【2021年12月18日】
この日は、翌日に控えるイベントのための移動日...というべきでしょうか。というのも、そのイベント自体が宿泊プラン付きのものだったので、1泊してからイベントに参加するという形です。
目的地は、私の地元より北部に位置するのですが、前日の報道番組の中でやった気象情報では、日本海側から東北地方にかけて18日は大雪になるという予報が出ていたのでかなり心配ではありますが、とりあえず出発します。
というわけで、東海道線に乗って東京駅に来ました。
実はここまでグリーン車に乗ってきたのですが、1円も払っていません。というのは、JRE POINTを使ったからです。しかも、通常の休日のグリーン車料金は800円ですが、JRE POINTだと半分の400円分(400pt)で乗れるんです。
JRE POINTは沢山あったので、ちょっと贅沢をしました。
東京駅からは新幹線に乗るので、JR東日本の新幹線ホームへ。
実はここからもう、当初の予定から変更が発生しています。
当初予定は、上越新幹線に乗って新潟駅まで行き、そこから特急いなほに乗り換えて村上駅で下車し、イオン村上店でなっちゃんオレンジを仕入れてから目的地に向かう...といった旅程でした。
ところが、前日にJR東日本新潟支社の運転計画について発表があり、18日の特急いなほが全て運休する事が決まってしまいました。
ただでさえ本数が少ない羽越本線の、しかも速達種別が走らないとなれば物理的に到達が不可能となってしまうので断念せざるを得ない形になってしまいました。
なので、乗車する列車を東北新幹線に切り替えました。乗るのは「やまびこ129号」仙台行きで、車両はE2系でした。
改札内のニューデイズで飲み物を調達したのですが、つぶつぶたっぷり贅沢みかんという気になるものがあったので買ってみました。
あとは、なんとなく食べたい気分になったのでねぎとろおにぎりを買いました。
新幹線は東京駅を3分遅れで発車しましたが、その後は順調に走っていました。ところが、車窓は宇都宮駅を発車してから急に様子がおかしくなりました。
そして遂に那須塩原駅手前、矢板市付近で雪が降り始めました。栃木県内でうっすら銀世界になっていたのは、予想よりも寒波が南下していて驚きました。
ところが、郡山駅付近では晴れ間が覗いていて「さっきまでの悪天候は?」と不思議な感じになりました。
その郡山駅で新幹線を下車しました。
流石は東北、降りた瞬間にものすごい寒さを感じました。
この降りた瞬間に襲ってきた凍てつく寒さ、今年2月の新潟旅行で長岡駅に降りた時と同じ感覚だったのを思い出して、「いよいよこの季節がやってきたな」という感じになりました。
偶然にも発車案内の放送を聞いた時、1番線ホームから観光特急「フルーティアふくしま」が発車するという案内があったので在来線ホームに行ってみました。
するとそこには"臨時"の幕を掲げた719系がいました。
通常では磐越西線の郡山〜喜多方間を走っていますが、実はこの時期(冬季)は東北本線を走行し、郡山〜仙台間を1往復運転されているのです。
フルーティアふくしまを見送ったあと、みどりの窓口で当初乗車予定だった列車の特急券を払い戻ししました。
上越新幹線の方は発車時刻を過ぎていたので、通常であれば払い戻しは出来ないのですが、運休した特急いなほと"乗り継ぎ"で乗車するつもりで購入したので、「運休した列車に関わる」という事由で手数料無しで全額払い戻しになりました。
本当は前日に辻堂駅のみどりの窓口で払い戻すつもりだったのが、19時で閉まったところに19時1分に到着したために出来ず、この日も乗り換え駅だった東京駅でしようとしたら、新幹線の乗り換え口だったので対応してもらえず、降車駅で出来ると聞いたのでこのタイミングでの払い戻しになりました。
郡山駅西口のこの姿を見るのは今年の5月30日以来約7ヶ月ぶりです。
写真を見ると晴れているように見えますが、この時点で雪がぱらぱらと舞っていました。気温はもちろん、めちゃくちゃ寒かったです。
そもそも郡山駅で降りたのには理由があり、行きたい場所があったからです。
それがまずここ。福島県唯一の百貨店であるうすい百貨店(Usui Department Store)です。
他の大型商業施設やスーパーとの激しい競争に晒され、一時期は三越の傘下に入るなど業績が悪化しましたが、現在は地方の地場百貨店として独立しています。
フロアガイドはありませんでした。
そしてもう1箇所が...
