【2022年01月04日】
年が明けて2022年、一発目の内容は...
そう、クソムーブ。
去年あれだけやっておいて、今年もまーたやるのかと思っていることでしょう。しかし、今回は理由があります。
初詣の場所を考えていたとき、ふと「Twitterの投票機能を使ってみるか...」と思いつき、4箇所の神社を書きました。
そのうち1箇所は完全にネタ(行くつもりは無い)を入れてみようと考えて、ぱっと思い浮かんだのが北海道神宮でした。
いざツイートを投稿し、日付変わる頃に最終結果が出るようにしました。
新宿三丁目の初詣は...
— 新宿三丁目🐰🎧🍊🙌 (@metro_Hibiya07) 2022年1月3日
で、結果がこれ。
ネタでぶっ込んだ場所がまさかの1位。しかも過半数超え。
あくまでもネタ枠だったので当初は行くつもりなんてありませんでしたが、流石に過半数を超えてしまっては、行かない方が逆に投票したフォロワーに申し訳なくなってしまうという感じになってしまいました。なので...
行きましょう、北海道神宮。
ということで、お布団に潜って速攻で睡眠に入れる体勢をつくり、交通手段とホテルを30分くらいでちゃちゃっと予約して、睡眠───
日が昇り...ここ、JR東日本の東京駅新幹線ホームにやってきました。また今年もここから始まるんですね。
車両はE5系です。といっても、はやぶさはこの車両での運用しかありませんが...
実はこの「はやぶさ19号」は、東京駅から終点の新函館北斗駅までE5系単独で運用されています。普段から秋田新幹線「こまち」のE6系を併結して運転している印象が強いのでなかなか珍しいなと感じました。
福島駅を過ぎたあたりの車窓。いまは冬真っ只中です。東北地方は銀世界です。
きっとクソほど寒いであろう外をよそに、私はぬくぬく(言うてそれほどでもない)の新幹線車内で駅弁を食べました。
選んだのは、伊達の牛たん本舗の「牛たん弁当」です。
名前狩りではありませんが、偶然にも東京駅の駅ナカ商業施設であるグランスタ東京で売っていたので買ってしまいました。
因みにこの柚子胡椒味はグランスタ東京店限定だそうです。
牛たん他おかず類と御飯が別々の容器に入っていて、少しだけ贅沢をしている気分になりました。
やっぱり、特急(新幹線含む)の車内で駅弁を食べると本当に「旅行をしている!」という感覚になります。
そんな牛たん弁当のお供には、東京駅新幹線ホームのニューデイズに売っていたE7系デザインの日本酒を買いました。
やはり4時間以上も新幹線に乗るので、流石に車内で昼食を取らないと何も食わずに北の大地に上陸することになっていまうので、クソムーブとは言え旅行をしている気分に浸れました。
盛岡駅手前、めちゃくちゃ青空が覗いていて「さっきまでの雪は何だったんだ」とツッコミたくなるくらいの晴れでした。
天候は大丈夫でしょうと思ったのも束の間。盛岡駅の隣、いわて沼宮内駅付近であっという間に元通り...というかむしろさっきより荒れてるくらいです。
空と地上の色がほぼ同じような感じになった天候のまま、新青森駅を出発して北海道新幹線へ直通。
この時点でJRの旅客6社のうち、唯一路線の利用が無かった北海道旅客鉄道(JR北海道)の路線に乗ったことになるので、これでJR6社全てに乗車したことになりました。
奥津軽いまべつ駅を発車してからぼーっと銀世界の車窓を眺めているうちに、新幹線は津軽海峡の真下、青函トンネルに突入しました。
トンネルに突入するとき、車両前方にある案内表示機と車掌アナウンスの両方でその瞬間を伝えていました。
全長53.85km(交通機関用トンネルとしては世界4位、海底トンネル及び狭軌では世界一の長さ)を約20分かけて走っていきました。
青函トンネルは貨物列車も通過するので、新幹線とはいえすれ違う時の風圧を考慮して最高速度は160km/hとなっています。が、実は年末年始の12月31日から1月4日までは試験的に青函トンネル内の最高速度が210km/hに引き上げられていました。
なので、乗っている「はやぶさ19号」は、通常ダイヤであれば新函館北斗駅に到着するのは15時01分ですが、この年末年始5日間だけは3分早い14時58分着の特別ダイヤになっていました。
青函トンネルを抜けて北海道に上陸したわけですが、車窓は当然ですが変わらず銀世界が広がっていました。
走行中、床下から「ガリガリ」「ゴリゴリ」と聞こえてきて、「どんだけ線路に雪積もってるんだよ」と少し心配になりました(寒冷地仕様にもなっているはずなので問題無いとは思いますが...)。
そんな事を思っているうちに、終点の新函館北斗駅に到着しました。まさかの「はやぶさ」運転区間完乗です。
降りてまず感じたこと。寒い、そして痛い。
2月の新潟、12月の福島よりも寒く感じました。まあ、緯度の暴力ですよ...
