【2022年01月05日】
まさかの札幌で迎えることになった朝───
本来ならば家のベッドでおそらくまだ爆睡していたであろう時刻、北の大地のホテルで起床しています。
さて、恒例の窓からの景色を見る時間です。
と、隣のビルの壁...
どうやら通りに面した部屋ではなかったそうです。11階だったから割と期待していただけに今回は残念な景色になってしまいました。
朝は健康的に、みかんヨーグルトを食べます。みかん味なのに他意はありません。左上に写っているのが関係してるって...?
朝食は実はこれだけです。というのも、素泊まりプランだったので朝食がつかないにも関わらず、前日にセイコーマートに行った時に翌日のことを考えずにその日の楽しみだけ買ってしまったからです。
なので、ヨーグルトを食べ終わってすぐに出発の準備をしてホテルをチェックアウトしました。
ホテルを出て最初に飛び込んだ札幌の景色です。この日もまあまあ吹雪いていました。
とりあえず札幌駅まで移動します。
少し歩けばすぐに札幌駅に着くわけですが、こうして日が昇ってる間に改めて見ると、やっぱり札幌駅って大きなぁと感じました。
コインロッカーに荷物を放って身軽にして、昨日歩いたパセオをずっと歩き、さっぽろ駅に移動しました。
一日乗車券を購入し、ここからは札幌市営地下鉄(札幌市交通局)を乗り回していきます。
通勤ラッシュに揉まれながら、さっぽろ駅から南北線に乗ってひとつ隣の大通駅で降りました。駅間が0.6kmしかないのであっという間に着いてしまいました。
ただ、大通駅はまた後で寄るのでここでは一旦通り過ぎて、東西線に乗り換えました。
大通駅から3駅隣、円山公園駅で下車しました。
幸いなことに札幌市営地下鉄の駅名が全部頭の中に入っていたおかげで、初めて利用したにも関わらず迷わずに向かうことができました。
駅からしばらく歩き、見えてきたのは駅名にもなっている円山公園。真っ白な雪化粧になっていました。見た感じかなり積もっているように見えますねこれ...
ずっと歩いてきた道も、街路樹が無ければ道路と歩道の境目が分からない状態になっていました。
そして、円山公園の隣にあるのがこのクソムーブの目的地...
来ましたよ、マジで。
あの手の場合、普通ならば「いや、遠すぎるし行かねえよ」となると思います。ですが、私は本当に行ってしまいました。ここまで来て何やってんだろうとは思いましたが、今更後悔したところで目的地はもう目の前ですから...
私(神奈川県民)の2022年の初詣は、家から直線距離で800km以上離れた北海道神宮です!!
フォロワーの関東在住のオタクはみんな都内の神社に行ってて偉いなぁと思いながら雪を踏みしめながら参道を歩いていました。
あと、ラブライブのオタクなら神田明神とか隠田神社とかに行くべきでしょ...とも思うでしょうが、やっぱりこれはこれでネタになるので行っちゃいましたね。
参拝したあとには勿論、御神籤の時間です。今年一発目、結果は...
