【2022年05月20日】
飯田で迎えた朝───
この日はいつものぼっち旅行に比べて朝の行動開始が遅めなので、多少ゆっくりする余裕がありました。
カーテンを開ければそこには雄大な南アルプスの景色が...広がっていなかった。
まあそういう事もある。でも奥にちょっと見えてるだけでもマシ。
朝食付きプランを予約していたので、いざ朝食へ...とシンプルにホテルを降りた1階にはありません。
私が泊まったシルクホテルは本館とアネックス館の2棟で構成されていて、お互いは道路を挟んで向かい合っています。朝食が食べられるレストランは本館側にあるので、アネックス館に泊まっていた私は一旦道路を渡ってから向かうという形になりました。
本館1階にあるレストラン「フルフル」で朝食。某狩りゲームに出てくるモンスターではない。
シンプルな米飯の朝食。神奈川県民なので焼売をしばきました。
朝食をしばいたあとは、出発の準備をしてホテルをチェックアウト。駅へと向かいました。
駅に向かう途中、昨日ちらっと触れた丘の上結いスクエア(Okanoue Yui Square)。確実に複合施設ですが、ワンチャンないかと思って少しだけ寄り道していきました。
ワンチャンはありませんでした。
丘の上結いスクエアはほぼ駅前の立地なので、振り向けば飯田駅に到着です。駅の外観は信州の名産品であるりんごと飯田の象徴でもある風越山をイメージしたものだそうです。
飯田駅のキヨスクで買った寒天干し柿。折角飯田で宿泊したのだから何も買っていかない訳にはいかず、家へのお土産として購入。
この日も鉄道で移動します。スタートはもちろん飯田駅から。
ここからは特急「伊那路2号」豊橋行きに乗車。車両はJR東海の373系です。1番乗る機会が無さそうな特急にこんな形で乗れるとは思ってもいなかったので正直驚きました。
切符印字派なので指定席に乗車。窓口で切符を買う時に駅員に「自由席でも全然座れますよ」と言われましたが、特急伊那路に乗った記録が欲しかったので指定席にしました。
ただ、飯田駅から指定席に乗ったのは私1人だけでした...
長野なので、飲料はりんごジュースです(みかんじゃないよ)。
信州を代表する大河川、天竜川を車窓に迎えながら順調に南下していきます。
ところが、順調だったのはここまで。飯田駅を発車してから2つ目の特急停車駅である温田駅に到着する手前、電車が急停車。車両点検をするというのでしばらく止まってしまいました。「豊橋駅での乗り換え10分しか無いんだけどなぁ」と思いながら待っていると、原因が判明。
鹿と激突したらしい。
終わった。
動物と激突すると直ぐに運転再開しないのはもう経験済みなので、昨日に続いて今回の旅行2度目の乗車変更になるのかぁと頭を抱える。
スマホポチポチしていると、電車がゆっくりと動き始め、しばらくするとホームの姿が。35分遅れで温田駅に到着。
単線の飯田線で30分も回復運転が出来る訳がないので、この時点で決定しました。
今回の旅行2度目の乗車変更。
乗車変更確定と分かった事で後は終点まで何も気にしなくて良くなったので爆睡部になり、目が覚めたら終点の豊橋駅に到着。結局、豊橋駅には31分遅れで到着。
おいおいまた駅員とラップバトルですか...と思いきや、今回も「動物衝突による遅延」という理由を引っ提げて挑んだらスムーズに乗車変更が出来ました。
ただ、今回も1時間後の列車になってしまったので...
待ち時間で昼飯。という事で、キヨスクで買ったハムカツミックスサンドを食べながらのんびり待つことに。
ホームのベンチでまったりした後、「こだま724号」東京行きに乗車。
当初購入した切符が既に特急券としての効力があったので、「座席指定券」を発券してもらう形に。スタンプや判子を押されたり、変更理由の記載があったりとアナログ的なうるささのある券面になりました。
川勝平太を許すな。
40分ほどで静岡駅に到着。ここで下車します。新幹線でここまで短い乗車時間なのは久しぶりでした。
切符に途中下車印を押してもらい、コインロッカーにリュックサックをぶち.comして静岡市街地の散策へ。
まずは静岡駅の高架下にある商業施設のアスティ静岡(ASTY Shizuoka)へ。こっちはジェイアール東海静岡開発の運営。
フロアガイドは入口前に設置されているという、余裕の回収ぶり。
そのまま流れるように静岡駅の駅ビルであるパルシェ(PARCHE)へ。こっちは静岡ターミナル開発の運営。
残念ながらフロアガイドはありませんでした。
静岡駅からちょっとずつ中心市街地へと移動開始。次に向かったのは松坂屋静岡店(Matsuzakaya Shizuoka)。松坂屋のロゴといえばふつくしい漢字スタイルだったり、Englishなローマ字スタイルですが、静岡店は怪しさ満点のカタカナスタイル。まあ良く言えば"昭和の字体"といった感じ。古くからある店舗はこのカタカナスタイルらしいので問題無いらしい...と思ったけど静岡店よりも古くからある上野店が「漢字&ローマ字スタイル」という洗練された現代スタイルになってしまっていた。
フロアガイドはインフォメーションセンターのをねいチャーンに話しかけたら貰えたので無事に回収出来ましたが...
