【2021年03月06日】
あの悲劇から2週間弱、その挑戦は再び───
前週の土日は仕事の出張でその機会を得られず、どうしても翌週、いや、もうここしかないと。休日出勤を命じられない事を祈りつつ1週間を過ごしました。
そして勝ち取った休日。これはチャンスだと言わんばかりに出撃開始。
まずは腹ごしらえから。八重洲地下街にある「麦まる」さんで饂飩を頂きました。ご馳走様でした。
またこのホームにやってきました。もうこれでJR東海のホーム(東海道新幹線)よりも見た回数が多くなりました。
前回は長岡駅から乗ったMaxとき、今回は東京駅から乗ります。
勿論、新潟駅まで全区間乗り通します。これも特急料金とは別に4,190円が加わってますね。
まーたグリーン車乗ってるよ。
東海道新幹線で1回も使ったことないくせに...
E4系Max、今年の秋で引退するっていうんで、ここしかチャンスが無いと思いキメました。
この車両のグリーン車は先頭車寄りの前から2両の2階となっています。なので、グリーン料金を支払えば自動的に2階の座席になるんです!
というわけで、ゆったりと贅沢な時間を過ごそうと思ったのですが、まあこの車両のグリーン車、只者ではありません。
新幹線には付いている(と思っていた)はずのコンセント。グリーン車でも付いてないんかい!と。
座椅子はよく揺れる(動くと軋む音がする)し、ほんまにグリーン車かい!と思っていますが、登場してから20年以上も経ってるし、仕方ないのかなと。いや、なんか同じ路線にもっと古い車両がいt(以下略
足元が広くゆったりしているとか、リクライニングものびのび出来る点とか、グリーン車ならではの快適ポイントはちゃんとありました。
というような話を、この列車が走ってる沿線に住んでいた友達に話したら「HAHAHAHAwwww」と言われたのでこれが日常らしいです。
とはいえ、他の新幹線よりも座席の位置が高いので、景色はすごく良いです。さいたま新都心の高層ビル群も余裕で見えます。
住宅街の向こうに見える赤城山もはっきりと捉えることができます。
新潟スタジアム(デンカビックスワンスタジアム)も良く見えます。照明が付いているのも確認でき、ちょうど新潟のプロサッカークラブ「アルビレックス新潟」が試合をしている最中でした。
そして終点、新潟駅に到着です。この日は天気が良かったので、前回ほどは寒くはありませんでした。
今回は南口から、ある場所まで新潟交通バスに乗ります。前回は乗らずに終わってしまったので、これが初利用です。
新潟交通バス、想像よりも発着本数が多くて利便性が高くて驚きました。気軽にバスが使えるのは地方都市にとってはとても強いのではと思いました。
降りた場所は...
イオンモール新潟南
新潟駅からはだいぶ離れていますが、バスが乗り入れていたので来ることが出来ました。
位置的には、NEXCO東日本の日本海東北自動車道の新潟亀田インターチェンジすぐの場所、国道49号線沿いです。
地元の人からは「亀ジャス」と呼ばれているそうです。これは、2005年に合併される前は所在地が"中蒲原郡亀田町"であり、かつ旧ジャスコの店舗であったことからだと考えられます。
しかし、イオンモール新潟南は合併後の2007年に「イオン新潟南ショッピングセンター」として開業しており、加えて「ジャスコ亀田店」はこことは別の場所にあったので、なんだかよく分からない感じになってしまいました。
いずれにせよ、"旧亀田町域にあったこと"と"核店舗の旧称がジャスコであったこと"はひとつの理由として関係していそうです。
フロアガイドは確実に回収します。これでイオンモールは15店舗目になります。やっと全店舗の約1割になりました。
核店舗は「イオンスタイル新潟南」です。元々は「イオン新潟南店」でしたが、改装工事を経て現在の店舗になりました。
その証拠(?)に、先程とは別の入口の上にイオン時代のロゴが残っていました。イオンモールの核店舗において、このように2つのロゴが併存しているのは珍しいのではないかと思います。
バス停はこんな感じ。新潟交通以外にも複数社の路線バスが乗り入れており、バス停の看板もいくつか設置されていました。
バス停側の入口にはでかでかと「AEON」のロゴがあり、ショッピングセンター時代を想わせるような雰囲気でした。
