【2020年11月27日-29日】
いつもの友達から「岡山に行かんか?」と誘われ、関東から逃亡したかった私はノリノリで快諾。
旅行の趣旨としては、温泉むすめという地域活性化プロジェクトの中に、"美作三湯"と呼ばれる温泉地「湯原温泉」「湯郷温泉」「奥津温泉」をモチーフにしたキャラクター(それぞれ後述)の数量限定グッズが販売されているので、それぞれ買っていこうじゃないかというものです。
その旅行の(私の)起点である横浜駅へ。普段であれば、関西方面へ向かうにはここから改札を出て東口(または西口)のバスターミナルに向かいます。
ですが、今回は一度改札(定期券)を出て、再び入場(切符)します。
Q.何に乗るんですか。
A.サンライズエクスプレスです。
そうです、あのサンライズ瀬戸・出雲です。小さい頃から見ていて、いつか乗ってみたいと思っていたので遂に乗れるということでめちゃくちゃ楽しみです。
いよいよ乗車です。これに乗っていれば目が覚めた時に関西に行ってると思うとなんだか不思議な感じがします。
そもそもどうして夜行バスじゃなくて運賃が高いサンライズエクスプレスを選んだのか。それは、友達が6時30分過ぎに岡山駅に着くというので集合時間がそれくらいだったからです。私も夜行バスを調べたのですが良い時間に着くバスが無く、サンライズが6時27分に岡山駅に着くというので選ばれました。
翌日───
電車は23分遅れの6時50分に岡山駅に到着しました。
友達に列車番号を撮っておくといいよと言われたので、切り離される前に瀬戸と出雲の列車番号を記念に撮りました。
美味しそうだけど生だと食あたりしそうなこの表記は、その列車の編成の所属を表していて、上記の場合だと「東海旅客鉄道(JR東海)の大垣車両区に所属している」という意味です。
と、鉄道に詳しい友達が言ってたような気がします。
※後で調べたところ、"海"は「東海鉄道事業本部」を意味しているそうです。
一応、切り離しまでお見送りました。
隣のホームにはJR四国の土讃線方面に向かう特急南風がいました。
そんなわけでやっと岡山駅の駅舎外へ。3ヶ月前にも訪れてはいるのですが、あの時は弾丸巡りだった上にそもそも地下街へ行ってしまったので駅舎をろくに見ずに離脱していました。
友達が借りているというレンタカー屋に向かうため、岡山電気軌道に乗車しました。
路面電車の割に意外と速度を出すんだなという驚きがありました。見た感じ線路がまあまあガタガタだったので結構揺れました。
あと、私が路面電車に乗らなさすぎて知らないだけなのでしょうが、乗降客がいないと通過するということを知りました。電車というよりかはバスに近い感じかなと。
西大寺町停留場で下車です。
ここからは、レンタカーでの岡山巡りです。
道中、なにやら施設を発見したので立ち寄る事に。というのも、岡山駅で下車してからレンタカーを借りるまで時間があったのに駅前ロータリーに乗り入れる両備バスやら駅前の景観を撮っていたら、朝食を取る時間が無くなってしまったからです。
写真は道の駅かもがわ円城という道の駅です。ですが、ここには持ち帰り用、しかも家庭で調理に使うタイプの容器だったりしたので、美味しそうなものは沢山ありましたがやむなく離脱し、先を進む事に。
真庭市の市街地の端っこに差し掛かった頃、信号の向こうにふと商業施設らしき建物が見えたので立ち寄る事に。
「落合ショッピングセンター サンプラザ(Sun Plaza)」です。
サンプラザ(岡山のすがた)。
商業施設なので、フロアガイドを回収しに行きます。すると店員が一言
「フロアガイドは置いてないですね〜」
5日前の錦糸町3タテ事件から通算4連敗。まあ雰囲気からして結構昔ながらの地元密着って感じがしていたので無いよなぁとは思ってました。先へ進みます。
続いての対戦相手は、ゆめタウン久世です。
ゆめタウンに関しては、過去に実績があったので問題無くフロアガイドを回収出来ると思っていました。
しかし、そんなに現実は甘くありませんでした。
入口のキャビネットに刺さってない。というかチラシがぶっ刺さってるキャビネットがそもそも無い。そこへ友達が「ここ平屋だしわざわざフロアガイド作る必要無くね?」と追い討ち。そしてとどめは、サービスカウンターでの「フロアガイド?無いですね」。
はい、この日も連敗スタート。通算5連敗。ゆめタウンはあると信じてたのに......生活圏から逃亡してリフレッシュするはずがこんなに気分だだ下がりでいいのか?と思いながら、先へ進みます。
初めて見る街並みを眺め倒していると、なんと「エディオンと15の専門店」というクソデカ広告を見かけます。この"〇〇(核店舗)と××の専門店"というのはショッピングモールの典型的な謳い文句です。勿論釣られます。
そこにあったのはロマンチックタウン アルティでした。正直ここは事前情報として入っていなかったので偶然にも発見出来ました。
初見はおいおいって感じでした。だって東京都中野区に本社を置く某デパートもどきと同名だったから。こちらのマルイは岡山県津山市に本社があるスーパーマーケットだそうです。
正直な事を言いますね。ここに期待は全くしていませんでした。フォルテ行徳を思い出したからです。"モール名よりも核店舗をでかでかと掲示している場合はフロアガイドは無い"というのが経験則でした。
案の定、ありませんでした。余計な事をしてこの日3連敗です。先へ進みます。
途中、ばかでかい標識を見つけました。確かに岡山の交通マナーは全国屈指の酷さという噂は聞いていますが、ここまで主張させるものなのか......
