【2025年02月23日】
今回の北海道旅行、昨日のものはひとつの大きな目的ではあるが...もうひとつ大きな目的がある。今度は現役の鉄道路線に関する"葬式案件"である。わざわざ最東端の街まで移動してきたのもその目的があって...

という事で、根室で迎えた朝。周りに高い建物が無いせいか、市街地越しに根室湾まで見渡せて非常に開けたホテルビューだった。

着替えを済ませたら、朝食会場である「レストラン 光和」へ。地方都市の大きめのホテルによくあるホテル併設タイプの食事処。

朝食はこんな感じで。昨日とは違って二日酔いもなく、体調は万全だったのでしっかりめに。美味しかったです。

朝食をしばき終わったら出発の準備を整えてホテルをチェックアウト。しばらくは車で動き回るので、トヨタシェア 根室駅から予約していたレンタカーでご移動開始。

時間の都合で一番の目的地に向かう前に、まずは北海道道35号根室半島線を東へ。道道なのにこの真っ直ぐな道路、やはり北の大地はスケールが違う。

市街地を抜けて徐々に人家も無くなってきて、最果てを感じさせるような景色になってきた。

半島の先端の方は風が吹くのか、風力発電機がたくさん並んで元気に回っていた。中でもこのカニカマ?みたいな色のやつが目に入った。ここは根室歯舞風力発電所で、なんと発電機はこれ1基だけらしい。

さっきまで人家より風車の方が多かったのにいきなり集落が現れた。珸瑤瑁(ごようまい)...読めるかっつーの。

そのまま道道をずっと走ってやってきたのは望郷の岬公園。公園の名称がそうだからこう書いてるけど、要するに"最東端"に来た。

このアーチ状の巨大モニュメントは四島のかけ橋という名前らしい。ここでいう"四島"というのは歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島...俗に言う北方領土の事。

「ひたむきに 生きれば 道はひらける」。北方領土返還運動に人生をかけた故末次一郎氏の石碑。

左は「山三山氷海をぬきてなほしろし ひとつの島の山とこそきけ」、歌人・橋本徳壽の句碑。
右は「一億の 切なる願ひ 島帰れ この間近なる 岬に叫ぶ」、坂田文子氏の歌碑。
こんなにたくさん碑があって、やっぱり北方領土って大きな問題なんだなぁと感じさせられる。

これはきぼうの鐘。私もせっかくなので鳴らしてきたら意外と音がでかくてひっくり返った。

この日は微妙な天気でほぼ見えないけど、晴れていればこれらの島々がここから見えるんだろうな。

根室市指定文化財(史跡)の寛政の蜂起和人殉職墓碑。和人がアイヌ人に殺害されたのを供養する為に建てられたものだが、そもそもの原因は和人がアイヌ人に対して迫害を続けてきた結果のものなので仕方ない部分はある...?

さて...さっきからずっと散策を続けているが、ここが日本の"本土"最東端の納沙布岬である。犬吠埼よりもこっちの方が日の出は早いからね...?

もう少し突き出た場所に"返せ北方領土 納沙布岬"の碑があったので...

花帆...徒町...本土最東端の納沙布岬だよ...この先も日本だからね...

「返せ 全千島 樺太 北の防人」。うん、まあ...気持ちは分からんでもないが...と思ったら"千島列島全て"と"樺太"を返還しろ、という事か。地名の間の空白が見づらくて樺太も全土とかいう超過激派に見えてしまって顔無い。

祈願 北方領土奪還の碑。...で、なぜ石碑の周りにはカエルがおるんじゃ?あ!もしかして..."帰る"とかけて「早く日本に返還されるように」という願いを込めたのか...?

その先にある納沙布岬灯台に行ってみたら、絶賛改修工事中で近づけず、おしまい。

半島の先っちょって事でクソみたいに風が吹いてて昨晩の根室市街地より死にそうだったので避難するように土産が売っているという請望苑へ。

家へのお土産として昆布もちを購入。納沙布岬まで行ったのだから、証拠になりそうなのをと思って。

本当はもっとじっくり散策したいところだが、この後の予定が決まっていたのと、シンプルに寒すぎて死んだので離脱。道道35号を今度は市街地方面へ。

その道中、行きの時に目を付けてたセイコーマート うちやま歯舞店に立ち寄り。

寄った理由は、そう...ここが日本最東端のコンビニ店舗だからである。

折角なので"最東端"に来た証拠に何か買っていこうと思い、ミルクコーヒーを購入。

今更ながら、セイコーマートのポイントカード「Pecoma」を作った。でもこれで"最東端の店で発行した"というちょっとしたネタに出来るので...(?)