次の目的地は新潟駅の反対側にあるので一旦新潟駅までバスに乗ったのですが、道中が混雑していたため、乗っていたバスが10分以上も遅延するという、地元を走る神奈中バスですらやらない事が起きていました。
新潟駅南口に到着したのち、駅舎を跨いで反対側の万代口バスターミナルに向かいます。万代・新潟島方面に向けてBRT等多くの系統・行先があり、目的地の最寄り停留所はどれが停車するのか探し回っていました。
結果は、BRT含め全ての系統が停車する事がわかったので、とりあえず発車しそうなバスに乗りました。
次の目的地、「西堀ローサ」です。古町バス停を降りてすぐです。
新潟唯一、いや、もしかして日本海側唯一(?)の地下街です。
フロアガイドはありませんでしたが、少し散策してみることに。
1枚上の写真の入口から入ると、この写真の場所、中央広場みたいな場所に出ます。
「出逢いの広場」と呼ばれるパブリックスペースで、ここにはベンチが設置されており、デジタルサイネージにバスの発車時刻(おそらく古町バス停のやつ)が載っており、さながら待合所のような雰囲気でした。
かつて、この広場には大阪のホワイティうめだ(梅田地下街)にあった泉の広場のような感じで噴水がありましたが、どうやら老朽化で撤去されてしまったようです。
西堀ローサは国道116号線を挟んで南北に細く伸びており、国道から北側が7番町にあることから「7番街(7th Avenue)」、南側が6番町にあることから「6番街(6th Avenue)」という区画になっています。
なお、西堀ローサは横浜ポルタ(横浜駅)やあべちか(天王寺駅)とは違い、鉄道駅に隣接した地下街ではないため、道路に沿って立地しています。なので、6番街は道路がやや曲線になっているため、地下街も少しカーブしています。
反対に、7番街は道路が真っ直ぐなので地下街も綺麗なストレートを描いています。気持ちいいですね。
沿道の諸施設との階段連絡もしており、「古町ルフル」や「NEXT21」などに直接行くことが出来ます。
西堀ローサを散策し終えた頃にはすっかり日が沈んで暗くなっていました。新潟駅までは再びBRTの"萬代橋ライン"に乗ります。
新潟駅に戻ってきました。とりあえずビックカメラ新潟店のビッカメ娘「にいがたたん」にご挨拶。
選ばれたのは、中華料理屋の「中国家常菜 亜麺坊 新潟店」さんです。今回は"ピリ辛冷やし麺"を頂きました。冷やし中華とはまた違う、名前にもあるように辛みが効いていて美味しかったです。ご馳走様でした。
そして、ここからはいよいよ今回の最大の目的である「"らくらくトレイン村上"のリベンジ」です。
絶対に乗れるという強い意志のもと、村上駅までの切符を買います。
あらかたのことは2021/2/23分のブログで書き連ねたのでここでは割愛しまくりますが、時刻に関してはもう一度だけ。
らくらくトレイン村上は20時03分に白新線方面に発車します。その前には19時21分発と19時45分発があり、電光掲示板は2行なので1本先の電車まで表示出来ます。
つまり、19時21分の電車が出発した後が運命の瞬間となります。
切符を買ったのがちょうど19時20分頃だったので、買い終えて改札前に着くタイミングで表示が変わるのを待ちました。
来た、勝った。
改札前で思わずでっかいガッツポーズ。
周りに変な目で見られたような気もしましたがそんなことは関係なし。リベンジを果たせる事が確定したこの状況に高まりっぱなしです。
本当に乗れるよね?という確認をするために改札内の専用券売機へ。
確定しました。
いや、嬉しすぎる。前回はここに張り紙がされていて、その後の絶望に繋がる不安な気分になっていました。
券売機の前でこんなにワクワクが止まらなくなったのは、小学生の時にグリーン車に乗った時以来かもしれません。
発券します。
この乗車整理券(320円)を買うことで、らくらくトレイン村上に乗ることができます。
そして、前回は絶望にとどめを刺された発車標ディスプレイ。今回ははっきりと種別(青色の部分)に「らくらくトレイン村上」の文字があります。
それにしてもこの時間帯、乗車整理券の必要な快速と特急しか発着していないという驚き。もしかしたら優等列車専用番線なのかもしれませんね。