吉
可もなく不可もなく、一番リアクションしづらい結果になってしまいました。
おみくじにも書いてありますが、今回の旅行は完全に勢いにまかせてやってしまっているので、最後まで気を抜かずにいきたいと思います。
参拝を終えて、門で一礼した直後に雹(らしきもの)が一瞬めちゃくちゃ降ってきました。
私はまたここでも驚かされました。それは、雹が降ってきた時に私は傘をさして歩き出したのに、北海道の人は何もささずに平然と歩いていたことです。いやぁ、慣れてるなぁと。
戻りは通り沿いを歩きましたが、まあこんな感じで歩道に雪かきをしてどかしたであろう雪が積もっていました。私が悪戦苦闘しながら慎重に歩くのとは真逆に、すれ違っていく札幌市民は何事もなく普通に歩いていくという、「こいつは間違いなく関東の人間だろう」みたいなオーラ全開で徘徊している感じになってしまってたかもしれません。
積もった雪が風で舞った地吹雪にボコボコにされながら、円山公園駅に戻ってきました。下車時には触れませんでしたが、ここには駅直結の商業施設「マルヤマクラス(maruyama class)」があります。
フロアガイドもしっかり回収することができました。
マルヤマクラスはイオングループではなく三菱地所系列の商業施設なのに、何故かマックスバリュが核店舗として入居していたことに私は大変感動しました。
円山公園駅から再び札幌市営地下鉄東西線に乗りました。
車両は8000形電車(20編成)でした。といっても札幌市営地下鉄は各路線に1車種しか導入されていないので車両ガチャという概念が存在しません。
札幌市営地下鉄は公営地下鉄では日本で唯一、ゴムタイヤで走行する地下鉄です(ゆりかもめや横浜シーサイドラインのような新交通システムのイメージ)。
なので、他の地下鉄に比べてカーブに差し掛かった時がうるさくなく、乗り心地は結構良かったです。
そのままずっと乗り続け、東西線の終点である新さっぽろ駅で下車しました。
ここに来た理由ももちろん商業施設があるからです。この一帯は「新さっぽろアークシティ」という愛称が付いており、新札幌副都心として開発されました。
「サンピアザ(Sunpiazza)」「デュオ1(duo1)」「デュオ2(duo2)」という3つのショッピングセンターがあり、このうちサンピアザには...
イオン 新さっぽろ店
と、イオングループの店舗が2つも入居しています。
カテプリは「Qualite Prix」と書いて"カテプリ"と読ませてきます。どういう意味なのだろうと調べてみたら、どうやらラテン文字表記らしく、フランス語でQualiteは"品質"、Prixは"価値"という意味だそうです。なお、運営はイオンモール株式会社です。
フロアガイドは「サンピアザ」「デュオ1」「デュオ2」「カテプリ」「イオン新さっぽろ店」がまとめて1冊になっていました。
折角なので、ここではスーパーであるイオン新さっぽろ店で買い物をしていきました。
やっぱりイオン特有の店内の雰囲気があって、地元から遠く離れた北の大地にいるはずなのに、どこか地元のジャスコに来ているかのような安心感がありました。
それでもやっぱり地元企業&球団ということなのか、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(ビッグボス)のイラストがあったりと、北海道を感じさせる部分はありました。
そんなイオン新さっぽろ店で、なっちゃんオレンジ...ではなく小岩井農場の純水みかんと腹ごしらえ用の山わさび醤油おにぎりを買いました。
新さっぽろ駅から再び札幌市営地下鉄東西線に乗車し、途中の南郷7丁目駅で下車しました。当初は行程に組み込まれていませんでしたが、時間的に余裕があったこと、札幌出身の友達がオススメするお店があるということだったので寄り道することにしました。
それがここ「どんぐり 本店」です。札幌のパン屋でちくわパン発祥のお店です。地元の北海道では有名なお店らしく、私が行った時も店の前に自家用車をつけて買い物をしていく様子などが見られました。
ということで、私もちくわパンとあんぱんを買っていきました(今更ながら袋から出して写真撮れば良かった)。
