ぶろーぐぷらざ新宿 三番館

新宿三丁目(metro_Hibiya07)のブログ

めっちゃGreen Car!!

【2021年02月24日】

あの悲劇から一晩、ホテルで半ばふて寝をした私は割と気持ちの良い朝を迎えました。しっかり睡眠を取れたことで気分もリフレッシュ出来たのでしょう...と思ってます。

朝の日差しを浴びるため、カーテンを開けます。

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薄らとした銀世界!

どす黒い空!

おい!!!!

日差しなんてありませんよ。まず、太陽が隠れてる。そりゃあれだけ厚い雲があるんだから。

そんなことはさておき、朝食付きのプランで予約していたので、朝食を食べに併設の食堂へ。

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和食!

ホテルでバイキング形式じゃない朝食を食べたのはいつ以来だろうか...

普段、家での朝食は早めの時間に出ていることもあって手軽に済ませているので、これだけしっかりした朝食なのは久しぶりです。

ご馳走様でした。

 

さて、とは言ってもこの後の予定は......

昨日の夜決めました。

とりあえずホテルを後にし、村上駅へと向かいます。

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昨日は真っ暗で景色どうこうなんて言ってる余裕はありませんでした。なので、村上市の景色を見るのはこれが初めてです。

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これはホテルの目の前にある、新潟県の機関である村上地域振興局です。新潟県にもある一定の地域ごとにその中心的な都市に振興局が置かれており、村上市岩船郡を含む地域において中心的な役割を担っていることがわかります。

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歩道には昨日降った雪がまだ残っていました。さらに一部が固まっていたりして滑りやすくなっており、歩くのが結構大変でした。

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村上市の玄関口、村上駅です。地方都市の中心的...とはいっても駅ビルなんてありませんが。村上市の人口は今では5.6万人いますが、合併前は3万人しかいなかったので、その都市規模を考えれば、そこまで小さい駅ではないのかなと。

むしろ始発列車や終点に設定されている列車がある部分は新潟都市圏でも重要な拠点なのでは?と考えることも出来そうです。

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ちょうどいい時間(9:11発)に特急いなほ号があったので、これに乗ることにしました。というのを昨日の夜に決めました。

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切符を購入。終点の秋田まで乗ります。

辻堂駅は私の家の最寄り駅なのですが、当然ながら券売機の運賃表には載っている訳がありません。なので、みどりの窓口で購入しました。

村上駅辻堂駅よりもはるか北にあります。しかし、この切符は前途のように特急で秋田まで行くので"秋田経由"になっています。一旦辻堂から離れるように北上してから戻るという変な切符なので、対応して頂いた駅員も

「随分遠回りですけどよろしいですか?」

と一言。

私は"特急いなほ"に乗ると決めていたので迷わず「大丈夫です」と即答。

実はこの切符を買った時点で所持金が3桁になっていました...

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これから乗車する特急「いなほ」の車両がこちら。E653系という車両です。奇しくも、昨日乗るはずだった"らくらくトレイン村上"に使用される車両もこれでした。

因みに、特急の名前である「いなほ」の由来は、漢字にすると"稲穂"です。これは、列車が走る山形県庄内平野日本有数の米どころであり、稲作が盛んであることから命名されているらしいです。

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グリーン車

今回は贅沢をします。前日の事でやけくそになったからですかね...

乗って驚いたのは、前後の座席との間に仕切りがあったので、リクライニングは後ろを気にすることなく倒せました。あとは足元の余裕がすごい。広い!

村上駅から秋田駅までは営業キロにして212.3キロあったので、特急料金は1,980円なのに対してグリーン料金は3,150円。本当に空間をお金で買ってるという感じです。

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昨日飲むはずだったワンカップ日本酒を片手にのんびりとした時間を過ごします。自棄酒に近いものが...

車窓はというと、時々雪が降っていたりして天候が安定せず、海はおおしけで荒れ狂う日本海という状態でした。

 

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ゆったりすること約3時間。秋田駅に到着です。

ホームに降り立って早速、凍てつく寒さが襲いかかってきました。ホーム上も雪で白くなっていて、とても地元では見ることが出来ない光景です。

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乗っていた特急も、雪を浴びていて車体が白くなっている部分もありました。

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その隣の線路には雪をどっさり被った列車達がいました。こちらは奥羽本線の線路で、左が主に普通列車に使用されている701系、右が特急つがる」として運用されているE751系です。

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反対側の隣の線路には、この先の追分駅から分岐して男鹿半島を通る男鹿線に直通するEV-E801系が停車していました。

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(4編成全部収めようとしたら失敗した構図)

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いなほ」と「つがる」のツーショット。

 

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そろそろ改札を出ます。するとびっくり。駅舎がめちゃくちゃ綺麗でした。それはもう県庁所在地の中心駅として立派な佇まいです。

あとは人通りです。「秋田は人が全然歩いてなくてやばい」という噂(誠に失礼な話ですが)を何度か聞いたのですが、実際は全然そんなことありません。30万人都市の中心として、しっかり賑わいを見せていて心配ありませんでした。

早速ですが、秋田駅周辺をぶらつきます。

 

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秋田中央交通バス(秋田駅西口バスターミナルにて)

秋田中央交通も過去には鉄道路線保有していました。ですが、この会社は今まで書いた会社とは異なり、軌道線(路面電車のようなイメージ)を八郎潟駅から五城目まで保有していました。設立時の社名が「五城目軌道」だったこともその証拠です。1969年に全線が廃止され、同社で代替として路線バスを走らせています。因みに、五城目営業所は軌道線の五城目跡地に建っています。五城目バスターミナルです。