イオンタウン郡山
既にフロアガイドを回収済みのここに何故行ったかというと、オタクに配布するためのなっちゃんオレンジを買うためです。
本来であれば、新潟県村上市のイオン村上東店で買うつもりでしたが行けなくなってしまったので、代替え措置としてここのザ・ビッグ郡山店で買いました。
郡山での滞在時間は少し多めに取っていたのですが、前途のみどりの窓口での払い戻しに時間がかかってしまい、イオンタウン郡山で買い物を済ませた時点で次に乗車予定だった電車の発車時刻まで近づいていました。
急ぐにしても500mlのペットボトル6本(3kg)が荷物として加わった状態でダッシュするのはさすがに無理があると考えたので、偶然にも停車していたタクシーに乗って郡山駅西口まで移動しました。
再び郡山駅から電車に乗りますが、ここからは在来線である東北本線に乗っていきます。車両はE721系0番台でした。
1時間に1本しかないのか、郡山〜福島というある程度需要のある区間だったのか乗車率はそれなりに高く、車内はまあまあ混雑していました。
福島行きの電車だったので終点まで乗車し、福島駅に着きました。
前回通った時(2021年9月30日)は新幹線から在来線への乗り換えで降りただけなので、改札外に出るのは今回が初めてです。
改札近くのコインロッカーに一旦荷物を預けて身軽にしてから駅前広場に出たところ、郡山とは全然違う景色が広がっていて、もう銀世界になっていました。
関東に住んでいる人間なので、やっぱり積雪している景色を目の前にするとテンションが上がってしまいます。マジで寒かったですが...
その駅前広場の先に、積もっている雪よりも感動してしまったものがありました。それが写真の建物である、中合福島店(Nakago Fukushima)跡です。2020年8月31日に閉店してしまった地場百貨店・中合の最後の店舗ですが、閉店から1年以上経った現在でも当時のロゴや建物がそのまま残っていた事に感動しすぎて寒さを忘れてしまうくらいでした。
いきなりのサプライズに驚きましたが、線路に並行した大通りをしばらく歩き辿り着いたのが、私が福島駅で下車して行きたかった真の目的地であるMAXふくしま(MAX Fukushima)です。
ありました、フロアガイド。
時々雪が舞うクソ寒い中を雪中行軍した甲斐がありました。郡山でのうすい百貨店で回収が出来なかった分、ここで回収実績を残せたので良かったです。
時刻も12時を過ぎていて、ちょうどお昼にはいい時間だったので、昼食を求めて福島駅の駅ビルであるエスパル福島(S-PAL Fukushima)へ。
ついでにフロアガイドも探してみましたが、残念ながら見つからず...
お昼は「そば処丸松 エスパル福島店」で海老天ざるそばを食べました。このお店も饂飩と蕎麦を選ぶことができるのですが、いつも饂飩ばかりしばいていたのでたまには蕎麦を食べようということで蕎麦にしました。
昼食を終えて、再び電車に乗るために福島駅に戻ってきました。
乗車予定の電車が到着するまで少し時間があったのでベンチでまったりしようと思ったら、まさかの座面に雪が積もっていて座れませんでした...
若干風が吹く中凍えながら待っていると、福島駅始発のワンマン普通列車の白石行きが到着しました。車両はオールロングシートの701系でした。
これに乗車し、席に座った瞬間にコインロッカーに預けた荷物を忘れている事に気が付きました。
幸いにも使っていた切符が、フリーエリアは乗り降り自由な「週末パス」だったので大急ぎで一旦改札を出て荷物を回収し、再び車内に戻りました。オタク配布用なっちゃんオレンジの他に宿泊用の荷物もあったので、ここで置き忘れていたら大惨事になるところでした。
そして何故か伊達駅で下車をしました。あの...今日は9月30日ではありませんが...
それよりも...なんだこの積雪量は。
先程までいた福島市街地から10kmも離れてないのにこんなに積もっていて本気で驚きました。
何故伊達駅で下車したかは、写真が示すものが半分くらいの理由です。ラブライブ!スーパースター!!、Liella!の澁谷かのん役・伊達さゆりさん。確かに今日は千葉県松戸市にある森のホール21でライブがありますが、残念ながら私は別現場に向かいます。
本当は、ここでオタクと合流するためです。そのオタクは福島空港(石川郡玉川村)からレンタカーで走ってくるというので、伊達駅で拾ってもらうということに急遽決まりました。
というのも、福島の奥座敷こと飯坂温泉に寄っていく予定だったので、JRの最寄り駅が伊達駅だったから(というまあまあそれらしい適当な理由)です。
ドア付きの駅舎内で30分ほど待ったのち、オタクと無事に合流することができました。
東北本線の福島駅以北は1時間に1本程度しかなく、集合時間が14時半だったのに対して13時53分に到着してしまったので、駅舎内でずっと待っていたのですが、外の様子を見ていたらどんどん吹雪に変わっていくのを目の当たりにしました。
下車した時点でそこそこ降っていて風も吹いていたのですが、合流して車に乗り込んだ頃には視界が数メートル先までしか見えないほどにまで吹雪いていました。