久世あたりからずっと真庭市内を走っていましたが、ここ湯原も真庭市です。流石は県内一の面積を誇る市ですね。
小雨が降る中、湯原温泉ミュージアムに向かいました。寒かったです。
こちらが、湯原温泉の温泉むすめである湯原砂和さんです。
少し上流部に向かうと、現れたのは湯原ダムです。湯原温泉には、このダムを見ながら入れる露天風呂があると聞いていたので、そこに入りたくて来ました。
この「砂湯」がまさにそれです。標高が高いことに加えて天気が良くなかったのでとても寒かったですが、やっぱり温泉に浸かると温まります。
ダムの麓にある露天風呂というのもなかなか珍しいですね。
入浴後は、その目の前に聳えていた湯原ダムへと向かいました。県内有数の大きさという事で、とても迫力がありました。
ダムに行ったらこれ!ということでダムカードを手に入れたのですが、何と資料まで頂くことが出来ました。管理事務所の方、ありがとうございます。
これで、まずは湯原温泉を制覇したので次の温泉地へと向かいます。
その際、岡山県道445号下和奥津川西線を通ったのですが、まあここが俗に言う険道でした。ただ、友達のハンドルさばきが良く、予定時間よりかなり早く抜けることが出来ました。
道の駅奥津温泉に到着しました。
こちらが奥津温泉の温泉むすめ、奥津かがみさんです。
隣のブースには、様々なファンの方から寄贈されたグッズが展示されていました。
もちろん、缶バッジも入手しました。
先述の通り、朝の時間にめしを食べ損ねた事により、この日まだ食事をしていません。そろそろ飯をということで、道の駅の施設内にあったバイキング形式の食事処「温泉亭」さんで昼食をとりました。
揚げたての唐揚げがとても美味しかったです。普段はほぼ麺類(特に饂飩)しか食わない私にとって、バイキング形式は色々な食材を味わえるので少しはバランス良く栄養を取れたのでは?と思い込んでます。
岡山の高原の麓で美味しい飯を食べる事が出来て満足し、奥津温泉を制覇したのでここからは南下します。
津山市の市街地まで来た時、友達が寄りたい場所があるとリクエストがあったので寄ることに。
津山まなびの鉄道館です。津山駅に隣接した場所にあり、かつては機関車庫として使用されていた施設をリニューアルして開業した鉄道博物館です。
施設内にはノスタルジー号という何やら珍しい車両も置かれていました。
車はそのまま美作市内に入り、美作三湯のこの日最後、湯郷温泉に到着しました(何故か温泉地の写真が無かった)。
こちらが湯郷温泉の温泉むすめ、湯郷未彩さんです。
ここでは、数量限定の缶バッジの他に温泉街で合計1,000円以上(合算ok)のレシートを見せるとポストカードが貰えるキャンペーンもやっていたので参加することに。しかし、缶バッジだけでは到達しなかったので温泉に入ることに。
何だかんだでこの日初めてやった、湯上りサイダー...ではなくミルクコーヒー。頂きます。
入浴したのは「湯郷鷺温泉」さんだったのですが、こういった施設では普段はレシートや領収書といったものは出てこないので、先述のポストカードを入手するために、結構しっかりした手書きの領収書を発行してもらいました。
ポストカード、無事に手に入りました。
こうして湯郷温泉も制覇し、美作三湯をコンプリートした訳ですが、レンタカーの返却時間まではまだ時間がありました。
そこで、ある事を達成するために再び津山市方面へと向かいました。
ここで何がしたかったというと...