買い物を終えて、再び道道35号を市街地方面へ。こう見ると根室半島って平坦だよなぁ。


根室の市街地に戻ってきたなぁとか思ってたら視界に支線塔が飛び込んできてテンション上がった。北海道放送(HBC)の根室ラジオ中継局らしい。

市街地の中を走って、やってきたのは東根室駅。この日の一番の目的地であり、今回の北海道旅行のもうひとつの大きな目的である。"日本最東端の駅"だが、2025年3月15日のダイヤ改正で廃止になってしまうので、"葬式"をしにきたという訳。

なんかね...こう、折角"日本最東端"の肩書きを持ってるんだから、もっと全面に押し出して売り込んでいけばいいのに、と思う。ビジネス感は確かに無いよね。

花帆...徒町...東根室駅だよ...日本最東端の駅だからちゃんと見ておきなさい。


花咲線の愛称があるこの区間、1日5.5往復しか列車が無い上に1.5往復が快速というダイヤ。これがローカル線の実態だよなぁと。本当は列車で来ようと思ったけど本数がこれなので車で来た...という訳にもなる。

仮乗降場として開業した経緯なのか、1面1線で木板を並べたホームに柵だけで駅舎は無いという簡素な構造。


駅構内を散策していたら、タイミングよく釧路方面の快速はなさき号が入線してきた。


そのまま発車していくところまでお見送りをした。

東根室駅の最後の勇姿(?)を見届けてきた後は、再び車を走らせてご移動。

「響き合う 日ロの世論が 還す四島」。これは大正町通(道道35号)の入口に建てられてた標語(?)。6車線の根室で一番広いであろう道路にあるというのがまた何とも。

この日の目的は達成されたが、個人的な理由で行きたかった場所であるイオン 根室店(AEON Nemuro Store)へ。これまでの釧路昭和を大幅に更新する最東端の"実家"...というかこれ以東で"実家"が無い。

実家での買い物を終えて、ちょうど昼時だったので昼飯を食っていこうとなり、やってきたのは「喫茶どりあん」。といっても場所は根室ポスフールのほぼ向かいという神立地。

選ばれたのはエスカロップ。根室に来たからにはご当地グルメをというのでこれに。元祖の味を受け継いでいると言われる店でたべられたのは大きい。とても美味しかったです。

昼飯の後はレンタカーを元の場所に返却してから、根室駅前にある根室市観光インフォメーションセンターへ。

入って割と直ぐの場所に東根室駅の記念グッズがいっぱい並んでる。



さらに、最東端駅 東根室 到着証明書なるものがあったので、本当にさっき行ってきたばかりなのでアンケート記入して貰ってきた。

ぼちぼち列車の発車時刻が近づいてきたので根室駅へ。

なんと...!根室駅の自動券売機が2月27日で販売終了という事を昨日知ってしまったので...

"葬式"も兼ねて自動券売機で切符類を購入。根室駅の入場券と根室駅からの200円区間の乗車券。後者に関しては東根室駅までの事だが、東根室駅が廃止になると200円で行ける駅が無くなるので存在している今のうちに買っておいた。

もちろん、これから乗る区間の乗車券も購入。なぜ、発駅はローマ字表記があるのに肝心の着駅には表記が無いのか。下にちょっと余白あるんだからそこに印字しても良くないですかね...?

みどりの窓口で東根室駅までの往復乗車券も記念に購入。ゆくゆくは往復乗車券も無くなってしまうので、そういう意味でも。

花咲線と特急おおぞら号の時刻表。"東根室"の表記があるのでこれも記念に持ち帰りへ。

乗車券も買ったことだし、乗車の待機列へ...と思ったらだいぶ並んでて横転。これ...座れる?(帰りもロングシートはちょっとアレなので...)。

しばらく待っていたら改札が始まったので、ここからは根室本線(花咲線)の普通 釧路行きに乗車。車両は行きと同じキハ54形だった。根室駅に来るまでの間で鹿と激突してしまったらしく、この列車は14分遅れで発車した。

チキチキ座席レースの結果...転換クロスシートの確保に成功...!

さっき訪れた東根室駅に停車。車窓がまさかの駅名標の目の前というベストポジション。

無事に転換クロスシートに着席人権を得られたので、根室ポスフールで買ったサッポロクラシックを開封へ。

フラワ〜!居酒屋花咲線始まったよ。

納沙布岬の土産物店で買ったおやつ昆布。おつまみにもいいらしいのでそうすることに。

しかも販売元が株式会社くぼたという会社。i☆Risのオタクなので...久保田未夢さん(一緒にいるオタクが推しというのもある)。


昆布...昆布盛だよ...
昆布盛...昆布だよ...

デッカい風力発電機が1基。あいつは誰が持っているんだという話になったので調べてみたらCEFという会社のものだった。

ビールだったら昆布よりもこっちの方が合うだろうと思ったので、帯広駅の北海道四季彩館で買った鮭皮チップスをここで開封。

落石(おちいし)駅って...よく見たら「らくせき」だよな、ということに気づいてしまって終わり。

昨日は真っ暗で何も見えなかったけど、めっちゃ海が見えてた。

昨日とは違ってこの列車は別当賀駅に停車した、というのを撮りたかったのにホームが反対側で何も分からない。

居酒屋花咲線、2本目は同じく根室ポスフールで買った根室の𝐉𝐚𝐩𝐚𝐧𝐞𝐬𝐞 𝐒𝐀𝐊𝐄「北の勝」に。日本酒なら昆布の方が合うだろうと思って試してみたら予想通り。この根室コンビ、強すぎる。

浜中駅。確か作者が浜中町出身だかなんかでルパンのパネルが置いてあった。

茶内駅のすぐそばにも野生動物の足跡があって北の大地を感じる。




昨日と同じく、昼間でも野生動物との闘いが。やっぱり使いすぎというレベルで汽笛を鳴らしまくる。車窓には幾度となく線路上にいたであろう鹿の姿が。

昨日は流氷と勘違いしたベカベカウシリバー(別寒辺牛川)の河口、改めて見てみて...河口だわこれ。

昼間の厚岸湖に大接近。改めて見ると結構広いなぁ...

