【2022年11月03日】
私はこの時をずっと楽しみにしていた。また北海道に行けるんだ!って。知り合いのオタクがだいぶ前から計画として立てていたので、本当にモチベーションが大きかった。
という訳で辻堂駅から東海道本線に乗車。ここ最近の旅行は何故か起床事故が発生していたので、今回は1人旅行じゃないので絶対に起床事故はしないという鉄の意志で起床した。
ただ、神奈中バスというダイヤの概念が存在しない奴には勝てず、こちらがいくら時間通りに家を出発してもこいつが遅延したせいで、これに乗りたかった!という列車に間に合わなかった。許さん。
2泊3日なので荷物も結構あったので、祝日のこの日は絶対に普通車は混んでいると判断したのでグリーン車課金芸をした。
今回も"モーニング"と称してニューデイズで買ったシャキシャキレタスサンドと微糖コーヒーでまったり。
そのまま高崎線に直通して大宮駅で下車。指定の集合場所がここだったので降りた。因みに一緒に行く他のオタクはさいたま国内移動だけなので、私だけバカみたいに時間をかけて向かったことになる。
この木なんの木!まめの木!w
大宮駅の中央改札付近の広場にあるオブジェ「行きかう・線」の愛称。我々のように待ち合わせ場所としてバチクソしばかれてる。
とまあ、神奈中バスのせいで集合時間3分遅れだったけど全然間に合ってるので無問題ラ。
これから乗り込む新幹線の車内で爆食い部をする為に、駅弁屋 大宮4号売店で各々駅弁を購入。
お昼の食事を無事に確保した所で新幹線ホームへ。大宮駅から新幹線に乗るのクソ久しぶりだなーって思ったら4年ぶりだった。前回は学生時代で、「いっけな〜い、1限の講義間に合わないから新幹線課金しなきゃ〜」ってたにがわ号に飛び乗って結局開始に間に合わなかったやつ。
そんなクソ久しぶりに大宮駅から乗るのは東北新幹線の「はやぶさ7号」新函館北斗行き。1日2本しかない、東京駅を出発してからの途中停車駅が大宮駅・仙台駅・盛岡駅・新青森駅しかない、一番よく働くはやぶさ号のやつ。
新幹線爆食い部として選ばれたのは鯵の押し寿司。
神奈川県民(東海道ユーザー)が大宮駅で鎌倉みやげを買う。は?
いつでも買えるだろがよ。うん、だからこそ初めましてなんです。
マッ缶配布オタク、いつもはトップバリュベストプライスの泥水を配布してくるくせにこの日は何故か𝐒𝐮𝐩𝐞𝐫 𝐀𝐥𝐜𝐨𝐡𝐨𝐥 𝐃𝐫𝐢𝐧𝐤を押し付けられた。最悪...と思いきやしばいてるのが寿司だったおかげで、形だけでも𝐉𝐚𝐩𝐚𝐧𝐞𝐬𝐞 𝐒𝐀𝐊𝐄の飲料は相性はそんなに良くなかった。不味い、マジで。
ボケカスログボだけじゃなくて、一応お土産としてりんごスティックなるものもくれた。国道4号を全線走破した時に青森で買ったものだそうで、食後のデザートとしては十分だった。時速200km/h以上でこれから通過するけど。
大宮駅から乗車して約1時間10分、最初の停車駅である仙台駅に到着。もう仙台か、というのとまだ仙台か、と2つの感覚になる。とても良く推しを感じられるのでヨシ。
次の停車駅は盛岡駅。何度かはやぶさ号に乗っているけど、この辺は寝てるか日没後なのでちゃんと車窓を見るのは初めてだったり。
いわて沼宮内駅付近、天気の様子がおかしい。本当に。雲が厚くなって暗くなってる。
青森市内に入ってもっと酷くなった。窓ガラスが濡れてないのが奇跡ってくらい。
最後の途中停車駅の新青森駅にt...あー終わった。窓ガラスが濡れた、おしまいだ。
まぁ...傘は持ってきてあるから大丈夫だけど。
青森→北海道で青函トンネルを通るのはこれが2回目だから、今度こそは入る瞬間を撮ってやろうと思ったら完璧にミスって蛍光灯に直撃して白色大魔王になった。
青函トンネルを抜けていざ、北の大地へ───
さっきよりは幾分雨雲は薄くなってきたな?という感じだった。
そして終点の新函館北斗駅に到着。全然阪神関係ないんだけど、所要時間は3時間34分だったw
乗り換える列車の発車時刻まで余裕があったので、あるものを買うために一旦改札外へ。
初めて新函館北斗駅の駅舎の外に出た。そして流石は北海道。11月でもしっかり寒かった(天気が悪かったというのもあるけど)。
向かったのは、南口ロータリーに面するほっくる(北斗市観光交流センター別館)。
その施設内にあるNORTH SAKE & WINE 酒舗 稲村屋で買い物。
買ったのはこれ、網走ビールの流氷ドラフト。飲むのはホテルにチェックインした後のお楽しみという事で...