おい、駅構内にヒーターが設置されているぞ...?
私が一番感動したことです。流石は北海道だな...と感じました。
ここからは在来線である函館本線に乗り換えて、特急に乗るのですが...
なんと、乗車予定の特急が9分遅れという放送が...
とりあえず寒さを凌ぐためにホームへは降りず、駅舎内で待ちました(本当は降りたけど寒すぎて一瞬で引き返した)。
新函館北斗駅は橋上駅舎だったのですが、そこから見える景色が「これぞ大自然」という景色でした。
そして、本当に9分遅れでここから乗っていく特急「北斗15号」札幌行きが到着しました。
車両はキハ261系1000番台気動車です。どうやらこの車両、一番新しい7次車の編成らしいです。
寒い場所を走っているということもあって、車内は関東の特急に比べて暖かかったです。
さらに、約3時間半という走行時間と長万部駅を発車して室蘭本線に入ったあたりで日が沈んでしまったので車窓も真っ暗だったためか、爆睡している乗客が多かったように見えました。
因みに北斗15号は指定席とグリーン車は満席だったそうです。
これは豪雪地帯を走る列車の宿命なのか、途中でドアに氷が挟まったとかでドア点検で何度か止まったせいで、東室蘭駅を発車する頃は遅れが13分に増えていました。
その遅れのまま、遂に終点の札幌駅に到着しました。
来ちゃった、札幌。
...ですが、札幌駅到着時点で時刻は19時過ぎ。すっかり日も暮れて、多くの店や施設はもう閉まっていると考え、ホテル(実は予約出来ていた)に向かうことにしました。
ホテルまでは札幌駅から徒歩で約7分、チェックイン時刻は20時だったので1時間弱の余裕がありました。
という訳で、少しだけ寄り道をしていくことに。
写真は札幌駅の駅舎です。見ての通り大きいです。これだけ大きいと駅ビルが建っているはずです。ということは...