居酒屋花咲線、〆の1杯はこれまた根室ポスフールで買ったサッポロビールの「サッポロサワー 氷彩(プレーン)」で。

こっちは厚岸湾。遠くに陸地が両方から入り込んでて"湾"って感じがしてる。

永遠に雪が広がってて極寒スマイル。

机が無いせいで、飲み終わった空き缶・瓶を足元のちょっとだけある段差部分に置いていたら酒カスの構図になった。

ゆったりしながら2時間半ほど乗って終点の釧路駅で下車。野生動物との闘いのせいか、21分遅れに膨らんでいた。

それでも乗り換えるバスまで時間があったので、お土産を覗きに北海道四季彩館 釧路店へ。3年ぶりに来た。

覗くだけのはずだったのに、すごい欲しくなってしまって家へのお土産に追加してほがじゃ3種のアソート(ほたて、えび、こんぶ)を購入。

待合所で少し待ったのち、釧路駅前バスターミナルから阿寒バス 釧路空港連絡バス 釧路空港行きに乗車。

うおおおおザ・ビッグ 川北店!!!!

...って写真を撮ったきり疲れで爆睡部になってしまい、目が覚めたら終点の釧路空港バス停に到着していた。

という事で、目の前にある釧路空港へ。まさかもう一度利用する機会が訪れるとは思わなかったんだ。

釧路の気温は−0.1℃らしい。昨日よりは防寒してないのでそれなりに寒かった。

早めに着いてしまったので、ここでもお土産を覗きにたんばやへ。


会社へのお土産だけ買う予定だったのに、やっぱり気になっちゃってほがじゃの山わさび味を家への土産に追加へ。会社への土産は丹頂鶴の詩(ナッツクッキー&ホワイトチョコ)を購入。

搭乗予定の飛行機の門限までまだ時間があるという事で、3階にある釧路空港唯一の飲食店「北斗」へ。

東根室駅葬式お疲れ様でした?の乾杯。

という事で、なんとまさかのおつまみセット(水晶鶴、きんぴらごぼう、枝豆)なるものがあったので、お酒はサッポロクラシックで。あとは釧路ザンギを追加して旅行の〆に優勝へ。

ちょうどいい時間になったので保安検査場に向かい、難なく検問突破。

程なくして機内へのご案内が始まったので、ここからはAIRDO ADO74便 東京(羽田)行きに搭乗。いよいよ北海道とお別れの時...
ありがとう、北海道!また来ます。

搭乗完了までに時間がかかったのか、予定より10分遅れだったが無事に離陸出来たので...始めましょうか、"空からGoogleマップを見てみよう"。

遠くに数時間前までいた釧路の市街地が目立つ。

一瞬石油コンビナートに見えたけど、多分あれは西庶路の市街地。

さっきよりはっきりと釧路の市街地が見えた。こう見ると10万都市の感じがすごいする。

そんな事を言っていたら完全に真っ暗になって何も見えなくなっちゃった...

窓の外が何も見えないのに加えて疲労で爆睡部になっていたら無銭飲料配布のお時間になっていたらしいので、今回もほたてスープで。やっぱりAIRDOはこれだよね。

温まった安心感か再び爆睡部になってしまい、目が覚めた時には窓の外がさっきの数億倍光害になっていた。

そのまま機体は降下を続けて、そのまま東京国際空港に着陸。
関東に帰ってきてしまった...

けつあな系列なので第2ターミナルの端の方に放出されてしまい、動く歩道で民族大移動。

一緒に旅行したオタクはリムジンバスに乗って帰るとの事だったのでここで解散し、私は羽田空港第1・第2ターミナル駅から京急空港線の急行 逗子・葉山行きに乗車。

乗車時間的に大丈夫だったので、ガールズバンドクライの第3話「ズッコケ問答」を視聴。
いよいよバンドデビューか...ってその名前は何なんだ。これが新川崎駅が激アツ(?)になってた理由...なのか?それにしても歌ってる時の仁菜、いい顔している。

ガルクラを観終わったタイミングで横浜駅に到着したので横須賀線(湘南新宿ライン)の快速 小田原行きに乗り換え。

荷物が多いのでグリーン車に乗った。お前そうじゃなくても乗ってるだろ。というツッコミはやめれ。

ゆったりと25分ほど乗って、家の最寄りである辻堂駅で下車。そのままバスに乗り換えて帰宅しました。

それでは、お疲れ様でした!
by 新宿三丁目