現在は札幌市営地下鉄の単独駅ですが、かつては少し離れた位置に日本国有鉄道(国鉄)千歳線と定山渓鉄道(現在のじょうてつバス)の東札幌駅がありました。どちらも札幌市営地下鉄東西線が開業する前の1973年までに廃止されていますが、国鉄の駅は地下鉄開業後も1986年11月1日まで函館本線貨物支線の貨物駅として営業していました。
そんな東札幌駅の改札を抜けて地上に出た瞬間、猛吹雪に襲われました。とっさに傘を出して防ぎましたが、そんな私をよそに、やっぱり札幌市民は防寒装備だけで傘もささずに平然と歩いていました。もはや恐ろしかったです。
そんな吹雪の中、辿り着いたのがラソラ札幌(RaSoRa Sapporo)です。先述の国鉄の東札幌駅跡地に建てられた複合商業施設です。ちょうど今いる場所の反対側の施設沿いを千歳線の旧線が通っていました。
この写真もかなり無理な体勢で撮ってしまったので、トートバッグの中に避難させていた高海千歌と澁谷かのんの寝そべりぬいぐるみが雪を浴びました(爆速で建物内に避難した)。
フロアガイドもばっちり回収することができました。
元々は時間的に立ち寄るか考えていましたが、どうせなら行ってしまおうと寄り道した場所でした。なので、あれだけ苦労して歩いたのにフロアガイドが置いてなかったらどうしようと思っていたので、フロアガイドの姿が見えた瞬間に泣きそうになりました。これだけでも来た甲斐があったなと。
新さっぽろ駅から予定外の寄り道をしまくり、やっと大通駅まで来ました。今度はここで改札外まで下車します。
まず向かったのは4丁目プラザ(4chome plaza)です。実はここ、2022年1月31日(今月末)で老朽化のために閉店してしまうのです。なので、札幌に行ったら必ずここは立ち寄ろうと思っていました。
フロアガイドもしっかり回収できました。
正直な話、今回のクソムーブの決め手の8割くらいはこれを回収したくて実行したというのはありました。閉店葬式は正直場所が場所だったので難しいと思っていたので、今回のクソムーブがいい口実になったような感じもします。
次に向かったのは、4丁目プラザから見て国道36号を挟んだ向かい(東側)にある札幌パルコ(Sapporo PARCO)です。探訪としては錦糸町、渋谷、仙台に続いて4店舗目です。
フロアガイドはありませんでした。
続いては、上記の2店舗が面している交差点から一旦離れて国道36号を少しだけ南下したところにあるピヴォ(PIVOT)です。
フロアガイドはしっかり置いてありました。
こう見えて現代の若者が来そうな雰囲気の店だったので、回収してすぐに逃げました。
先程の交差点(4丁目プラザと札幌パルコが面してる)に戻り、次は4丁目プラザの対角線上にある札幌三越(Sapporo Mitsukoshi)に来ました。
私はこの時、勝利を確信していました。何故なら、大通駅周辺でこの後訪れる予定の商業施設はいずれも過去にフロアガイド回収実績があったからです。
ですが、現実はそんなに甘くありませんでした。
札幌三越、フロアガイド無し!
私の中で衝撃が走りました。友達から受け取った松山三越に加えて日本橋三越本店と仙台三越と探訪し、回収率100%を誇っていただけに「三越もついに置いてない店舗が出たかぁ」とかなり落ち込みました。
気を取り直して南1条通を歩き、次は丸井今井札幌本店(marui imai Sapporo Main Store)に行きました。3ヶ月前に行った函館店はフロアガイドを回収出来たので期待出来たはずなのですが、この時の私はもう敗北を確信していました。
何故なら、丸井今井は三越伊勢丹ホールディングス傘下で、札幌本店は札幌三越と同じ株式会社札幌丸井三越が運営しているからです。
予想通りフロアガイドはありませんでした。
ぼちぼち札幌駅へ戻ろうと思いながら歩いていたら、札幌のシンボル的存在である大通公園を通りがかりました。一面雪で真っ白になっていたので、もう1箇所寄りたい場所があったのでそこまでのショートカットも兼ねて歩いてみました。
そしたら思ったより積もっていて、何度か足を取られそうになりました。
なんとか雪が積もる大通公園を抜け、大通ビッセ(Odori BISSE)に着きました。ここが最後に寄りたいと思っていた場所です。
さあフロアガイドは果たして...と入ったところ、館内マップの隣に"恐らくフロアガイドを入れているであろうアクリルケース"が空っぽになっているのを見つけてしまいました。これは三井不動産パターンです。ありませんよ、フロアガイドなんて。