この並びのご案内の張り紙ももう見られなくなってしまうと思うとやっぱり寂しいですね。
なんていうか、すごい特別感があるような気がするのは私だけでしょうか。と思いましたが、1日1本しか走らない上に320円で特急と同じ車両に乗れるという時点で特別ですね。
高まりが止まらないままホームへと上がります。写真にもあるように、発車まで20分(この時点で電車は入線していない)もあるのにもうホーム上にいるあたり、よほど嬉しかったんだろうなぁと。
そして、ホームに電車が入線します。以前にも言ってはいますが、らくらくトレイン村上に使用される車両は羽越本線の特急"いなほ"と同じ車両であるE653系1000番台です。
方向幕はこんな感じ。特急車両なのに「快速」と表示されているのが珍しくていいですね。
なお、"指定席"と表示されていますが、座席は自由です。どこに座っても構いません(だって乗車整理券しかないから...あれは指定席券じゃないからね...)。
駅員が乗車整理券を確認するため、乗車口は2号車のドアとなっています。
あくまでも"快速"なので、"普通の座席"しか座れないため、先頭車のグリーン車は当然乗れません。なので2号車からになっています。
いよいよ乗車です。この車両自体は以前に一度乗ったことがあるのですが、その時はグリーン車に乗ったので普通車に乗るのは今回が初めてとなります。
写真のように、座席の前にチケットホルダーが備えてあり、切符等をさしておけます。なんだか、旅行している!という気分になれますね。
今回は完全に優勝したので、日本酒をキメます。やっぱり新潟に来たら日本酒を飲まないと、ですよね。
新潟駅のビックカメラに酒販コーナーがあり、各地の色々な日本酒が売っていました。折角新潟にいるのだから、ということで新潟産の日本酒を頂きました。
車内放送はやっぱり特殊でしたね。列車名があるので、勿論「快速 らくらくトレイン村上号」と放送されるのですが、特急の案内放送として使用される車内メロディがこの種別でも流れるんです。快速なのにすごい得した気分です。
特急料金よりも安い値段で特急車両に乗れる、まさに"らくらくトレイン"ですね。ずっと乗っていたいです。
しかし、電車というものはいつかは目的地に到着するものです。
らくらくトレイン村上、どうして1時間しか走らないんだい
— 新宿三丁目🐰🎧🍊🙌 (@metro_Hibiya07) 2021年3月6日
やっぱり寂しかったらしいです。
村上駅が700km先に移動すればいいんだ
— 新宿三丁目🐰🎧🍊🙌 (@metro_Hibiya07) 2021年3月6日
思わず本音が出てしまいました。
そして、いよいよ村上駅に到着です。約2週間ぶりの訪問です。
この日は天気にも恵まれました。前回は吹雪いていたので車両にも雪が付いていましたが、今回は晴れていたのでそんな事はありませんでした。
駅構内にはE653系の記念パネルも設置されています。駅名標の近くにあるので一緒に撮ることができます。
因みに、らくらくトレイン村上として運用された後は折り返しで21時17分村上発の快速新潟行きとなります。なんと、こちらは運賃のみで乗れる通常の快速と変わらないのです。それでもって使用される車両は特急車両。1番贅沢が出来るやつです。ただ、新潟駅の到着は22時を過ぎるので下車後の事を考えて乗ると良いと思います。
私はこの快速には乗りませんでした。何故なら、"村上"という部分にこだわりたかったからです。
この写真の撮影日が3月6日ですからこの1週間後のダイヤ改正で、もうこの時間にこの車両が来ることは無くなってしまいます。
私にとっては、これが最初で最後の乗車となります。理由はどうであれ、この列車に出会えたのはとても良かったです。
ありがとう、らくらくトレイン村上。
ありがとう、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。
ありがとう、村上奈津実さん。
そして、今回も「タウンホテル村上」さんにお世話になります!!!!!!!!
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
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