ばりうんこ放出ぬくぬく買い物してたら列車の発車時刻が迫っていたので急いで新函館北斗駅に戻った。
爆速で入場券と切符を買って在来線ホームに駆け下りたら...遅延していたらしくて列車はまだいなかった。
遅れて到着した、函館本線の普通 函館行きに乗車。車両はキハ40系(キハ40形1700番台)だった。この時、JR北海道における私の中で初めての列車名称無しの列車乗車となった。
函館...はまだ気が早い。ここは隣駅の七飯駅で下車。正確に言えば函館本線の下り列車に乗り換えである。
で、その乗り換える下り列車というのがこの普通 長万部行きである。どうせ下り列車に乗るんだったら最初から新函館北斗駅で長万部方面に乗ればいいじゃんという話になってしまうが、残念ながらいつもの"クソオタク旅行面子"は4人中3人がでんぐるまひろしなのでそういう訳にはいかない。
函館本線の七飯駅〜大沼駅には藤城支線と呼ばれる下り線用の線路があって、この線路は新函館北斗駅と仁山駅は通らない。で、七飯駅で乗り換えた長万部行きは1日たった3本しかない藤城支線経由の列車なのである。ちょうどいい時間に北の大地に着弾した事で、折角だし乗っていこうとなった。
発車して早々に本線を踏みつけて藤城支線へ。クソミドリwwとか言ってるレベルじゃないクソデカスケール大自然の車窓が、改めて北の大地に来たんだと実感する。
いきなりデカい湖のようなものが現れた。これが大沼公園の大沼か!と思ったらその手前にある小沼だった。なんだよ、まだスモールズブズブか。
スモールズブズブにへばりついたまま大沼公園駅に到着したのでここで下車。
乗ってきた列車を見送って、いざ改札外...にはまだならない。だってこの後に"アレ"が来るから。
我々は見てしまったんだよね、新函館北斗駅で。特急用の案内板に「臨時」って表示されていたのを。ダイヤを確認したら、大沼公園駅で少し待てば見れる時刻だったので見ようとなった。なお、来る車両の見当が付いていた後輩ちゃんは爆速で沿線の撮影スポットに向かっていった。
そして入線してきたのがこいつ。臨時特急「はこだてエクスプレス」札幌行きである。なんと車両は"ノースレインボーエクスプレス"ことキハ183系5200番台だった。
全くの偶然だが、この車両は老朽化で来年春に引退する事が決まっており、ちょうどこの日からメモリアル運転として臨時特急の運用に入ったそう。
ノースレインボーエクスプレスのこのロゴの配色、なんか見覚えあるなぁと思ったらi☆Risだった。わかちーはもっと赤いとか、セリコはもうちょっと水色に近いとか多少のツッコミはあるでしょうが、色の数は同じって事で。
全員旅行装備で荷物を多く抱えていたので、大沼公園駅のコインロッカーにぶち.comして軽装備にしてからいざ駅の外へ。
空は分厚い雲に覆われていたけど、雨は止んでくれたので最高。
やってきたのは勿論、大沼国定公園(ナショナルクソデカズブズブパーク)。
大沼国定公園には大きく4つの散策路があり、時間も結構あるという事で推定所要時間が一番長い「島巡りの路(約50分)」を散策する事に。
北海道の紅葉シーズンは関東よりも遅いので、11月でもまだまだ見頃だった。大沼国定公園は「日本紅葉の名所100選」に選ばれてるだけあって、紅葉が大変綺麗だった。
散策していたら、早速気になる看板が。これってあの曲の事だよな...?