やっぱりこうなるんですよ。
200万人近く住んでる都市の中心駅に商業施設が無いわけありません。
因みにJRタワーが"ざっくり"とした札幌駅の駅ビルです。
札幌駅の高架下、1階と地下1階がパセオ(paseo)です。フロアガイドはJRタワーと並べて設置されていました。
次に向かったのは札幌ステラプレイス(Stellar Place Sapporo)です。札幌駅の高架化に伴って行われた再開発事業によって開業した、札幌駅の実質的な駅ビルみたいなものです。
札幌ステラプレイスのフロアガイドは青色でした。因みに、施設名は「札幌ステラプレイス」ですが、英語表記だと地名が1番後ろになって「Stellar Place Sapporo」となっています。
札幌ステラプレイスの向かいに大丸札幌店(Daimaru Sapporo)がありました。店舗の存在は知っていましたが、駅からこんなに近いとは思っていませんでした。
フロアガイドはありませんでした。
雪が積もる駅前広場を歩き、続いてはアピア(APIA)に来ました。ここは札幌駅前にある地下街です。
アピアのフロアガイド
札幌エスタのフロアガイド
アピアの中央広場(通路の交差点みたいな場所)にアピアと、この後立ち寄る札幌エスタのフロアガイドがありました(正確に言うと、JRタワー、パセオ、札幌ステラプレイスのフロアガイドも設置されていた)。
最後は、そんなフロアガイドを回収できた札幌エスタ(Sapporo ESTA)に行きました。
開業当初は大手百貨店であるそごうの系列店舗「札幌そごう」が核店舗として入居していました。言われてみれば確かに百貨店っぽい外観だと思いました。
札幌そごうが2000年12月末で閉店してしまい、その跡地に入居した、現在の札幌エスタの核店舗でもある「ビックカメラ 札幌店」にも立ち寄りました。
というのも、ここにはビックカメラの公式擬人化シリーズ「ビッカメ娘」のひとりであるさっぽろたんがいたからです(個人的にかなり好きなビジュアルというのもある)。彼女にご挨拶という形で探訪しました。
なんとまさかの「ビックカメラ 札幌店」のフロアガイドもありました。
という感じで札幌駅前の商業施設を一通り巡りましたが、これら4施設(総称:JRタワー、大丸札幌店を除く)は札幌駅総合開発株式会社が管理運営をしています。この会社は(施設としての)JRタワーと札幌ステラプレイスを運営していた「札幌駅南口開発株式会社」が、2005年にパセオを運営していた「札幌ステーション開発株式会社」とアピアを運営していた「札幌駅地下街開発株式会社」と札幌エスタを運営していた「札幌ターミナルビル株式会社」を合併して商号変更したものです。
なので、「札幌ステラプレイスが札幌駅の実質的な駅ビル」と書いたのも、札幌駅総合開発の前身である札幌駅南口開発が運営していたからです。
そして、白く積もった歩道と吹き荒れる雪のなか辿り着いたこちらが、本日のお宿「JRイン札幌北2条」です。
札幌駅前で道草を食いまくってしまったせいで、あれだけ余裕があったのに結局チェックインが19時50分過ぎになってしまいました。
Googleマップで札幌駅近くのホテルを探していて、一番最初に目について調べたホテルでしたが、当日予約出来るプランがあり、さらに大浴場付きというかなり良いホテルでした。
部屋はこんな感じ。ビジネスホテルですという雰囲気がありました。
夕飯はホテルの向かいにあった「北海道らーめん奥原流 久楽 本店」で辛味噌ラーメンを食べました。
折角札幌に来たのですから、やっぱり札幌ラーメン(味噌ラーメン)を食べようと即座に考えました。ですが到着したのが夜だったのもあり、やってる店は無いのではと思っていたところに、奇跡的にホテルの近場に遅くまでやってる店があったので即決で行きました。
普通の味噌ラーメンにしなかったのは、辛いものが食べたい気分だったからです。
野菜が多くて、豚骨スープを使っているためか味噌の主張が控えめだったのが驚きでしたが、とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
食後、ホテルの部屋でちょっと飲みたいものがあったので戻る前に、近くにあった「セイコーマート 北2条店」に寄っていきました。
本当はもっと近い場所に某安い息子がありましたが、北海道に来てるからこそ絶対にセイコーマートに行きたかったので、雪が吹き荒れる中歩きました(多分求めてるものがセコマにしか売ってない)。
それがこれ、サッポロクラシックです。3ヶ月前に函館で飲んだあの時が忘れられなくて買ってしまいました。
しかも、北海道で数量限定でしか販売されてないという、富良野産ホップを使った"富良野VINTAGE"というのがあったのでそちらを買ってみました。
オタクや友達との飲みとかではビールはほとんど飲まない私ですが、サッポロクラシックは炭酸が強すぎず本当に飲みやすくて、定期的に摂取したくなる味です。
激寒の屋外とは正反対に、暖かい部屋のなかでテレビを観たり、知り合いのオタクで作られたLINEグループの通話に参加したりと、まったりしてから明日に備えて就寝しました。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
北海道:6箇所
公式サイト▼