小野川温泉!また来ます。
豆もやしラーメンを一緒にしばいたオタクが車で米沢駅まで送ってくれました。ここまで色々なオタクに会ってきましたが、これで本当にお別れです。
ところで、米沢駅の第一印象がめちゃくちゃ洋風だなと感じました。上杉氏の城下町のはずなのに、これでいいのかと思ってしまいますが...
どうやら、山形大学米沢キャンパス(工学部)の前身である旧・米沢工業高等学校の校舎をモデルにして建てられたらしいです。
...という理由で東北の駅百選に選ばれています。
そんな米沢駅の改札内にそのまま入ろう...と思いましたが、Googleマップを漁っていたら米沢駅の東側に何やら気になる商業施設がある事を知ってしまいました。
それが...
イオンタウン米沢
本日2軒目...!イオングループの商業施設です!新幹線の発車時刻まで15分を切っていましたが、どうしても行きたくて勝手に脚が動いてしまいました。
フロアガイドを回収していこう!...と思ったのですが、ここの核店舗がマックスバリュ米沢駅前店という事実を目の当たりにして気がついてしまいました。
「もしや、ここの運営はイオンタウンじゃなくてマックスバリュ東北なのでは?」
私の経験則からすると、イオンタウンにおいてイオンタウン株式会社が運営している店舗にはフロアガイドが設置されている(郡山、館山、宇多津で実績あり)のですが、それ以外だと置いていないということです。
実際、後で判明しましたがイオンタウン米沢はホームページが存在しない、つまりイオンタウン株式会社の運営ではなく、旧・マックスバリュ東北(現在は吸収されてイオン東北)の運営でした。
そういう訳ですぐに撤退する判断ができたので、新幹線の到着前にホームに辿り着くことが出来ました。
ということで、帰りは山形新幹線の「つばさ156号」東京行きに乗ります。車両はE3系2000番台です。
"つばさ"に乗るのはこれが3回目ですが、過去2回はいずれも郡山駅→東京駅(つばさ154号)、東京駅→福島駅(つばさ121号)と東北新幹線で利用が完結していたので、山形新幹線として乗るのはこれが初めてです。
小野川温泉で夕食は済ませてしまったので、車内ではイオン米沢店で買った日本酒「米鶴(よねつる)」を飲みながらゆっくりしました。
やっぱり、特急の車内で飲む日本酒はいっそう美味いですね。
とっくに日が暮れて車窓は真っ暗でしたが、車内の照明によって見えたのか、かつて奥羽本線にあったスイッチバックの跡地のひとつを見つけたような気がしてテンションが上がりました。飲酒で記憶が曖昧...
乗ってからの新幹線の車内での記憶はここまでで、目が覚めたら上野駅を発車していました。
終点、東京駅に到着しました。
急に現実に引き戻されたような感じがして、ちょっと悲しくなりました。
お土産とか抱えていて荷物が多かったので、東海道線はグリーン車に乗って帰りました。
今回のお土産はこちら。ラジウム玉子まんじゅう、ラ・フランスきらら(ゼリー)、牛肉どまん中の揚げ煎餅、米沢牛まぜご飯の素、ラジウム玉子、黒糖まんじゅうの6つです。色々な場所で買ったり、知り合いのオタクから貰うなどした結果、1回の旅行では過去最多のお土産数となりました。
温泉むすめのイベント、それも推しのひとりである村上奈津実さんに会いにいくためだったとはいえ、山形県に初訪問出来たというのは非常に大きかったし、良い思い出になりました。
しかし、やり残したことがあります。それは、殿に謀反を起こせなかったことです。
ここでの殿というのは、「殿様プランで宿泊した人」を指しますが、このうち1人が知り合いのオタクだったのです。
そう、最後に小野川温泉から米沢駅まで送ってくれたオタクです。
"殿様"と付くだけあって、通常プランよりも待遇が良いのですが、特典のひとつに「今回のイベントに出演したキャスト3人のチェキが貰える」というのがあったそうです。実際目の前で見せつけられました。はい。気がついたら中指が勝手に立ってました。
こうなれば、謀反・焼き討ち・市中引き回し・ギロチン処刑までがセットです。
実は、前日の夜に温泉街の公園で合戦という名の雪合戦が行われていたそうですが、泊まった旅館が離れていたために参戦する事が出来ませんでした。
いつか何かしらの形で討ち取りたいと思います。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
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