いや景色良っ!真正面に駒ヶ岳見えますやん。
足元にしっかり記念プレートが設置されてたw
どうやら本当にここであの「千の風になって」が誕生したらしい。
初手から気になりすぎて散策路を脱線していたが、後楽橋を渡って本来の「島巡りの路」へ。
どこまでも大自然が広がっているので無限に紅葉が見られるけど、天気が残念すぎる。
長島園路護岸を渡った先が小さい島だからって誰かが"小島新田"って言い出してツイートしていたので私は"小鶴新田"っつってツイートした(鶴は関係ないやろがい)。
これは浮島橋。誰かが川崎浮島ジャンクション!って大絶叫したせいで「絶対に関東から逃れられない大沼公園24時」が始まってしまった。
浮島橋から見た横津岳。まだ雪は被っていなかった。
どこもかしこも紅葉が綺麗だったので、連呼してたら段々語尾が伸びて気がついたら「もみじい」とかいう謎のキャラが爆誕した。
くもじいが空から日本を見ていたならもみじいは地面から日本を見てみるか?
日の出橋を撮っていたらオタクが写りこんできたので撮ってあげた。
駒ヶ岳が良い感じに見えるビュースポットに出くわした。ただ、両脇の木々の葉っぱが寂しすぎたのでもうちょっともみじいが欲しかった。
これは金波橋(きんぱばし)。特徴的な構造をしていたので、とっさに思いついたのが二重橋。は?
"虚子の径"の石碑。俳人の高浜虚子がここで句会を開催した際に散策したみちだそう。
近くの喫茶店と紅葉のツーショット。なんか良い感じに撮れた...と思う。
また良い感じに駒ヶ岳が見えるビュースポットを発見。でもやっぱり両脇の紅葉が寂しすぎる。
島巡りの路は湖畔沿いへ。直前まで雨が降っていたせいで地面はかなりぬかるんでいて危なかった。
石楠花橋を渡って石楠花島へ。といっても、石楠花の開花時期とは真逆なのでお花は無し。
島巡りの路最後の橋となる八つ橋。ここだけ関西に飛んでいった。なんでだよ、橋が美味しいわけないだろ。
順路を巡って無事に戻ってきたところでクソデカズブズブパークを後にし、大沼公園駅近くにある「沼の家」へ。
そこで買ったのがこの大沼だんご。明治38年(1905年)に誕生したご当地グルメで、売り切れが出るほど人気商品らしい。
そしてもうひとつ、大沼公園駅前に設置されていた自動販売機に売られていたジョージアコーヒー。北海道限定デザインという事でみんなでポチッた。
そんな団子と珈琲を暖房が効いたぬくぬくの大沼公園駅舎内で、次の列車が来るまでの間でしばいた(30分くらいあったのでゆっくり味わった)。
大沼だんごの味は正油(上側)とあん(下側)の組み合わせを選んだ。異なる面積で仕切られているのは大沼(ビッグズブズブ)と小沼(スモールズブズブ)を表していて、団子のくせに串にぶっ刺さってないのは湖面の浮島をイメージしているからだとか。
団子の1つひとつがそんなに大きくないからひょいひょいつまめる。これはヤバい、美味すぎた。
いいものを味わって、十分にぬくついたところで切符を購入してホームへ。
ここからは特急「北斗12号」函館行きに乗車。そもそも普通列車が無い時間帯だったのでこれしか選択肢がなかったけど。
昼間に降り立った新函館北斗駅を、今回はスルー。そんなすぐに離脱してたまるかって。
五稜郭駅手前、はっきりと函館山の姿を捉えていよいよ終点が近づいてきたという感じ。
程なくして終点の函館駅に到着。まだ日の出ているうちに降りるのは初めて。
車内からもちらっと見えていたんだけど、隣接する車両基地に引退したキハ281系の姿があった。
その中には"HEAT 281"のロゴが入った編成もいた。𝐇𝐨𝐤𝐤𝐚𝐢𝐝𝐨 𝐄𝐱𝐩𝐞𝐫𝐢𝐦𝐞𝐧𝐭𝐚𝐥 𝐀𝐝𝐯𝐚𝐧𝐜𝐞𝐝 𝐓𝐫𝐚𝐢𝐧の頭文字を組み合わせたもので、1992年の導入された当時のデザインである。