先月フルチンリニューアルしたばかりなんだ!こっちも持ってけクソガキという感じでアタラシフロアガイドも貰えた。
更に中心街へ歩き、繁華街のひとつである紺屋町に来ました。ここでは静岡パルコ(Shizuoka PARCO)へ。パルコにはフロアガイドは置いてないと分かっていたので、無い事を確認するために入店。
は?あった。
パルコは今まで回収実績がひとつも無かったので、正直ここで回収出来るとは思っていなかった。
静岡市の繁華街を更に進んでいき、次に向かったのは静岡伊勢丹(Shizuoka Isetan)。伊勢丹の店舗ですが、運営は地域子会社の株式会社静岡伊勢丹です。
インフォメーションカウンターのをねいチャーンに無い!って言われたのでフロアガイドはありませんでした。
次に行ったのは...商業施設ではありません。静岡市には、私もお世話になってるあの銀行の本店があります。折角来ているのだから、行かない訳にはいきません。
静岡銀行本店
そうです、私がノリと勢いだけで口座を開設したあの静岡銀行の本店に来ちゃいました。
横浜銀行、千葉銀行と並んで三大地方銀行のひとつに数えられています。写真の建物は1931年に建てられた本館で国の登録有形文化財に指定されています。
これがやりたかった。ソロ曲にDream with Youという楽曲がある上原歩夢と、キャッチコピーがDream with youの静岡銀行との、夢の共演です(この共通点がきっかけで静岡銀行に口座を開設したのは本当の話)。
"聖地巡礼"も出来たことなので、隣にある本部タワーの1階にあるATMで口座に入金してきました。
再び商業施設巡りに戻り、次は札の辻クロス(Fudanotsuji Cross)へ。当初の予定には入っていませんでしたが、前を通りかかった時にちょっと気になったので立ち寄ることに。
フロアガイドはありませんでした。
こうして商業施設巡りに戻りましたが、また一旦お休みへ。というのも、当初予定としては静岡市中心街では"商業施設巡り"と"静岡銀行本店巡礼"だけして移動でしたが、飯田線の特急伊那路の遅延によってその後の東海道新幹線の乗車変更が発生してしまった事で、静岡駅に着いた後の旅程もごっそり変更せざるを得ない状態に。
で、変更後は"静岡市中心街をゆっくり巡る"旅程になりました。
という事で、急遽旅程に追加された駿府城公園へ。1869年までここにあった駿府城の本丸と二の丸の跡地に整備された公園です。
復元された東御門から園内へ。高麗門という形式なのだとか。
このため池のようなのは本丸堀跡。埋め立てられて消失していたものが、発掘調査によって一部がまた姿を表したのだそう。
お堀を泳ぐ鯉がめちゃくちゃ泳いでた。そしてみんな口を水面に出しながらこっちに寄ってきた。どうやら餌を求めていたっぽい。残念、何も持ってないよ。
公園内を散策していると案内看板を発見。そこには"みかん"の文字が...!とても気になるので行ってみることに。
その場所にはまず、徳川家康の像が。駿府城の城主にもなり、征夷大将軍を退いた後も大御所になって駿府政権をするなど、かなり関係の深い人物だったようです。
そしてこれが、あの看板に書いてあったみかん...!