あと、駅から駐車場までの間に積もっていた雪が想像よりも深くて柔らかかったのにびっくりして、歩くのがかなり大変でした。
合流するなり早速配布されたのが、今回はトップバリュベストプライス(黄色いトップバリュ)シリーズのコーラでした。
「俺は人に作られた味だ!」という主張がすごい味でした。飲んだ瞬間はただの水で0.5秒くらいしてからコーラの味が襲ってくる感じでした。
ただ、泥水(コーヒー)や汚茶(紅茶)に比べたら全然飲める味なので、そこだけが救いでしたね。
あまりの降雪により、今日の目的地に辿り着けるか不安になってしまったので、飯坂温泉に寄り道するのは諦めてまっすぐ向かうことにしました。
福島大笹生インターチェンジから東北中央自動車道に乗りましたが、まあどえらい吹雪なこと。道路は白線が見えないほど白く積もっており、棒が立ってないとどこまでが車線なのか分からない状態でした。
途中、反対車線にごつい大型車両がすれ違いましたが、なんと除雪車でした。
幸いにも立ち往生には至らず、通常よりもだいぶ遅い流動ではありましたがずっと走り続けることができました。
栗子トンネルを抜けて山形県に突入し、米沢八幡原インターチェンジで一般道路へ降りました。
そこには、福島よりも深い銀世界が広がっていました。前を走っていた大型トラックが雪を撒きあげて見えなくなるくらいには。
この悪天候を考え、目的地の宿に着いたらもう外出しないつもりでいたので、何かご当地のおつまみなど無いか探しに「道の駅 米沢」に寄りました。
色々探していたら、家へのお土産も買うことが出来ました。
さらに走ること30分弱、遂に本日のお宿である河鹿荘(かじかそう)に到着しました。
玄関には早速、温泉むすめの小野川小町の等身大パネルがいました。
今回ここの旅館に宿泊するのは、この温泉むすめに関係があるからです。
冒頭でも書きましたが、翌日にはイベントがあり、そのイベントは宿泊込みのプランとなっており、申し込みの当落結果で宿泊する宿まで決まるという面白い内容です。
部屋はこんな感じ。「温泉街の旅館の和室」という雰囲気があってとても良かったです。外は既に真っ暗だったので、景色は翌日のお楽しみに...ということで。
夕食まで少し時間があったのでテレビをつけたところ、N█KでアニソンプレミアムのラブライブSPの再放送がやっていたので2人で観ていました。ようちかはいいぞ...
そういえば、さゆりん(伊達さゆりさん)も出ていましたね。
これはあくまでもラブライブ!スーパースター!!での私の推しキャラが澁谷かのんで、その中の人だからみているのであって、さっき伊達駅に行ってきたとか、そういうのは関係ないですよ(?)
本日の夕食。
左のお皿に見えるのは、あの有名なブランド牛・米沢牛です。
旅館の夕食で米沢牛が食べられるって何?やばくない?
当たり前なんですけど、めちゃくちゃ美味しかったです。そう簡単に食べられるものではないのですごい贅沢な気分になりました。
山形名物の玉こんにゃく。
まさか、旅館の夕食で食べることが出来るとは...
もともと私はこんにゃくが好きだったので、いつか食べてみたいと思っていたものがこういう形で回収できてとても良かったです。
これは日本酒の飲み比べセット。
米沢の酒蔵で作られた3種の日本酒で、左から「香華(こうか)」「冽(れつ)」「香梅(こうばい)」です。
私自身、そんなにたくさん日本酒を飲んだことがあるわけではないですが、なんとなくこの3つの味の違いが分かるくらいにはなってきました。
やっぱり東北に行ったら日本酒を飲みたくなっちゃうんです。
なのでもうひとつ日本酒を。これは河鹿荘オリジナルの日本酒「おしょうしな河鹿荘」です。
やっぱり日本酒うめぇーーーー
そして、なんと、芋煮が!
山形県民がものすごい強いこだわりを持つ郷土料理です。秘密のケンミンSHOWでも取り上げられていて、1度は食べてみたいと思っていたのでまさかこれも旅館の夕食で食べられるとは思ってもいませんでした。
醤油味で、牛肉・里芋・葱はもちろん、豆腐もきちんと入っていて、置賜地方(米沢市を含む山形県南部地域)の芋煮でした。
〆のデザートはいちごババロアでした。
(この記事を書いている時に思い出したのですが、アイドルマスターでの私の担当アイドルのひとりである星井美希の好物だったような...?)
中庭らしき場所があったのですが、昼間の大雪によって雪化粧した姿がライトアップされていて綺麗でした。
大浴場でまったり入浴したあと、湯上りミルクコーヒーをこの場所で飲みました。
部屋に戻り、二次会と称して再びお酒を飲みました。とはいえ夜遅かったのでアルコール度数が低めの、道の駅(に隣接するセブンイレブン)で買ってきたデラウェアサワーを飲みました。
実はこの日の記憶はここまでで、どうやら郡山や福島で歩き回った疲れが溜まっていたせいか、"布団に入って"寝落ちしていたらしいです(翌日、一緒にいたオタクに教えてもらった)。
というわけでこの日はここまでです。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
山形県:1箇所
福島県:1箇所
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