この1編成しか無いので、みんなでしばらくこいつにカメラを向けていた。
撮影が終わって落ち着いたところで改札へ移動開始。やっぱりこのカーブが、往年のターミナル駅という雰囲気を感じさせてくれる。
ただいま、函館...っていって改札に向かって歩いていたのに、あるものが入線してきたのを見かけてしまい、オヒョーwっつって秒でホームに帰った。
そこにいたのは国鉄色のキハ40系だった。JR北海道向けといえば昼間に乗った白基調に黄緑と青のラインが基本なのでこいつは貴重な塗装。
結局、列車を降りてから改札突破するまで約20分もホームにいた。まぁあんなに珍しいものを見かけちゃったらそりゃ食いつくわ。
という事で改めて。ただいま、函館───
早速ホテルにチェックインすべく歩いていきますが、今回も函館国際ホテル...ではなく。
本日のお宿、ラビスタ函館ベイ。
遂に泊まれる...!このホテルに。函館国際ホテルを制覇したんだから次はこっちだってオタクと話してたら、本当に泊まれる日がやってきた。
いざチェックインするぞ、と思ったら長蛇の列。まさかこんなに並んでるとは思わず、この日の夕飯のお店を17時30分から予約しているだけに間に合わないと判断。予約したマッ缶配布オタクがお店に電話して遅れますと伝えたほど。最終的にチェックインするまで40分も待ったんだけど、大沼公園駅で当初乗る予定だった特急北斗14号で「17時13分に函館駅に着くからそのままチェックインして飯だ〜」なんてヘラヘラしてたら確実に死んでいたので1本前倒ししたのは正解だった。
そしてこちらがお部屋。なんか奥に床の間みたいなのあるんだけど?というか4人で泊まるのにベッド2つしかないよ?歌って踊って奪い合いましょう?𝐰𝐢(𝐥)𝐝-𝐬𝐜𝐫𝐞𝐞𝐧 𝐛𝐚𝐫𝐨𝐪𝐮𝐞は京葉線までで結構です...
とりあえず荷物を部屋にぶちまけ、必要最低限にして予約してる飯屋へ。それがこの「羊羊亭(めいめいてい)」。ホテルの隣だからクソ近い。
ここで何が食えるか、そう。ジンギスカン!やっぱり北海道といえばこれは外せないよ。
そんな訳で、ズブパー観光お疲れ様でした!の乾杯。ところでズブパーって何。
ビールで乾杯、勿論?サッポロクラシック。関東や東北で幾度となくニューデイズ神で買っては飲んでモチベーションを保っていたけど、やっぱり本場で飲んでなんぼでしょ。風が語りかけなくても美味くて美味すぎるんだから𝐂𝐨𝐥𝐨𝐫𝐟𝐮𝐥 𝐒𝐭𝐚𝐭𝐞'𝐬 𝟏𝟎 𝐛𝐢𝐥𝐥𝐢𝐨𝐧 𝐌𝐚𝐧𝐣𝐮など話にならん(そっちも美味しいけど)。
うひゃー!もやしももりもりで担当アイドルも大喜びや。
アッ、美味しそう。風が語りかける前に美味しいから羊肉最高だわ。おい、見てるか𝐓𝐡𝐞 𝐂𝐨𝐥𝐨𝐫𝐟𝐮𝐥 𝐒𝐭𝐚𝐭𝐞 𝐨𝐟 だ𝐒𝐚𝐢𝐭𝐚𝐦𝐚。
これは絶対に関東では飲めないカツゲン割り(サワー)。まだ普通のカツゲン飲んだことないけど...
こっちはガラナサワー。安定の美味しさ。これもまた北海道の味。
人生初のジンギスカンを堪能して、これだけお酒を飲んだのに無銭。言い方が悪い、全国旅行支援の力によって配布されたクーポンの額内で収まった(クーポン余った)。
大変満足をしてホテルへ帰還。そしてまた今回も始まった、各位持ち寄りグッズによる謎の祭壇形成。Aqours、ニジガク、Liella!、Saint Snow、みんないる。ヨシ!
ホカホカ入水をしたのち、部屋で「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE & FAN MEETING vol.4 R3BIRTH 〜First DELIGHT〜」の鑑賞会をした。
因みにベッド2つを巡ってオタク4人でレヴューをしたら勝ち取れた。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目