昼間なのに寒くて、もう絶対に屋外を歩きたくなかった私は、奇跡的に大通ビッセから直接札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)に行けるエスカレーターがあったので利用し、しばらくチ・カ・ホを歩いていたら、オーロラタウン(Aurora Town)に辿り着きました。
さっぽろ地下街を構成する施設で大通公園の直下に大通駅からさっぽろテレビ塔まで伸びる地下街です。
フロアガイドは、入口付近の案内掲示板にそれらしきものが無かったので諦めかけていましたが、なんと途中にあった総合案内所(オーロラコーナー)に設置されていました。もうひとつの"さっぽろ地下街"であるポールタウン(Pole Town)も一緒に載っていました。
0.6kmとはいえ歩き疲れていたので、札幌市営地下鉄南北線に乗ってさっぽろ駅に戻ってきました。
大通〜さっぽろ間は南北線と東豊線が走っていたので、行きは南北線に乗ったのだから帰りは東豊線に乗れば良かったと思いました。
JR北海道の札幌駅まで歩き、コインロッカーから荷物を取り出す...前に、お土産を買うために「北海道四季彩館 札幌西店」にいきました。
今回のお土産として選んだのがこの「山親爺」で、千秋庵という製菓メーカーが作っているお菓子です。
実はこれ、CMの存在を2012年くらいにニコニコ動画で知って以来、いつか食べてみたいと思っていたものでした。それから約10年経って遂に実物と出会うことが出来たので速攻でこれに決めました。
そしていよいよ、札幌とお別れの時間が近づいてきました。
札幌駅から乗るのは、特急「北斗14号」函館行きです。
車両はキハ281系気動車でした。行きに乗った列車とは違う車両に乗れたので嬉しかったです。
キハ281系は振り子式車両で、カーブに差し掛かると車両が自然に傾いて、遠心力による乗り心地の悪さを無くすものです。車体にもそれをアピールする「FURICO 281」のロゴマークがありました。
ありがとう、札幌!また来ます。
北斗14号は札幌駅を13時27分に出発するので、まだ昼過ぎの時間から車内で過ごします。ここからまた約3時間半乗り続けるので、どんぐりで買ったちくわパンとあんぱんに加えて、札幌駅のお土産屋で見つけたたこめしおにぎりを昼食として食べました。
雪で足元が悪い中で歩き回って疲れたのか、車内が暖かいというのもあって新札幌駅を出たあたりから爆睡してしまい、気がついたら伊達紋別駅まできていました。これでもまだ半分くらうです。さゆりん...
そして札幌駅から3時間29分、新函館北斗駅まで戻ってきました。
北海道新幹線に乗り換えて、「はやぶさ44号」東京行きに乗ります。
車両は...赤色のラインなのでE5系のほうでした。
どうやらこのはやぶさ44号、北海道・東北新幹線の最速達列車らしく、新函館北斗駅を出発してからの停車駅が新青森駅、盛岡駅、仙台駅、大宮駅、東京駅とたったの5駅。上野駅を通過する編成に初めて出くわしました。
新函館北斗駅での乗り換え時間が約30分あったので、最後に北海道を忘れないでおこうと思い、キオスクでサッポロクラシックを買いました。
ここで誤算だったのが、夕飯の確保でした。駅弁を新函館北斗駅で買おうと思っていたので札幌駅では買わなかったのですが、キオスクに入ったら駅弁コーナーの棚が空っぽになっていました。
札幌駅で買っておけばよかったと後悔しつつ、函館リベンジをいつかしたいと思いながら函館メロンパンを買っていきました。
本当は駅弁のお供になるはずだった日本酒も買っていきました。北海道新幹線開業記念デザインでした。
停車駅が少ないというのは恐ろしいもので、盛岡駅あたりで記憶が曖昧になってそのまま爆睡して、目が覚めたら上野駅を通過してもうすぐ東京駅というところまで来ていました。
最速達列車とはいっても3時間57分かかりますけどね...
この後は東海道線に乗り換え、グリーン車に乗って帰宅しました。※寝過ごしませんでした。
これにて2022年最初のクソムーブ、無事に完了しました!
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
北海道:10箇所(うち5箇所冊子重複)
公式サイト▼