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こちらは「秋田オーパ」。あのイオングループのファッションビル「OPA(オーパ)」の店舗のひとつです。秋田にもあるんです、オーパ

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フロアガイドもばっちり回収です。三宮、心斎橋、聖蹟桜ヶ丘、湘南藤沢に続いて5店舗目、回収実績100%維持です。

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次に向かったのは「フォンテAKITA」です。

手前に見える歩行者通路のようなものは"ぽぽろーど"と呼ばれる秋田駅東西自由通路で、アーケードのようになっているので雪が降っていても安心です。

と、言いたいのですが、フォンテの前辺りのエスカレーターで地上に降りた部分で、アーケードの屋根が高すぎるのか開けているのか、降雪に少しでも風が吹くともろに雪を喰らいます。

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因みに、秋田アニメイトはフォンテの地下にあります。

 

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少し先にあるのが「西武秋田店」です。こんなところにも西武百貨店(旧屋号)があるのか!なんて。地方都市から続々と百貨店が撤退していく中でも1984年に開業してから37年間この地で奮闘しています。

秋田って街は凄いんですよ。西武もオーパもある。

加えて、駅ビルは2つもある。

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1つ目は「アルス」。駅ビルというよりは殆どがホテル「ホテルメトロポリタン秋田」で占められてます。

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そしてもうひとつが駅直結の「トピコ」。開業自体は前身の秋田ステーションデパートとして1961年ととても古いですが、1997年に秋田駅の改築工事に伴って現在の形になって再開業、さらに2019年から2020年にかけて改装工事を実施したため、とても綺麗な外装です。

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そのトピコで昼食を食べることに。選んだのは、日本三大うどんのひとつ(諸説あり)に挙げられている「稲庭うどん」。讃岐うどん水沢うどんよりやや細めの麺が特徴です。

八代目佐藤養助 トピコ店」さんで、つけうどん胡麻味噌せいろを頂きました。普段食べている饂飩とは違う食感で、麺が太すぎないというのもあり、ゆっくり味わって食べる事ができました。漬物は秋田名産のいぶりがっこで、やっぱりそこは秋田らしさ全開だなぁと感じました。ご馳走様でした。

「秋田には稲庭うどんがある」という事を完全に忘れている状態で、偶然にも饂飩を食べたい気運が高まりまくっていたところでたまたまふらっと立ち寄ったこのお店ですが...

"八代目"と書いてあるように、創業なんと161年のめちゃくちゃ伝統のあるうどん屋です。すげぇお店に来たな、と。また来よう。いや、絶対行く。次は湯沢本店に。

 

舞い散る雪を全身に食らったり、伝統あるお店で稲庭うどんを食べたりと、武蔵もびっくりの濃すぎる1時間半(推定)を過ごした私は、いよいよこの地に別れを告げます。

ここから乗るのは勿論......

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秋田新幹線こまち」!

車両はE6系です。

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皆さんお気づきでしょうか。この方向幕の"東京"の右下をご覧下さい。見慣れた緑色のマークがあると思います。

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グリーン車です。

人生初の新幹線グリーン車に乗ります。まさか、こまち初乗車がグリーン車になるとは。先程いなほに乗った時に特急グリーン車の感覚が忘れられなくなってしまったのでしょうかね...

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実はこの日、2月24日は東北新幹線が全線で運転再開をした日なんです。2月13日に発生した地震の影響で施設に被害が出ていたため一部区間で運休をしていましたが、この日から当該区間をいつもより減速しながら全線を走れるようになりました。

なので、私が乗車する「こまち32号」は14時14分秋田駅を発車して東京駅には18時04分に到着するのが通常のダイヤなのですが、先述のように速度を落として運転する関係で東京駅到着が1時間遅い19時04分という臨時ダイヤになっています。

あくまでも臨時ダイヤなので、翌3月には元に戻ります。ですので、切符に印字されている"東京(19:04着)"というのはこの期間だけなのでかなり貴重だと思います。

乗車時間が4時間50分(私の中で最も乗車時間が長い)ということもグリーン車をキメる要因になったのでは...と思いました。距離にして600km以上はありますからね...意外と広いんですよ、東北って。

新幹線のグリーン車、驚く程に静かでした。あまりにも気持ちよすぎて気がついたら寝てしまいました。

 

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4時間50分の贅沢な時間を過ごし、東京駅に戻ってきました。

 

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この後は家の最寄り駅である辻堂駅まで戻るために東海道線に乗り換えたのですが、グリーン車乗っちゃいました。

これで村上駅から辻堂駅まで929.7km、乗車時間合計8時間34分、全区間グリーン車に乗車です!

電車に乗るだけで3万円以上飛んでいった

 

こうして、今回は2日間かけてまったりと新潟秋田を巡った訳ですが、肝心の目的を達成していないのでこれで終わる訳にはいきません。新潟へはリベンジをしに行きます。

 

それでは、お疲れ様でした!

by 新宿三丁目

 

今回のフロアガイド回収実績▼

秋田県:1箇所

 

公式サイト▼

秋田オーパ

フォンテAKITA・公式ホームページ

西武秋田店|西武・そごう

秋田駅ビル トピコ&アルス

秋田中央交通 公式サイト