でも柵で囲われているので、どうがんばってChoo Choo TRAINしても完璧には見えない。というかそもそも時期外れなのでただのクソミドリ状態である。
でもこれがみかんだって言うんだから、みかんの女・Aqoursの高海千歌とツーショをキメた(まあ静岡県は、愛媛県や和歌山県に次ぐみかんの産地第三勢力なので...)。
ここが二の丸御門...があった場所。緑色のこんもりとした若干石垣のある部分が基礎だと思われる。なので、ここを左に曲がるとお堀を渡って城の外に出られる感じ。
駿府城公園も確かに城址公園ではありますが、先日探訪した金沢城公園のように観光に特化している感じではなく、都市公園として市民の憩いの場という雰囲気が強いと感じました。
因みに、駿府城公園という名称自体が住所になっていて、所在地は「静岡県静岡市葵区駿府城公園1」です。
駿府城公園を後にし、御幸町方面へと歩いていきました。まずは新静岡セノバ(Shin-Shizuoka CENOVA)へ。静岡鉄道の新静岡駅の駅ビルみたいなもんです。
フロアガイドもばっちり回収出来ました。私の心の拠り所「東急ハンズ 静岡店」はここにあります。
隣の伝馬町に移動し、次に向かったのは静岡東急スクエア(Shizuoka Tokyu Square)。今月2店舗目の東急スクエア探訪です。
前回とは違って、ここにはフロアガイドが置いてありました。
次はそのまま隣にある静岡モディ(Shizuoka MODI)へ。丸井グループの店舗で、営業中のモディ5店舗の中では1番新しい店舗です。
フロアガイドはありませんでした。丸井(OIOI)に置いてないんだからそりゃ無いよなと割り切ることは出来ました。
因みに、静岡モディの向かいには静岡マルイ(Shizuoka MARUI)がありましたが、2021年3月31日に閉店してしまい、現在は抜け殻状態です。
これでひと通り静岡市街地の商業施設を攻め終えて、静岡駅を出発する予定の時刻にもいい感じに近づいていたので、「駿河屋 静岡本店」に寄り道してから静岡駅に戻りました。
静岡駅に降り立って最初に攻めたアスティ静岡に再び行き、静岡市探訪記念にお土産を買っていこうと思い「駿府楽市」へ。
静岡土産に選んだのは茶通。やっぱり静岡といえばお茶もあるので、沼津ではみかんばかり買ってるのでたまにはお茶も...という事で購入。
コインロッカーから荷物を引きずり出して静岡駅のホームへ。ここからは在来線である東海道本線に乗車。
乗るのは普通 熱海行き、車両は313系でした。静岡駅、昔の名残りでホームが長いせいか、6両の普通列車が同じ番線に2編成停車していました(手前が先の発車、後続がすぐ後ろに停車してた)。
混雑の中、吊り革に掴まって揺られること3分。1駅隣の東静岡駅で下車。
こんなところで降りて何するの...といった感じでしょうが、行きたかったのがマークイズ静岡(MARK IS Shizuoka)。三菱地所が手掛けるマークイズシリーズのひとつです。
フロアガイドは入口に無くて焦りましたが、インフォメーションカウンターのをねいチャーンに話しかけたら貰えました。
本当にここでの用事はマークイズ静岡だけなので、次の電車に間に合わせるために気持ち急ぎめで東静岡駅に戻ってきました。
またここから東海道本線の普通 熱海行きに乗るわけですが、学生の帰宅ラッシュに巻き込まれてしまい座れるかどうかも怪しい上に、整列位置が悪く313系+211系の編成だったうちの211系側になってしまうという最悪ぶり。
帰宅ラッシュに地獄のオールロングシートという耐久レース状態ながら、東静岡駅からずっと着席人権を確保出来たのが不幸中の幸い。終点の熱海駅まで約1時間乗り通して下車。
しかしここで旅程事故が(崩壊ではない)。当初の予定では熱海駅を18時11分に発車する電車に乗って帰宅する予定だったのが、電光掲示板を見ると18時40分発が1番上に。時計を見たら到着時刻は18時14分。要するに静岡駅を出る時点で既に乗る電車を勘違いしていたという事です。全部1本前の電車に乗っていれば間に合ったというわけ。
そういうことがあって熱海駅で待ち時間が爆誕してしまったので途中下車をし、ラスカ熱海(LUSCA Atami)へ。熱海駅の駅ビルです。
これが本当に最後の商業施設巡り。フロアガイドもしっかりと回収することが出来ました。
駅に戻ると、丁度良いタイミングで18時40分発の普通 宇都宮行きが到着。ただ、18時30分頃に入線してきたので熱海駅始発なのかと思いきや沼津駅始発だったらしく、熱海駅で10分停車という単線ローカル路線がやりがちなバカ停をやった。
ゆったり帰りたかったので大量に貯まってるJREポイントを使ってグリーン車に乗車。
熱海のニューデイズで買った緑茶ハイを片手に帰路へ。静岡県産って言ってるけどそのSLが書いてある時点であんた川根茶使ってるやろ。
いつもは東京方面(下り)から帰ってきて降りてるけど、今回は逆方向の上りホームで降りて帰宅。
それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
静岡県:7箇所
公式サイト▼