これです。「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の私の担当に大崎甘奈さんがいまして、苗字が大崎で駅名にも大崎が含まれているということです。
友達が大崎甜花さんの担当だったので、大崎姉妹でも撮りました。
電車が来る気配も無かったので離脱しました。またやってしまいましたね、鉄道ネタを。
津山市、この街に私はあの商業施設がある事を知っていました。本日4連敗、錦糸町3タテ事件から7連敗を阻止すべく、"そこ"に向かいました。
イオンモール津山
そうです。過去の実績100%のイオンモール、いやイオングループならフロアガイドが無いはずが無いと。
そんな絶対的な自信を持って入店しました。
や゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
やっぱりイオングループなんだよなぁ
このフロアガイドを優勝杯のように掲げて完全に優勝した気分でした。いや、優勝。
やっぱり他の商業施設に無くても絶対にイオングループの店舗にはあるので、最後に勝つのはイオングループなんですよ。本当に。フロアガイド回収という点でかなりボコボコにされた私の荒んだ気分を一瞬で救ってくれた神様です。
あまりにも嬉しすぎて買ってしまいました。またラブライブにはまりましたね。まさかこうなるとは。
このあとは高速道路をかっ飛ばしながら岡山市内まで戻りました。
レンタカーを返却してから、岡山を出発するまでまだ時間があったので、少し歩いて散策をすることに。
ここは表町商店街です。とても綺麗なアーケードだったのでつい写真を撮りました。岡山市の中心的繁華街で昼間は人通りが多いのですが、この時間はかなり静かでした。
厳密には写真の商店街は「西大寺町商店街」で、表町商店街というのはこの一帯にある複数の商店街をまとめて指したものらしく、古くは江戸時代から発展していたそうです。
その繁華街に位置するこちら、本来フロアガイドを回収する予定だった天満屋岡山本店です。中国地方の地場百貨店天満屋(てんまや)の本店で、その佇まいは大都市の大手百貨店と遜色ないほどです。しかし閉店時間を過ぎてしまい回収出来ず。お前と対戦したかった......
こちらも同じく対戦出来なかったクレド岡山です(画角ミスってロゴ収まってないのは見逃して)。
商業施設もほぼ閉店時間を過ぎていたので、ひとまず岡山駅まで戻ることに。
岡山電気軌道清輝橋線の郵便局前停留場から乗ります。本当はバスの予定だったんですけど乗車タイミングが尽く合わず7本くらいジャーしてしまいました。
そして来た車両がこれ。なんていうか、眩しいというかうるさい。色々な意味で。走るイルミネーション。これだけ光ってたら多分JR九州もびっくりですよ。
ビックカメラの企業公式擬人化「ビッカメ娘」のひとり、岡山たんです。
岡山といえば桃太郎ということで、髪の色が桃色だったりと、各店舗のキャラクターに各地の地元の特産品や地域の特徴を盛り込んでいます。
その桃太郎の像が岡山駅前にあります。イルミネーションが施してありますが、今年は管理している担当者のノリで桃太郎の頭上にミラーボールが追加されているとの事だったので見に行きました。この感じが絶妙なクソダサイルミネーションになっていて割と好きです。
そして、いよいよ岡山離脱の時間がやってきました。そして帰りの手段はこちら
サンライズエクスプレス
帰りもサンライズ瀬戸・出雲になりました。でも今回は友達も一緒に乗ります。
ありがとう岡山!また来ます。
.........
ん?
定刻の22時34分を過ぎましたが発車しません。
なんと、連結が上手くいってないという事でやり直しだそうです。
JR西日本が定めている連結完了の合図が出ないというので何度か切り離しては連結をやっていました。
なんと、偶然にも全く別の旅程で別の場所を旅行していた知り合いのオタクと遭遇しました。
そして、知り合い曰く「もし連結が上手くいかなかった場合は最悪列車を丸ごと入れ替えるかも」との事で、その場合は1時間以上かかるらしいです。
丸ごと入れ替えるというのは、サンライズエクスプレスは瀬戸・出雲で各7両ずつの編成なのですが、この7両ずつの前後を入れ替えるということです。
結果的に列車入れ替えは免れましたが、岡山駅を約30分遅れで発車しました。
電車は順調に走り、このまま東京駅までいけると思ったのですが岡山→東京という長距離。何も起きないわけがありません。兵庫県内に入ってからまもなく、突然の急停車。
どうやら鹿と衝突したようです。上郡〜有年(うね)間で発生しました。
外の景色はこんな感じ。日付が変わろうとしてたのと市街地ではない場所だったので真っ暗でした。
加えて停電まで発生。どうやらエアセクションで停車したらしく、電気の周波帯が切り替わる区間だったのでそうなったようです。
実は私、翌日(29日)は昼過ぎから予定が入っており、帰宅時間等々を考慮すると許される遅延は3時間までという若干のチキチキレース開幕となっていました。
幸いにもそれほど時間は掛からずに運転再開し、姫路駅には約1時間遅れで到着しました。
最終的に、東京駅には8時26分に到着し、定刻より78分(1時間18分)遅れでした。私が寝ている間には特に何も発生しなかったようです。
この後の予定にも無事に間に合い、良い形で終わることが出来ました。
寝台特急にずっと乗ってみたいと思いながらも所謂ブルートレインと呼ばれる列車たちが次々に引退し、最後の定期列車となったこの列車に乗れて良かったです。
とはいえ、寝台料金がかからない雑魚寝タイプの車両だったので、まだこの列車の本領には辿り着いてません。なので、また機会があったら乗りたいです。
今回はしっかり岡山も観光出来たと思います。ですが、フロアガイド回収という部分ではまだ未踏の施設があるのでいずれまた来ることにはなるでしょう。岡山後楽園も行ってみたいですね。
それでは、お疲れ様でした!
by新宿三丁目
今回のフロアガイド回収実績▼
岡山県:1箇所
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